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プロというもの…

現在博多座で公演されている 『ジェーン・エア』
先日観に行ってきました

周りのお友達からは聞いていたけど、演出の素晴らしさ
ジョン・ケアード氏演出は『レ・ミゼラブル』に続いて二作目の体験でしたが
本当に良かった~

主演の松たか子さんの、圧倒的な存在感と歌唱力
少し前の 松本幸四郎との親子共演『ラ・マンチャの男』の時よりも格段に素晴らしく
圧巻ともいうべきでしたよ~
私はジェーン・エアの子供のころを演じた子役の子の演技に引き込まれ、冒頭から号泣
最後まで涙に暮れながら鑑賞いたしました

今回は席も二列目でかなり臨場感も伝わってきて
役者さんの息遣いやちょっとしたアドリブまで思わず目に入ってしまったのですが…(笑)
終演後のカーテンコールでも120度くらい腰を曲げて挨拶をする松たか子さんは
劇中、舞台の端でささっと衣装をチェンジするような小さな場面においても
その手伝いをしてくださる役者さんに わざわざ一回一回頭を下げながら小さくお礼を言っていた姿がかなり印象的で
座長でありながら…あるからこその謙虚さ
感心しながらみておりました

三か月ほど前の話になりますが
私がかつて勤めていた会社の名誉会長が99歳の大往生でご逝去されました
在籍時代は、相談役として
私のようなものにとっては、まさしく雲の上の存在 一般社員が近づくこともないような御方でしたが
たった一度だけでしたが、式典時の御世話役として一日お世話をさせていただく機会に恵まれました

当時、国内外グループ会社を含め200数万人の総帥といった天上人のような存在であるにも関わらず、
下々のものへの配慮のされ方
そのお人柄に感銘を受けたのは、私の一生涯の宝

汝、驕ることなかれ…
そんな言葉を意識するようになったのも この頃だったのかも知れません

先日のメゾンドヨシダのパーティで初めてお会いした ムッシュかまやつもそうでしたが
本当に謙虚にして本物
"本物のプロ"とはそういうものなんですよね…

人生の折り返し地点を過ぎてしまった私なんですが、色んな経験の中で色んな方との出会いがあり その中で本当に…
単に歳を重ねればいいってもんじゃない
年嵩であれば何を言っていいってもんでもない
年嵩であればあるほど、ある意味謙虚でなければならない

また、年齢を重ねれば重ねるほど やはりそこにはその人の生きてきた過程や人生観がちゃんと現れてくるものだなぁと感じています
良い方向に歳を重ねていきたい私です…

なんて、今日はかなり真面目な話になりましたが(笑)

さてこの日は、たまたま終演後にアフタートークショーなんてのもあり
ロチェスター役の橋本さとしさんはじめ、福井貴一さんら三名の役者さんのトークショーで
この作品にかける思いや、真髄などを面白おかしく聞くことができて更にラッキー
自分に与えられたそのシーンを その人の人生をどう受け止めてどう演じ切るのか
役者さんというのはまたすごいですよね

次回は来年8月に 新演出による『レ・ミゼラブル』が博多座で上演されるようです
これも観に行かねば~

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こちらは、博多座の前にオークラでいただいたランチ
秋刀魚のパスタ~

サンマがでるとアンマが引っ込む(笑)

夏の疲れは落ち着きましたが、季節の変わり目で体調不良の方も多いみたいです
(実は私も…)
今からくる寒い冬に向かって、栄養蓄えて行きたいですね~

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コメント

カッコいい!興味をそそりますね(^m^)

投稿: グッチ 通販 | 2012年11月19日 (月) 17時32分

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