最近の Emacs 23 の CVS HEAD。

CVS HEAD っていうか、Git の master だけど。つまり最新のリポジトリと言いたいわけだけど長い。まぁ、開発版と言えばいいか。
開発版は、結構最近動きが盛んで、もりもり elisp に変更が入っています。今月から、本体にもどんどん変更が入っているようです。
ドキュメンテーションも追加されております。
で、Cocoa 版なんですが、さほど変更はありません。X の方が変更が盛んです。
そんなわけで、暇なときにチェックアウトしてビルドしているのですが、最近の Cocoa Emacs はアンチエイリアスがオフにできません。
困る人は少ないのですが、僕はちょっと困っています。ですが、オフにできないのは仕方ないということで、アンチエイリアスの効いた状態でも使えるようにフォントを設定してみました。

ascii に Snow Leopard から入った Menlo を使用して、日本語の漢字に Hiragino_Mincho_ProN、仮名文字に NfMotoyaCedar という形です。
アンチエイリアスオフのときは 12 ポイントで表示していたのですが、オンにすると、12 見にくいので 14 ポイントに変更です。ちょっと表示領域が小さくなってしまいました。

;; acii
(set-face-attribute 'default nil
  :family "Menlo"
  :height 140)
;; kanji
(set-fontset-font nil 'japanese-jisx0208 (font-spec :family "Hiragino_Mincho_ProN"))
;; kana
(set-fontset-font nil '( #x3000 .  #x30ff) (font-spec :family "NfMotoyaCedar"))
;; width
(setq face-font-rescale-alist
  '((".*Menlo.*" . 1.0)
  ("^-apple-M+.*" . 1.2)
  (".*Hiragino_Mincho_ProN.*" . 1.2)
  (".*Hiragino_Kaku_Gothic_ProN.*" . 1.2)
  (".*nfmotoyacedar-bold.*" . 1.2)
  (".*nfmotoyacedar-medium.*" . 1.2)
  ("-cdac$" . 1.3))))

フォントの設定については、tokyo-emacs のときにお会いした川端さんから学ばせてもらった、font-spec 関数を利用しています。
キャラクターテーブルについては、まだよく分かっていないので、解説することができません。この例だと 16進数なんですが、describe-character-set のときの数字を変換したらいいのでしょうか。