ひがむ国へ
日本人に多い平等主義をゆがめたひがみ感情、恨みねたみ感情を何度も指摘したんですが、やっぱり医療崩壊の真の原因がこれのような気がしてきました。
バブル崩壊→一般市民の平均給与低下→いわゆる既得権益が顕在化(本当は単に周りが下がっただけで、実は適切な報酬なのだが)→ひがんだ日本人の攻撃対象はお役人→マスコミの役人バッシング→役人の給料下げ→役人がひがむ→役人にとって顕在化した既得権の低下を画策→次なる攻撃対象は自ら財源などを管轄下に置く教師と医師→マスコミ、市民と結託して教師バッシング、医師バッシング→教育崩壊、医療崩壊→ようやく、崩壊に気付いて今に至る
この構図、間違っているようには思えないんですけどね。その場限りの感情ばかりで、システム全体を考えないバカな日本国民が招いた当然の結末のように思えてきました。教育にしても医療にしても。
そもそも、役人の平均給料を一般国民の平均給与にあわせるという考え方が間違ってますわな。それならば、役人の平均レベルと一般国民の平均レベルは同じだというのかということです。いまだにマスコミなんかは役人の平均給与が高い高いと言ってますが、ありゃアホだね。余計にシステム崩壊を助長して何が楽しいのか。公務員の平均給与が低いから汚職や不適切な天下りも起こるんだろうに。
そして、優秀な人間の給料が減らされると子供たちに「将来たくさんお金がもらえて楽に生活できるから、勉強しなさい」という論理は通用しなくなる。バクチだけが礼賛され、日本の知能レベルはどんどんさがる。今まで最高レベルだった日本の教育水準は、教師バッシングに誘発された親のわがままな態度、そして勉強を最高としなくなった子供たちの価値観によって一気に低下する・・・。それが将来の日本に暗い影を落とす。