村上春樹さんの「ダンス・ダンス・ダンス」 の ユキの態度について 村上春樹さんの「ダンス・ダンス・ダンス」 のを読んでいて、 登場人物の一人、「ユキ」の態度について分からないことがあるので質問させていただきます。 まず一つ目。 初め、”僕”とユキが会った時はユキは”僕”に微かに微笑みかけました。 そして、2度目に会った時はにっこりと微笑んだ。 というようにありましたが、 ”僕”とユキが札幌から東京に一緒に帰ることになった時には、 ユキは”僕”に笑いかけませんでした。 なぜ、2度目までは微笑んでいたのでしょうか? そして、なぜ3度目は微笑まなかったのでしょうか? ユキは”僕”のことを同じ種類のような気がしたから、2度目は微笑んだ。 羊男が見えたからなど色々考えていますが、これと言って、、という感じです。 そして、2つ目。 下巻の276ページの6行目で、 ユキが”僕”に「あなたすごく良い人だったわ」と”過去形”で話をしています。 それは何故なのでしょうか? 過去に一度ユキが”僕”に向かって、親切なのねと言ったことに対して、それは違うと答えたからでしょうか? 何度も読み返したのですが分かりません。 皆様の考えを聞かせていただけませんでしょうか? 宜しくお願い致します。

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

すごく納得です! 村上春樹さんの小説はこうして考えていくのがとても楽しいですね。 お二方ともありがとうございました!

お礼日時:2010/3/25 5:17

その他の回答(1件)

はじめまして。 『ダンス・ダンス・ダンス』大好きです! 村上春樹さんの作品の中でも特に読み返しています(*^_^*) さて、ご質問の件です。 もちろん、物語というものはその人なりの解釈がありますから あくまでも私の主観をお伝えさせていただきます。 >一つ目のご質問 なぜ、2度目までは微笑んでいたのでしょうか? そして、なぜ3度目は微笑まなかったのでしょうか? ≪私が思う回答≫ 1.「微笑まなかった」というよりは、「凛とした表情」だった。 2.ユキと 僕 との「心理的な離別」を意味している。 >二つ目のご質問 ユキが”僕”に「あなたすごく良い人だったわ」と”過去形”で話をしています。 それは何故なのでしょうか? ≪私が思う回答≫ 僕 との今までの関係に、ひとつ区切りをつけたため。 ※ふたりがそれぞれの道、「第二ステージ」に進んでいく といった感じでしょうか・・・。 ≪どうしてそう考えたのか≫ 3度目にユキと 僕 が会ったときは、 今までとは違うユキになっている。。。と感じました。 良い意味での変化です。 「なんだか少し見ないあいだに大人っぽくなったなあ・・・」と ほのぼのと、まぶしく相手を思うような感情にとらわれました。 【ひとつ自分の殻をやぶって一歩前に進みだしたユキ】 という印象を受けたのです。 ・僕 の 「大人になったみたいだ」 (身綺麗な服装やたたずまい→外見的な部分の変化)という台詞 ・「家庭教師をつけることにした」と自分の未来を選択したユキの意思 ・「送るよ」との 僕 の誘いにも「ひとりで電車で帰れる」という ユキの大人の(!?)対応 ・僕 がおどろき、感動すらしていた 「ありがとう」という他人への感謝の言葉 ・・・短い場面ですが、ユキと僕とのやりとりの中でさまざまな 「ユキの変化」に関する描写が私をそう感じさせました。 今までのどこかはかなげな少女だったユキは 僕 の元から離れて自分の人生を歩みだした、 自分のダンスのステップを踏みはじめた のかな と思いました。 ・ ・ ・ もし、検討はずれな回答でしたらどうかお許しください。 私も、質問者様のように村上作品を読んで 「これってどういう意味??」とあれこれ考えます。 周囲の人を捕まえて質問することがしょっちゅうありました(笑) そうやってあれこれ想像していくのって楽しいですよね! 長々とした感想になってしまい、失礼しました。 PCに向かっている時間がとても楽しかったです! 質問者様がすてきな読書ライフをおくられますように★