拝啓 404 増田 Not Found 達
なんというか、私自身はてなサービスの、Anonymous ダイヤリー(略してマスダ、さらに増田と呼ばれるようになった)なんて使った事はないのですが、今回の記事を見て、あぁ、私増田だと思った次第であります。
それがこの記事。
ひげをうまく剃れてない増田達へ…
ふとこれを見て感じたことがあり、なんとなく書いておきたくなりました。
あまりに素敵過ぎるタイトルに感動
『増田達』という言葉そのものが新語ではないか。
そもそもAnonymousダイヤリー(あのにますだいやりー)達という表現がおかしいことくらいわかるけど、今ではそこに書き込む人を増田と呼んでもみなわかる。
特にこの記事を見た次の日に、早速T字の髭剃りを試してしまった時点で『増田達へ・・・』の増田入り決定だ。
この増田達。
今まで嫌というほどいろんな増田記事を見てきたけど、達がつくと、2chでいう『おまえら』と同じような意味合いに感じた。
はてなブックマークサービスを利用する人が増田達と呼ばれてもおかしくないとさえ感じる。
実際に増田記事というのは、実に面白いものが豊富だ。
名前を隠して投稿するというブログは、はてなの文化の一つが現れている。
ビリーズブートキャンプ -ある帰還兵の手紙-
ぼくが大企業のえらいおじさんたちからおしえてもらったこと。知ってるか? 戦闘の後、無抵抗な全身の筋肉を傷めつけた俺たちは、全員で輪になって「ビクトリー!」なんて叫ぶんだぜ。狂ってると思うだろ? 俺だってそう思ったさ。でも、それが「生きて明日を迎えられる」って確認する唯一の手段だったんだ。
(中略)確かに、俺は変わった。ビリーズブートキャンプによって。しかし、毎食俺を苦しめるメタボリックな誘惑と、あの地獄の7日間との折り合いを付けるには、もう少し時間がかかりそうだ。
母さんによろしく伝えてくれ。
あなたは悪口を言われている若いうちの経験や体験は人脈よりも大切であること。
人脈は社内につくるものではないということ。
かなり多くの人が人の悪口を言っているのは知っていると思う。しかし、あなたも当然言われている、ということには気づいていない人も多い。
東大卒がプログラマになんてならない理由
東大を卒業した人がプログラマにならない理由は2つある。
理由1: プログラミングなんてつまらない
理由2: プログラミングは儲からない
どれも増田であるのがもったいない気がするエントリー。
でも、増田でなければ表現できない人も数多く存在するだろう。
また、増田だからこそブクマされ目立ったけど、一般の人が普通にブログに書いたって、ここまで人の目には届かないだろう。
それでも、記事ににじみ出る正直さ、本音、たてまえの無さというのは、非常にこのAnonymousダイヤリーを盛り上げている要素の一つだというのも事実。
あることに気がつく
ふと、思い出した。
そんな記事を惜しみなく出している人がいる。
そう。
404 Blog Not Foundの小飼弾さんだ。
以前増田記事で、DanKogaiが嫌いな理由というエントリーがあったけど、なぜか数日で消えてしまっていた。
嫌っている人がいるというのはそこでわかったけど、逆に好きな人も半端じゃないだろう。
私も小飼さんの味のあるブログ記事が好きな人間の一人。
好き嫌いがあるくらい、人間性が表に出ているブログというのは少ないと思うからです。
本当にそのブログが嫌いならはてなブックマークされるわけも無く、好きな人ばかりなら先ほど書いた『きらい』というエントリーは生まれない。
紛れも無く好き嫌いがはっきり存在するブログの一つ。
これは実に増田と似ていると感じてしまった。
増田記事は好きなことを書いて、猛烈に反撃されることもあれば、絶賛されることもある。
つまり、増田達というのは好き嫌いがある一つの固体であるという事になる。
これこそ404 増田 Not Found 達と呼べるくらいの価値があると思う。
そう考えたとき、ようやく理解した。
自分は増田が好きなんだと。
そして、ブログというネット上の文章だからこそ、人間性をブログに表現する小飼さんのブログがすきなんだと。
先日のネタフルさんのやり取りもそうですが、人間性のあるブログに興味を引かれるのは、多分みな同じ。
そして、それは生理的に受け付けないという人だって現れるのも、人間性がブログに現れているからではないだろうか。
私のブログを嫌っている人だってたくさんいるのは知っています。
確かにたてまえというのは必要だけど、たまには自分が思ったことを、率直に表現してみるのも、一つの楽しみだと思います。
是非、ブログでそんな本音を打ち明かしてほしいと思う。
また、自分のブログでどうしても表現しにくかったら、ぜひとも増田の一員になって、そのたまったものを吐き出してほしいと思う。
>> はてな Anonymousダイヤリー
最後に・・・
小飼さんのタイトルを少しだけパクりました。
不快に思われてしまったら謝ります。