性病検査に行って来ました-再検査(1)の続きです。
一週間後、検査結果を知るために、事前にかばんに入れていた「結果をお知らせするための紙」をもって、保健所に行きました。
銀行のように番号の書かれた紙を渡され、
今回は、99%白だとは思っていたのですが、1%の可能性を否定できない状態だったので、やはり緊張しました。
待っている間に、
「彼女にクラミジアを移され、感染の可能性のあるHIVにおびえている男性の物語」
のビデオが映っていました。
そのなかで、
「自分の知り合いの年上女性が、HIVに感染していることを男性に告白し、薬をのみ続ければAIDSを発病しない」
と言ったことが言われていました。
具体的には、
衛生研究所ウイルス研究室のページにある「HIV感染のマーカーと検査」

の図を見てください。※画面クリックでサイトに飛びます。下のあたりにあります。
簡単に説明すると、CD4リンパ球数がある程度のところまで下がると、AIDSすなわち「後天性免疫不全症候群」となって、発病します。
HIVの薬と言うのは、このCD4の数値を高い状態で維持して、AIDSの発症を食い止めるもの、だそうです(※間違っていれば、ご指摘ください)。
HIVそのものを直す薬や予防薬は、いまのところご存知のとおりありません。
検査では、図の中にある、抗HIV抗体を見る検査のため、60日(このサイトでは3ヶ月になっています)にならないと、抗HIV抗体が検出レベルに達しないため、「-」と結果が出てしまいます。
よって、感染の可能性のある日から60日経たないと正確な結果が出せなくなります。
紙に書かれた番号で呼ばれ、「検査結果報告」と書かれた部屋に入りました。
中には女性の先生がいらっしゃいました。
私は「結果をお知らせするための紙」を渡しました。
先生はその中に書かれている番号をもとに、前回と同様に他の人の結果が分からないように、枠付のボードを使って結果を見せてくれました。
結果は、「-」でした。
今回も同様に「これって白ってことでいいんですよね?」と聞いちゃって「はい」と言われました。
すこしだけ、いままでの経緯を説明しました。
相談については別室でおこなっているので、そちらに移ってもらえますか?と言われ、挨拶したあと、隣の部屋に移動しました。
そこには、老年の先生がいらっしゃいました。
「あんた、性交渉はどのくらい?どんな形の?」
「いや、10人ぐらいですけど・・・」
「風俗とかも含めて?」
「いや、そんなんじゃないんですけど・・・」
「それはどうでもいい。いまこの結果が出た。それはあんたの財産だ。以前は別のところで検査受けたんだよね?今後は一年に一度とか、同じ場所で定期的に検査しなさい。それがあなたの財産を守るために必要なんだよ」
と言われ、都内の保健所のマップを渡され挨拶して部屋を出ました。
あー、また緊張した日でしたよ・・・。
と、言うことで長々と説明してきましたが、結局のところ、
「不安があれば、会社休んででも検査に行ってください」
と言うところです。もっともこの保健所の場合ですと平日検査に来た場合は、平日しか結果を出せません。
今回受けた、
東京都南新宿(HIV[AIDS])検査・相談室は、土日もやっているとのことですので、結果報告含めて休日2日つぶしても、検査に行ってください。
土日の場合は待たされることは、覚悟してください。
いずれにせよ、事前の予約は必要です。
また、民間でもまともなところでしたら7,000円(はじめに受けたところ。料金は保険適応後)で受けられるので、そちらでも構いません。
私のように、きちんとしたタイミングで検査さえすれば結果が出ますし、たとえHIVであってもAIDSを発症しない薬は、日本であれば、国からの補助が出ます(※ただし結構高額だそうです)。
あー、とりあえず私の場合は一段落したけど、HIV対策、なんとかならないのかなー。先進国でHIV患者が増えているのは日本だけですよ。
中高生、大学生、いわゆる社会人は毎年検査を義務付ける、位の政策が必要じゃないか、って思っています。
ちょっとやりすぎ?
最後に何度も出てきた、私の「検査結果報告用の紙」をアップします。

※画面クリックで拡大します。
HIVじゃなくてよかったね、って思った人は、
他にエピソードはないの?、って思った方は、
なーんだつまんない、って思った人は、