小泉八雲 山陰旅④、「治療拒否」
松江城を下ると堀川巡りの小舟が目に入る。美しい風景だ。
この先を行くと、小泉八雲の旧居などが並ぶ武家屋敷にたどり着く。
今年の朝ドラにもなるので、注目されている小泉八雲の名残りを追う。
小泉八雲記念館の横にある旧居に入る。
八雲の世話をしていたセツとともに暮らした屋敷の中へ。
俗称「ヘルン邸」のヘルンはハーンのこと。ここに「怪談」や「耳なし芳一」を書いた小泉八雲がいた。
「平常心」という言葉が読み取れる掛け軸。古さをそのまま生かしている感じ。
旧居を出て武家屋敷に沿って歩くと、道路の反対側にこれまた美しい松の木が並ぶ。
頭をかがめながら歩く堀川沿いの道もまた情緒があって美しい。
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ウルグアイのムヒカ氏が、がん治療を拒否するという記事がロシア系メディアスプートニクに紹介されている。「貧しい人とは欲しがる人のことを言う」発言のとおり、痛烈に資本主義社会を否定したムヒカ氏は、自らの病と死を受け入れるつもりのようだ。どこかの国の政権与党の議員にムヒカ氏と同じことを求めるつもりもないが、せめて小泉八雲が試みたように、目線を少し下げて見てはどうかと思う。少なくともこの国の政治家を治療する薬はどこにもないらしい。
【元「世界で一番貧しい大統領」 がん治療を拒否】
清貧の指導者として全世界に有名になった、元ウルグアイ大統領のムヒカ氏(89)が、がん治療の続行を退け、国民に別れを告げた。ムヒカ氏は医師団に、もう「このまま苦しみを引きずらせないでほしい」と頼んだという。… pic.twitter.com/JggTq26bvi
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) January 9, 2025