年号についてですが、なぜ平成と決めたのでしょうか?

日本史30,511閲覧

1人が共感しています

ベストアンサー

この回答はいかがでしたか? リアクションしてみよう

ThanksImg質問者からのお礼コメント

みなさん、詳しく説明ありがとうございました。

お礼日時:2009/3/4 9:20

その他の回答(2件)

安岡正篤が考案したとされる元号であるが、「平成」の名前の由来は、『史記』五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、『書経』大禹謨(偽書)の「地平天成(地平かに天成る)」からで「内外、天地とも平和が達成される」という意味。元号に「成」が付くのは初めてであるが、「大成」「成化」など外国の年号や13代成務天皇の諡号にも使用されており、「平成」は慣例に即した古典的な元号とも言える。 但し典拠・故実に由来する反対意見に以下のようなものがある。 典拠として史記を書経よりも重視するのはおかしい。書経のみを以て典拠とするべきである。 書経の当該部分は、清代中国における研究によって偽書(偽古文尚書)である事が確定したものであり、典拠として書経を挙げるべきではない。 平治以来「平」で始まる元号がないのは、平治が戦役によって混乱した時代であったためであり、「平」で始まる元号はこれを避けるのが故実である。また、「平」「成」の文字の中に「干(=楯)」「戈(=鉾)」があり「干戈(戦争を意味する)」に通じる。 なお最終案である「平成」「修文」「正化」の他に、「文思」「天章」「光昭」などの案も存在したとされる。 って、WIKIに書いてました。

ID非表示

2009/2/25 11:26

元号の決め方は、「元号選定手続き」によると、(「平成」の決定過程は、) 1.総理大臣は、若干名に次の年号にふさわしい候補名の考案を委属。 候補名は、ニないし五。(数名の学者さんに依頼する) (「平成」は、「内平らかに外成る」(史記)、「地平らかに、天成る」(書経)より、 山本達郎東大名誉教授案とのこと) 2.総務長官は、候補名を整理して総理大臣(竹下首相)に報告。その際の留意点は、 ア.国民の理想としてふさわしいような意味をもつものであること。 イ.漢字二文字であること。 ウ.書きやすいこと。 エ.読みやすいこと。 オ.これまでに元号、又はおくり名として用いられたものでないこと。 カ.俗用されているものでないこと。 (平成・修文・正化の三案が提出される) 3.整理されたものを官房長官、法制局長官が協議して、数個の原案を選定し、 閣議で協議する一方、衆参両院の正副議長の意見を聞いて、新元号案が選定される。 (小渕恵三官房長官と、味村治法制局長官が協議、 その後、有識者懇談会をへて、衆参両院の正副議長に三案が説明される。) 4.閣議において新元号制定の政令を決定。 (閣議において、「平成」と決定された。) つまり、閣議(大臣の全会一致)で決まったようです。