500GBのHDDと、地上デジタル放送・衛星デジタル放送(BSおよび110度CS)のチューナーを内蔵したネットワークレコーダー兼メディアストレージ。ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売。
家庭内ネットワークにネットワーク接続ストレージ(以下NAS)として設置し、アンテナケーブルを接続することで、プレイステーション3(PS3)専用アプリ「torne」やVAIO専用視聴・録画アプリを通じて地デジ、BS、CSを視聴・録画できる。
2014年6月10日より、「torne PlayStation 4」が配信され、nasneをPlayStation 4で利用できるようになる。
録画番組はPS3、PSP、PlayStation Vita、VAIO、Sony Tablet、Xperiaでもネットワーク経由で視聴できる。通常のNASとしても利用可能。
有線LANを接続する必要があり、Wi-Fiは内蔵していない。
当初、2012年7月19日に発売を予定していたが、発売前日の7月18日に発売延期が発表された。発売日は8月30日となる。
発売延期の理由は、工場での品質検査を経て出荷された「nasne」の一部台数において、本体に内蔵されている500GBのハードディスクが、輸送時に発生したと思われる予期せぬ事由により部分的に破損していることが確認されたため。
通販などで注文し、すでに出荷されている場合、手元にnasneが届いてしまうこともあるが、同社では回収は行わない。本体が故障しておらず、ユーザー自身が使用を希望した場合は、nasneに内蔵されている、バージョン1.0のシステムソフトウェアを使って使用することができる。また、たとえnasneが壊れていない場合でも、以下の特設窓口から返品や返金に応じるという。
SCE、ネットワークレコーダー「nasne」の発売を延期 − 一部にHDDの破損見つかる【更新】 - PHILE WEB