便乗5冊企画

タイ料理を食べてるときに、たつをさんから「ちゃんと書かなきゃダメだよ」と言われたので、便乗5冊企画をここに書くよ。
ふだんから乱読気味なのでテーマを絞らないととても5冊なんて選べないのだが、コの業界というか今の仕事に直接関係あるものに限って、なおかつ現在も入手できるものという縛りがどうやらあったようなのでそれも考慮。5冊の中では、出版が新しいものから順にソート。

『ハッカーと画家』

成功したハッカーが書く癒し本という評でおなじみですが、やはり外せません。特に私にとっては実用書として有効というか影響大だった。『もうひとつの未来への道』を読んでしまったら、その方法以外のビジネスが思い付かなくなってしまったので。
原書も買ったんだけど、Shiroさんの素晴しい翻訳と追加エッセイがあるので日本語版の方がいいと思う。

『Extreme Programming Explained』

Extreme Programming Explained: Embrace Change (XP Series)

Extreme Programming Explained: Embrace Change (XP Series)

初版の邦訳もあるけど、原書第2版が出ている今となってはこちらを紹介せねばなるまい。はじめてXPについて知ったときにはものすごくショックだった。仕事におけるプログラミングと大人の世界の橋渡し。しかもこの人は技術者の立場で大人の世界をhackしている!!
以来、agileだのなんだのいろいろ本が出てるけど、XPを超えるものはまだないと思う。しかしそんなXPもまだ輸入されていないんじゃないか疑惑。

『Webの創成』

Webの創成 ― World Wide Webはいかにして生まれどこに向かうのか

Webの創成 ― World Wide Webはいかにして生まれどこに向かうのか

世界を変えてしまった男Tim Berners-Leeの、Webの誕生を振り返り今後の展望までを書いた本。これを読むとtblのもともとのwebのビジョンはもっと双方向的だったと知らされる。
そして我々にとっては、NeXTの遺伝子が世界にどう広まっていったかを知るための本でもある。

『達人プログラマー』

達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道

達人プログラマー―システム開発の職人から名匠への道

  • 作者: アンドリューハント,デビッドトーマス,Andrew Hunt,David Thomas,村上雅章
  • 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本
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熟練したプログラマがどうやって問題を解決しているか? というようなことは言語化できなくて、直接顔を合わせて一緒に仕事したりしながら吸収するものだと思っていたのにそれをやってしまったというすごい本。他の様々な本へのブックガイドとしても使える。

『オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby』

オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby (ASCII SOFTWARE SCIENCE Language)

オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby (ASCII SOFTWARE SCIENCE Language)

Rubyの本を1冊は入れたいと思って、迷った挙句これ。まつもとさんと石塚さんが書いたこの本がやはり影響という意味では大きいと思う。
もっともこれからRubyやる人が最初これを買うべきかというと微妙なところもある。入門なら『たのしいRuby』で決まりだし、Dave&Andyの本もある。でもPragratic Programmersは↑で1つ紹介してるしいいか。