情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

荒川實ニンテンドーアメリカ社長、世界制覇戦略を語る(1989年)




 

 
 ファミコン世界制覇の秘密戦略に突撃!!
 米国任天堂社長
荒川實インタビュー

 


 1989年に出た雑誌より、荒川實米国任天堂社長(当時)のインタビュー。
 ゲーム雑誌じゃないので、ゲーマーの人にもあんま知られてない記事かもしれません。


5年で1500万台が売れた!



キミは知っていたか?ただ今米国全土でファミコンが猛烈なスピードで浸透中!!85年の発売以来、日本での普及台数を軽く追いぬき年末には2千万台に達する。この5年間、米国への日本乗用車の輸出台数が約1千万台だから、これはもう驚くべき現象なのだ。現地で、その内幕を探った!!



 ファミコンが、アメリカで猛威をふるっている。ファミコンがアメリカに初見参した'85年以来、わずか5年足らずで売り上げ台数が1千500万台に達し、アメリカのビデオゲーム市場を独占する勢いである。
 このUSAファミコンブームの仕掛け人が米国任天堂の社長荒川實氏(42歳)だ。
 ワシントン州レドモント、シアトルのダウンタウンから東へ、約15キロの所にある森と湖の町。まるで軽井沢を思わせるようなたたずまいの中に米国任天堂はある。
 オフィスビルの1階、入り口を入ってすぐ左に社長室がある。「ビルの高い所にデンと構えているより、この方が目が行き届くんですよ」と語る荒川氏の気取りのなさは、社員に対してばかりでなく、お客(ユーザー)に対しても大きな魅力となっている。


週12万本を超えるユーザーからの電話が最高のマーケティング材料


EX:ユーザーに対するアフターケアに力を入れているようですね。
荒川:システム作りが好きなんですよ。いまここには、350名の電話カウンセラーがいます。2交代制で朝の4時から夜10時まで週6日間ファミコンのハードやソフトについての問い合わせ電話を受けています。ここで朝4時というのは、東海岸では7時です。子供たちが学校に行く前にかけてくるんです。もの凄く人気があって、1週間に50万本ぐらいかかってきます。そのうち実際にとれるのが12万本ぐらいです。カウンセラーはそれぞれコンピュータのターミナルを持っていて、ゲームがすぐできるようになっていますから、質問を受けたらすぐそのゲームをして、問題点を教えられるんです。電話が終わった後、その質問内容をコンピュータに全部インプットします。この記録がマーケティングの材料になります。お客さんがどういうゲームを要望しているか、何が嫌いか、これでよく分かりますね。
EX:ユーザーの声を聞くホットラインですね。
荒川:そうです。お客さんが、故障したと思いますとまずここに電話をかけてきます。で、どういう状況か聞きますとまず半分以上は故障と違うんです。扱い方を間違ってるわけでその場で解決します。お客さんから先に電話を受けることで、無駄な返品がものすごく減ります。あとの本当に故障の人達には故障の部分、例えばコントローラーとか、その部分だけを、ここに送ってもらいます。僕ら「任天堂郵便局」言うてますが、これもコンピュータを使ってシステム化してます。受け取って2日以内に修理して、送り返します。アメリカではちょっと考えられないスピードです。
EX:雑誌も通信販売してますね。
荒川:ええ、「ニンテンドーパワー」というゲーム情報誌で隔月刊。150ページ程度で、全頁4色カラーです。年6冊で、年間購読料が15ドル。ダイレクトメールにしています。創刊してこの7月でちょうど1年ですが、いま140万部出ています。
EX:1年で140万部とは凄いですね・
荒川:うちはキャラクター商品を含めて取引している会社が全米で250、店舗数にして1万5千軒あります。そのうち「ワールドオブニンテンドー」という、品揃えから陳列まで、うちのマニュアルに従って売る販売コーナーをもつ店舗が6千軒あります。そういったところでお客さんたちが「ニンテンドーファンクラブ」を作っています。その会員数が500万人います。これは全部、住所氏名電話番号など登録されてますから、雑誌を売り込んだりできるわけです。年末までには300万部にもっていこうと思っています。
EX:そういった顧客管理はコンピュータでするわけですね。
荒川:いろんなシステムを考えてやってます。例えば、自動開封機なんてのもあります。アメリカはチェック(小切手)が普通ですから、雑誌の購読料のチェックやファンクラブ会員申し込み書など、みんな封筒で来るわけです。これが週に5万通は来ます。これをいちいち、手で開封していたら身がもちませんから機械にしたんです。コンベアみたいに流れ作業で機械がパカッと開封して中のチェックや申込書を取り出します。こういう機械に限らず、無駄な労力はなるべく使わないですむようなシステムを作っています。



立ち上げ社員はたった一人、だが、設立1年で売り上げは一億ドル突破


―――――米国任天堂は現在従業員が約400名、アルバイトが常時800人から900人いる。短期間でここまで成長した米国任天堂は、シアトルのみならず全米から注目を浴びている。しかし、約10年前の1980年、ニューヨークで産声をあげた米国任天堂の社員はたった一人、荒川氏だけだった。


EX:若い頃の話を聞かせてください。京大を出ていらっしゃるんですね。
荒川:ええ、土木建築科ですが、全然勉強しなかった。ゴルフ部のキャプテンをやってまして、人に「専攻は何?」と聞かれますと、「ゴルフ」言うてました。高校の時も勉強しなかったですね。それで大学卒業した時に、何をやったらいいか自分で分からなかったんです。もうちょっと暇な時間が欲しいものだから大学院にいって、大学院を出る時にもまだ将来の方針が決まらなくて、アメリカに・・・遊学に来たようなもんですよ。
EX:マサチューセッツ工科大学(MIT)博士コースですね。アメリカで一旗上げようという感じですか。
荒川:そんなんじゃないですよ。ただ、MIT時代、企業留学でハーバード大学に派遣されている商社マンに会ったんです。その人が、「商社は面白い」言うて盛んに説明されるんです。それでその気になって、日本に帰って丸紅に入ったんです。それが'73年ですね。
EX:丸紅ではどんな仕事をしてたんですか。
荒川:海外開発建築いうところで、アメリカ、カナダ、西ドイツ、イギリス、フランスと飛び回りました。出張ばかりで、あやうく離婚されそうになりました。
EX:奥様が任天堂の山内社長の娘さんになるんですね。
荒川:ええ、長女です。それで'80年に、山内社長から、任天堂がアメリカに進出するプランがあるんだが、おまえやらんか、と言われたんです。
EX:まだファミコンは出てない時ですね。
荒川:日本でファミコンが登場したのが'83年です。だからアメリカでは任天堂なんて誰も知らなかった。ニューヨークのマンハッタンで始めたんですけど、資本金60万ドルで社員は僕一人でした。この時は特に売る商品もなくて、何ができるかを探ってる状態でした。で、ゲームセンターに置く業務用のアーケードゲームをやろうということになって、日本から完成品を送ってもらって販売を始めたんです。この当時は、ちょっとでも会社を大きく見せようを思って、取引先から電話をうけると「はい、サービスに代わります」言うて、ちょっと間を置いてから声色変えて「はい、サービスですが御用は?」ってやったんですよ。一人で何役もやってましたね。
EX:シアトルに移ったのはどうしてですか?
荒川:'81年にこちらに移ったんですが、ニューヨークですと船便がパナマ運河を通過してくるんで、日本から到着するまでに1ヵ月以上かかるんです。アーケードゲームの人気のサイクルは早いですから、パtゥと注文がきて、そいじゃ作ろうかというんで日本に頼んで、パナマ運河を通って来たらもう需要がないんです。それでニューヨークじゃ利益が出なかった。不良在庫が倉庫一杯にようけあって、それを毎日見ていたら、もう気持ち悪くなってきました。そんなで、シアトルに移ったんです。シアトルは日本に一番近いんです。船でも9日あれば着きます。それにワシントン州は州税がないし、土地も安い。



EX:仕事が軌道に乗ったのはいつごろからですか。
荒川:シアトルに来てすぐです。ニューヨークから持って来た不良在庫、日本では「レーザースコープ」*1いうゲームでしたが、これを3千台輸入しまして、1千200台残っていました。これをなんとかしてくれと、本社の情報開発の宮本さん*2、この人は「ゼビウス」*3とか「スーパーマリオ」を作った人ですが、この人に頼んだら「レーザースコープ」の部品をほんのわずか変えて「ドンキーコング」というのに作り変えた。これが大ヒットしました。不良在庫の1千200がはけたらいいなと思っていたら、1千200どころか売れに売れて結局6万台いきました。1台2000ドルの機械ですから、これだけで1億2000万ドルの売り上げです。
EX:設立1年で売り上げ1億ドルを超えたんですか、凄いですね。
荒川:今までにないスピードだとシアトルでもかなり有名になって、いい人材が集まってくるようになりましたね。


同じ商品に複数の価格帯バリエーションを持たせることで売り上げ増


EX:ファミコンはいつから?
荒川:'85年です。こちらではNESというネーミングですけど、なんでかというと、とにかくニンテンドーという名前を売りたかったからなんです。はじめは「ナインテンドゥ」なんて読まれて、アメリカ人には発音しにくいかなと思いましたけれど慣れれば読んでくれるだろうということで。「ニンテンドー」をビデオゲームを指す普通名詞に育てるつもりだったんです。ハードからキャラクター商品のようなものまでニンテンドーであるという形を作りたいんです。
EX:NESの値段は?
荒川:日本と同じく本体だけですと79ドル95セント。これにシューティングゲーム用の光線銃とカートリッジを付けたセットが99ドル95セント、もう一つチャームパットというものを追加したセットが149ドル95セントです。アメリカは面白い所があって、たとえばクリスマスプレゼントに150ドルくらいのものを探す人、100ドルあたりを探す人、もうちょっと下を探す人がいるわけです。それだと、もしNESが自分が探してる価格帯にありますと、それを買おうということになるんです。値段帯が広がってるほうが、単一で売るよりも、売り上げが増えるんです。
EX:最終的に、何万台くらい売れると予想していますか。
荒川:これは分かりませんが、必ず頂点はあるものですからね。僕は本体に関しては今年が頂点かと思っています。年末に2千万台行って、来年が600万台、再来年が400万台で再来年の末で合計3000万台というところじゃないかと思います。ソフトはまだまだ伸びますね。今年5千万本、来年7千万本、再来年は8千万本というふうに伸びていくでしょう。
EX:どんなソフトが売れているんですか。
荒川:アクションゲームが受けていますね。現在までの累計でいきますと「スーパーマリオ」が本体とのセットになっていることもあって900万本以上売れています。単体では、「ゼルダの伝説」*4「スーパーマリオII」が300万本いっています。現在売れているのでは「忍者タートル」*5「忍者外伝」*6「メガマンII」*7といったところですね。7月末に「ドラゴンクエスト」が「ドラゴンウォリアー」というタイトルで発売されました。ただ日本と違って、出荷してから店頭に並ぶまで6〜8週間かかるんです。それだけのんびりしてて、大きい国なんで、まだ結果は分かりませんね。
EX:最後に今後の展開をお聞かせください。
荒川:まずネットワーク作りですね。NESに通信モデムのアタッチメントをつけて電話回線でつなぐんです。これはいろんな使い道があります。あとはヨーロッパに市場を広げることですね。いまヨーロッパ全体で100万台出ていますが、もっともっといけるはずです。


――世界中にファミコンが普及したらネットワークを使って国際交流もできる、と荒川氏は力強く夢を語る。なにせ「荒川氏と仕事をすると相手が倒れる」という定評があるほどの仕事好き人間、仕事をしていて「2日間食事をしていないことに、フッと気がついた」というエピソードさえある。「日本のファミコンが世界を席巻」というニュースを耳にする日はそう遠くないことだろう。

8つの戦略


 写真コメントとして付けられてた8つの戦略は以下のようになってます。
 Wikipediaとか見ると、「その4」はこれ以外にコピー製品対策って面もあったみたい。


 
 

  • <<戦略その1>> 敷地60エーカー。シアトルを本拠にしたのにも理由が!!
  • <<戦略その2>> 素早く故障を直し、素早く郵送のサービス
  • <<戦略その3>> 地元ワシントン大学の優秀なエンジニアやデザイナーを引き抜き、報酬として日本式ボーナスを採用。
  • <<戦略その4>> ファミコンをNES(ニンテンドー・エンタテインメント・システム)と名づけて売りだしたことによって、アメリカでは無名だった任天堂を一躍、有名にした。そして日本のファミコンとは大きさ、デザインが違っているのは日本より厳しい電波障害規制と、乾燥から起こる静電気対策のためだ。
  • <<戦略その5>> ユーザーとホットラインで市場動向を掴む。
  • <<戦略その6>> 徹底したシステム化。小切手入り封筒を自動開封!!
  • <<戦略その7>> 独自にファミコン誌を発行。米国の安い紙代・印刷代、日本の技術を生かし、米国編集→日本で色分解→米国印刷という方式だ。
  • <<戦略その8>> NESの価格帯を広げて売りだした。


 また、紹介写真のキャプションに「ニンテンドーキッズ」という文字が。
 






掲載誌


 このインタビューが掲載されたのは、集英社の「ヤングジャンプEXPRESS増刊」。
 奥付の発行日が1989年10月2日。実際の発売日は1ヶ月前ってとこでしょうか。
 

 グラビア50%+コミック50%のスーパー男性マガジン!!

 というキャッチフレーズが書かれています。


 目次はこんな。黒地に白抜きが漫画ですね。今でも一線で活躍してる漫画家さんが多いです。
 
 




 こんな広告も載ってたり。シュワちゃんは今や州知事だもんなあ。
 




 それにしても、ファミコンは全世界で6200万台、そのうち半分近くが北米からって話なので荒川社長の「合計3000万台」ってピッタリに近い予測だったんですな。
 正直すごい。



 ソフトは(よっぽどレアなもの以外)今でも中古で手に入るし、本体が異常なほどに丈夫なので稼動機体の数は多いでしょう。
 配信されてたり、他機種や携帯に移植されてる作品も多いのですが、当時の体験あったればこそ、という人が多いだろうなあ。



 久しぶりに「ファミコン」で遊びたくなってきた。
 といったところで今回はここまで。


ファミリー コンピュータ(AV仕様 ファミコン)
ファミリー コンピュータ(AV仕様 ファミコン)

*1:「レーダースコープ」の誤植?

*2:宮本茂

*3:これも勘違いか誤植?

*4:NESではディスクシステムではなくROMカセット

*5:ミュータント・ニンジャ・タートルズ

*6:忍者龍剣伝

*7:ロックマン2

読んだ本

  1. 週刊少年ジャンプ
  2. 週刊ヤングマガジン
  3. 週刊ビッグコミックスピリッツ
  4. 隔週ヤングキング
  • ジャンプ
    • 自然系で能力の優劣言いだすと、実が無かったらお前はなんだって話だわな。ここで割り切って逃げられる性格ならばそもそもこの事態が無かったのだし、しかし。一週たりとも状況が停止しない。>ONE PIECE@尾田栄一郎。
    • ポットクリンの付く対象が分体の一片一片だと、あっという間に「破産」するのか?ダメージはどう計算するんでしょ>HUNTER×HUNTER@冨樫義博。
    • この展開でもまったくピンチに思えない。どうせ無事、または卍解でどうにかするんだろうけど、巻き戻す能力とか夢でしただとダンゾウとかぶるし・・・ねえ。>BLEACH@久保帯人。
    • 人気投票総数すげーな。でもこれ今は複数投票駄目なんだよね。そう考えると雑誌買ってる人の20人に一人以上ってことか?>銀魂@空知英秋。
    • 読切。コールドスリープから目覚めたら、ってイントロは誰が始めたんだろう。ハインラインにあったっけ?漫画で古めだと、鋼鉄の狩人@長谷川裕一もそうだったな。しかし、SF的な用語をバンバン使っても特に問題なく受け入れられるんだね、現在だと>HACO@斎藤修。
  • ヤンマガ
    • 隔週休み入れて4本休載。
    • かつての日本の農村部と重なる話でもあるけど、規模がねえ。搾取する側される側、という点ではヨーロッパ列強の植民地支配時代ともまた似て、それが一国の中なんだからさらにって話だ>賭博堕天録カイジ-和也編-@福本伸行。
    • ここまであっさり勝負がつくとは。真剣勝負なればこそか。そしてこの二人の対決は見物>喧嘩商売@木多康昭。
    • うんまあ、高価いバイク買うのはオッサンばっかかもね>ケッチン@きらたかし。
    • 流血もコントロールして、ってプロレスラーじゃないんだから>空手小公子小日向海流@馬場康誌。
  • スピリッツ
    • 連載再開。地震風景として、全国で繋がってる防犯カメラとか、ネット上のWEBカメラとかどうなんだろう。>チャンネルはそのまま!@佐々木倫子。
    • 読切前後編の後篇。はじまっただけ、のような。次回予定は明示されてないけど柱の書き方がなんか・・・。>マホロミ-時空建築幻視譚-@冬目景。
    • 帆船時代の交易は賭けの要素も大きかったからねえ。地税ではなく人頭税なのか>7人のシェイクスピア@ハロルド作石。
    • エグザイルの誰と間違えるんだか。月チャンのアレのイメージしか無いからなあ。>土竜の唄@高橋のぼる。
    • 笑い取りに来てるなあ。「真理の扉」を開きつつあるのかもしれない>このSを、見よ!@北崎拓。
    • 散りばめられた断片たちが美しくも恐ろしい>竹光侍@松本大洋
    • 創刊30周年記念対談、ということで「創魂」対談@高橋留美子 × いわしげ孝が掲載。高橋先生、チクリと現在の掲載状況に釘を刺してますか。
  • ヤンキン
    • なんというか、隔号連載と読切が多いので月刊誌が2冊あるような、変なバタバタ感。
    • で、これも月一連載化。そういうプレイはとにかく掃除が大変そう。>聖者は夜やってくる@神崎将臣。
    • 読切。フィルム時代はボカシだった、ビデオになってモザイクが始まった。でもまあ、どっちにしても無修正は出回ってた、んですけどね。現在だとネットあるから、ちょーっと説得力に欠けるか>モザイク@RAYMON。
    • 読切再登場。密輸に使うんなら、表示も適当にごまかせばいいのに、と思ったり。潜入中に昔の知り合いと出くわしたら、とか考えると変装は必須だろうが>白狗/黒猫@富田安紀子。
    • 読切再登場。実際、どの位の腕力があればこういうこと可能になるんだろうか>アームドアーム@橋本還。
    • 次号、永野あかね、尾玉なみえが登場。