はてブコメント問題論争感想

nisemono_sanから反論トラバもきてるしもう少しこの件について書こうと思ってたのだけど、何かはてブコメント問題ブームが来てるようで色んなことがもう書かれてて、読んで、書く気が失せた。
ってことであれ。まとめた方がいいかなと思った。だよ派メソッドで。
◆参考:http://d.hatena.ne.jp/Maybe-na/20050707/1120745633
そもそもはてなブックマークとは何か、どう受け止められてるのかはコメント問題を考える上でも前提になると思うのでお勧め。ついでにオレの「はてなブックマークはみんなで楽しく行うレッテル貼りだよ派」も追加してもらったのでお勧め。
んでとりあえず、

という流れを踏まえてこの「機治」「人治」「放治」「礼治」で大まかな分類を。後は独断と偏見で。



礼治

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人治

放治

  • はてブなんて興味ないよ (言及もブクマもしない多数派

その他


大体こんなところ。まだ意見はでてくるだろうし一先ずのまとめってことで。(あとこれはこの記事のブクマ画面でhabWikiとして編集しときますんで他にまだあったら、あるいは新たに書かれたものがあったら、もしくは分類に不満があったら各々追加編集希望。)


でとりあえず全部読んでみた上での感想とhttp://fragments.g.hatena.ne.jp/nisemono_san/20051117こちらの記事への反応。
まず今回の件に関してオレの中でリンクしているのがかつてあった言及リンクなしトラックバック論争。
â—†言及リンクなしトラックバック論争感想 - ぶろしき

  • 最初のただただしさんの「言及リンクのないTrackBackの何がいけないのか」は基本としては正論なんだなと。
  • もちろん例外もある。
  • しかしそもそもネット上のマナーの前提はどうやらシステムでありその上に形成されるものであるようだ。
  • が現状トラバはリンクなくても送れる仕様が前提。(はてなは例外)
  • そういう状況で言及リンクをマナーとしてコンセンサスを確立するのは至難。
  • コンセンサスを形成してシステムを変えるか、システムが変わってコンセンサスが形成されるかはニワトリと卵という感じ。
  • 結局はシステムの問題になりそう。

ここでいうコンセンサスを礼と解釈すればnisemono_sanと認識においてそれほど違いはないと思います。礼治と機治を対立するものと考えているわけではない。

全体の幸福はシステム→コンセンサス→システム→コンセンサスというループからしか追求できないと思う。

目指してるのはシステム=機治、コンセンサス=礼治の間のループなんじゃないかと思う。
のだけど問題は。
この言及リンクなしトラックバック論争において議論の文脈とまったく関係の無い「Googleの仕様変更」によって話が終わってしまったということ。コンセンサスを踏まえないシステムの変更。これが今だに納得できないわけで。
だけどはてなのhttp://blog.japan.cnet.com/kondo/archives/002408.htmlというのはコンセンサスを踏まえるよっていうメッセージになっているわけでここが(株)はてなの面白いところなのだろうと思う。
ということでコンセンサスを踏まえたシステム変更であればとりあえず文句はないのです。ただ個人的にはやはり自分がコメントする場合どうするか、とか批判コメントされても気にしない精神性とか、そういう個人倫理的な方が重要だとは思ってますが、まこれは一般論にはならなくても構わないのかなと。


あともう一つ。
これはちょっと殆どの人と意見が合わなそうなんだけどオレはブックマーカーは評価の行き止まりなので一番エライと考えてる。
â—†ブログに必要なのはコンテンツのコミュニケーション化?(5) - ぶろしき
なのでブクマコメントに言及しやすくすべし、みたいな提案があるのだけどこれに反対。ブクマは言及しにくいからこそネットの無限言及から逃れえているのだし評価の行き止まりであるとこにその価値がある。日本の文化においては作り手より受け手の方がエライ。ブックマーカーは受け手の受け手。ソーシャルブックマークは全てのwebページの上位に位置している。そういうイメージ。あるいはそれが理想。
でだからこそそこでは高いリテラシが求められるのだという理屈。権力者が好き勝手に暴力を振るってはいけないのだという。そういう感じ。




とりあえず以上。
ともかくはてブWikiでのまとめの方よろしくお願いしまっす。これは「放治」の方向で考えてますので。