BBB(S)4…ゼルマンさまにも見せてあげたい
フライングで入手したのに、余りにもつまらないんで途中で放置してた「BLACK BLOOD BROTHERS (S)4」をようやく読み終わった(評価 : ★★)。ネタバレあり。
BLACK BLOOD BROTHERS S 4―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集 (4) (富士見ファンタジア文庫 96-12)
BBBの短編集はこれまでもパッとしなかったが、やはり、この作者に短編は向いてねぇな。どうも、同人誌のノリというか、自己満足的(独りよがり)なふざけた展開で、読んでるこっちがシラけちまうんだな。言っとくが、別に、今回はゼルマンさまが出てないから、採点が辛いわけじゃないっスよ(汗)。でも、そう言えば、ゼルマンさまが出ていた「BLACK BLOOD BROTHERS〈S3〉ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集」の評価は★★★だったような。。。
ゼルマンさまが行方不明な分、サユカが頑張ってくれました。ウェイトレス姿のメガネっ娘、サユカのイラスト(P.161)は一見の価値あり。ビバ、ツンデレ!
今回の本篇とも言える「クイーンM」の話はつまんなかったが、書き下ろしの番外編「黒き森の奥で」の方はなかなか面白かった。その後、「九龍の血統」にくだることになったカーサの心情の一端がうかがえるお話。自分のような年寄りにとっては、第二次大戦当時の世界情勢の話は余計だったが(若い読者には必要なのかもね)。
それにしても、「始祖」製造装置(?)なんてもんがあったとは。。。一体、どういう経緯で始祖が誕生するのか不思議だったが、少なくとも、アメリカと九龍の始祖さまはこの方法で誕生したっぽい。あと、どこにでも出てくるよな、ザザは。
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