クリスチャン・フェネス(Christian Fennesz)のプロジェクト
1988年にオーストリアのウィーンで結成されたロック・バンドであるマイシェ(Maische)のメンバーとして音楽活動をスタートさせる。
フェネスはギターとボーカルを担当し、何枚かアルバムを残して、1992年にはメンバーの不和で解散。 その後、電子音楽に強く惹かれた彼は、当時ウィーンで新たな音楽志向を凝らして試行錯誤を重ねていたレーベル、メゴ(Mego)に所属することになり、1995年に『Instrument』という12インチで、FENNESZ名義でデビューを飾る。
しばらくは実験性の高いノイズ・ミュージックを機軸に活動を続け、2001年に発表された2ndアルバム『Endless Summer』で評価を絶対的なモノとする。
凶暴性が残るノイズから、やさしいグリッチ・テイストのアンビエント・ナンバーへと見事にシフトしたこの作品で、多方面から絶賛を得る。
その後、メゴを離れイギリスのタッチ(Touch)へ移籍。
2003年には見事に来日を果たし、今年2004年には新作『VENICE』を発表。