松江城へ 山陰旅③、"Северный поток"(ノルドストリーム)
倉吉のホテルを出て、元旦に始発列車で出雲大社に向かおうとしたが、ここでトラブルが起きる。
5時16分の始発列車に乗るべく駅のホームの降りるが、眼の前にある列車は電気がついていない。このあたりの列車はボタンを押さないと扉が開かないので、定刻まで待っていたが、結局時間になってもドアが開かない。不思議に思っていると、ホームのずーーーーっと向こうで列車が去ってゆく。同じホームに行き先の違う列車があることを考えなかった。駅の改札に人はおらず、放送もない。知らないとは恐ろしいことだ。
しかたなく1時間後の列車が来るまで待合室で待機。思えば山登りしている頃、暖房もないバス停で3時間以上、一日2本しか来ないバスを待ち続けたことを思い出す。あのときに比べれば小さなことだ。
やっと来た列車に乗る。当初は出雲市まで進む予定だったが、予定を変更。出雲大社を後回しにして松江で一旦下車することにする。ワンマン列車の運転手さんに途中で聞いたら、残りの運賃は払い戻しがきくらしい。ついでに車窓から見える美しい山はなんという山か聞いたら「大山」だと教えてくれる。とても親切な運転手さんだった。
今年は大山を横目に見ながら、松江行きの列車で初日の出を拝む。素晴らしい景色だった。
米子で乗り換えてようやく松江に到着。
島根県は「美肌県」なのだそうだ。とりあえず、バスで目的地である松江城に向かう。
美しいお掘りがあって、ここは船で遊覧することもできるようだ。
売店は人手不足で営業時間に限りがある。この国はもう人口が増えることなどないのだろうね。
階段を登ってお城にたどり着く。美しいお城だ。
国宝松江城は別名千鳥城と言われ、1611年に建立された。国宝指定された5つの城のひとつ。(これで5つすべてに行ったことになる。)
天守閣に上ることはなかったが、城のふもとから見下ろす市内は絶景だった。
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イーロン・マスク氏が支持しているというドイツ極右政党AfDのアリス・ワイデル氏が、ロシアに対しノルドストリームの回復を求める声明を出した。これは、ドイツのエネルギー問題が深刻化していることと、アメリカの自作自演ではないかと疑われるノルドストリーム破壊を、信号機停止中のシュルツ政権に成り代わって、アメリカに対する立場を明確にしようという意思なのではなかろうか。
AfDのドイツ首相候補がノルド・ストリームの立ち上げを呼びかけ