大型ハドロン衝突型加速器 (Large Hadron Collider)の略。
高エネルギー物理実験を目的とした世界最大の加速器。
7TeVまで陽子ビームを加速させ,衝突させることによって,14TeVという今までにないようなエネルギーの素粒子反応を発生させることができる。
粒子の軌道を曲げるために1.9Kまで冷却された超伝導素材を使用した電磁石を使用しており,8.33テスラという磁気が生み出されている.
LHCの測定器のうちのひとつ,アトラスによる実験データは全ての情報をリアルタイムで処理できないほど莫大なため,数段階のトリガ方式によって重要な物理的現象のみをふるい分ける。それでも,データサイズは15秒間でDVDを満たすほどのサイズになる。そのため,世界最大のグリッドWLCGを用い計算する。