・使えないアプリが多い
・Amazonアプリしか使えない
・グーグルプレイがない
といったお怒りのレビューが多いことに気づきましたので、
私個人としては非常にもったいないなと思い加筆いたします。
本レビュー中にも記載しておりますがこのタブレットにGoogle playアプリは導入できます。
といっても非公式ではありますので、あくまで自己責任での導入となりますが、、
でも「買ってみたら全然使えねーし！」とほっぽり投げるくらいなら、ネットで調べて色々試してみてはどうかな？と思います。
せっかく購入したのですから余すところなく楽しまないとね（個人的な意見です）
---ここからはレビューとなります---
（レビューの最後にお役に立てそうな情報も記載しておりますので是非一度ご覧になって頂ければと思います）
私は７インチのFire（以下fire 7）、HD6、HD8も所有しております。
おそらくこの商品を検討している方は他のFire端末と比較して検討していることと思いますので、今回こちらのHD10との比較も交えてレビューしてみようと思います。
（沢山の方の目にふれることを考慮して少し見やすいように書き直しました。）
まずは画面の綺麗さですが、
fire7 △
HD8 ◯
HD6 ◎
HD10 ◎
といった感じです。
解像度は
fire 7 1024×600 (171ppi）
HD6 1280×800(252ppi)
HD8 1280×800(189ppi)
HD10 1920×1200(224ppi)
となっています。
ppiとはpixel per inchの略で、1インチの中にいくつ画素が入っているかということを示しています。
要するに値が大きいほどより精細な表示ができるということのようです。
HD8は画面こそ大きいですが、 HD6の方が高精細な液晶のため、細かい部分の描写は HD8よりもHD6の方が綺麗です。そして HD10は HD6と同じくらい高精細なまま画面が大きくなった感じですので、結果的には HD10が一番綺麗な表示ができています。
動画もそうですが、書籍も、写真データも、他のFireよりも被写体の縁がなめらかで綺麗な表示で楽しむことができます。
次にスピーカーですが、
Fire7△
HD6 △
HD8 ◯
HD10 ◯
といった感じです。
Fire7と HD6はモノラルスピーカー、 HD8と HD10はステレオスピーカーですので、当然音は後者の方が綺麗です。
といってもビックリするくらい音がいいわけではないので、ちゃんと音楽が聴きたい、映画がみたいといった場合は、イヤホンかスピーカーを別につなげた方がいいと思います。
良いとか悪いというよりも、 HD8とHD10の方がいくらかマシ、というレベルだと思っていただければいいと思います。
容量については、
HD6 ✖️
Fire7 △
HD8 ◯
HD10 ◎
となります。
SDカードを入れることができないHD6は論外として、やっぱり大容量のSDカードに対応しているHD10の方が良いです。
大きなデータも安心してダウンロードができるので容量は多いに越したことはありません。
通信速度、処理速度は
Fire7△
HD6◯
HD8◯
HD10◎
といった感じです。
HD10はストレスなくサクサク使えます。他よりも高スペックなので当然といえば当然ですね。
通信速度も11acに対応しているのでやっぱり早いですね。
（これは全部のFire 機種に言えることですが、2.4ghz帯のアクセスポイントではバッチリ繋がるのに、5ghz帯のアクセスポイントでは無線LANに繋がらないことがありました。調べてみましたらFire はチャンネルが３６、４０、４４、４８でしか使えないようです。なのでご自宅にある無線LANの設定画面を開いて5ghz帯のチャンネルをこのどれかに固定すればバッチリ使えるようになるはずです）
携帯性については
HD10✖️
HD8◯
Fire7◯
HD6 ◎です。
HD10はやっぱり重いしデカイです。サッと取り出せてパッと使うという使い方には不向きだと思います。
待合室や電車内で気軽に使う方にはFireや HD6が良いと思いますし、机やベッドサイドに置いて使うというのであれば HD8か HD10がおススメです。
特にHD6 はとにかく小さいので持ち運びにはバッチリです。
文庫本くらいの大きさなので、鞄の中でも邪魔にならず持ち運びしやすいと思います。
カメラについてはどの機種もおまけ程度のものですので、どれも実用レベルではありません。なので比較してもたいした差はありません。
価格を考えてのコストパフォーマンスとしては HD8◯
HD10△
Fire7 ◎
といった感じです。
（HD6はもう売っていないためヤフオクなどで中古での購入となると思いますから除外致しました)
7インチのFireはこの価格でここまで遊べるの！？と思えますが、HD10は使い勝手は抜群ながら、まぁ高いんだから当然でしょ！って思ってしまいます。
加えて持ち運びも不向きなので、家にPCがあったりFire TV stickなどがある人には、あまり出番がないかもしれません。
とにかく7インチのFireが安すぎるので、あくまで値段を考慮してのコスパの高さ、という意味で評価させていただきました。
満足度の高さは
Fire7◯
HD6◯
HD8◎
HD10◎
といった感じ。
7インチのFire はコスパは優れているものの処理の遅さ、画像の荒さ、書籍の読みづらさ、といった今ひとつの部分が気になってしまって、結局は上位機種が欲しくなってしまうでしょう。
HD6 は解像度も高い上に携帯性も抜群であることから、空き時間に気軽に電子書籍を読むような方にはかなり満足できると思いますが、SDカードを入れられないのと今や中古でしか手に入れられないのがかなりのネックです。
HD8 は全体的に使いやすい機種です。
動画、ゲーム、書籍、全体的にそつなくこなせる機種です。持ち運びも大きめのカバンであれば可能ですし、とりあえず一つ買う、ということならばHD8 が一番おススメかもしれません。
ですが私個人としてはこの大きく重いHD10 が一番使いやすいです。
とにかく動画やアプリのダウンロードは早いですし、動画視聴も見やすい。書籍も本体を横にして見開きで問題なく読むことができますし、動作もサクサクと早くて使いやすい。
私は自営業で屋内にいることが多いため、外に持ち出さない、作業しながら動画や音楽を流せる、休憩時間に書籍を読んだりゲームをする、そういった使い方においては満足度はこのHD10が一番高いかなと思っています。
どのような状況でお使いになるのかで満足度は大きく変わることと思いますが、
HD10に関してはとにかく買ってよかったというのが私の素直な感想です。
ダラダラと記入してきましたが、
画質や速度にこだわらず、家でも外でも気軽に、そして安価に色々楽しみたいという方は7インチのFire7。
予算が許すなら HD8。
カバンの中でかさばって持ち運びには不向きだけど、動画も書籍もアプリもじっくり楽しみたい、という人はHD10、
という選択でよろしいと思います。
そして案外あなどれないのが HD6です。
SDカードを入れられないのがネックですが、そんなにアプリを入れたりしなければ十分使える範囲です。
文庫本サイズの本体の大きさは、それだけで大きな魅力になり得ると思います。
比較してみるとこんなところでしょうか。
現在私はFire7と HD6は子供と妻にあげてしまいました。そしてHD10は家で使う用、 HD8は外に持ち出す用として分けて使っています。
やっぱりどうしても10インチは大きすぎてカバンの中で邪魔になってしまいますから、やっぱりそこが唯一この機種の欠点かなと思います。
それから、
最後になりますがGoogle playアプリに関しまして。
他のレビューでGoogle playアプリがないのでFireは全然使えねー、というものをよく拝見しますが、実はGoogle playアプリはインストールが可能です。
やり方は色々ありますが、４つのアプリを順番にインストールするやり方が一番簡単です。
検索すればすぐ出てくると思いますから、やろうと思えば初心者の方でもPCを使わずに各端末のSilkブラウザだけで簡単にインストールは可能です。
（root化するとかES ファイルエクスプローラーを使ってとか導入には色々な方法がありますが、それよりもSilkブラウザを使ってダウンロードするのが簡単です。
まさに「本体のみでできる！ FireタブレットにGoogle playをインストールする」です）
実際に私も全機種Google playアプリを導入しておりますので、ツムツムなどのゲームはもちろんLINEも入っておりますし、DIGAのアプリを入れてテレビや録画した番組も宅外で観れるようになりました。子どものためにどうぶつの森もインストールできましたし、
色々とやれることが一気に増えます。こうなるとFireシリーズのタブレットは神機に化けますね。
ですが全てのアプリが正常に動作するわけではありませんし、セキュリティの問題やシステム上でトラブルが起きないとも限りませんので、導入はあくまで自己責任で行って下さい。
（個人的に注意している点として、
AmazonアプリストアとGoogle playストアの両方で同じアプリが存在する場合はなるべくAmazonの方を使うようにしています。
※追記です※
セキュリティを危惧されるのであればセキュリティソフトを一本入れておくのも安心かと思います。）
Google playの導入に関しては私は推奨しているわけではありませんので、Google playアプリが無くて不満を感じている方に対して、あくまで参考程度の意見だとお考え下さい。
（とはいえ動作がおかしくなれば初期化すれば済む話しですし、Google playの導入に悩んでいる方はとりあえず試してみる価値は十分にあると思いますけどね。まぁこれは独り言です…）
-----追記です
たくさんの方に見ていただいているようなので、簡単にお役に立てそうな情報も併せて載せておきます。
・スクリーンショットの撮り方
意外に知らない人も多いと思いますが、スクリーンショットは【電源ボタン】と音量の【マイナスボタン】を同時に長押しすることで撮ることが可能です。
・電源オン時のキャンペーン情報について
Fire 端末が購入時のままだと電源オン時に必ず広告画面が表示されますが、実際あまり気分のいいものではありませんよね。
これは設定で消すことが可能です。
【設定】→【アプリとゲーム】→【Amazonアプリケーションの設定】→【キャンペーン情報】→【ロック画面のキャンペーン情報】をオフにします。
・Silkブラウザの検索エンジンを変える
デフォルトのままだとサーチエンジンがBingというものになっていますが、これを普段使い慣れたGoogleやYahooに変更することが可能です。
やり方は【設定】→【アプリとゲーム】→【Amazonアプリケーションの設定】→【Silkブラウザ】→【詳細設定】→【検索エンジン】で、Bing、Google、Yahoo!Japanの３種類から設定が可能となります。
・キーボードをフリック入力にする
キーボードはデフォルトのままだとQWERTYキーボードになっているためローマ字入力となっています。
これをスマホなどで普段使い慣れているテンキーボードに変更できます。
やり方はキーボード入力画面になったら左下の【文字あA1】というボタンを長押し→【キーボードの選択】→【テンキーボード】を選択するだけです。
これでスマホのようにフリック入力が可能になります。
---追記です
・無線 lanの5ghz帯の接続について
本文中にも記載しましたが、5ghz帯のチャンネルについてはfire 端末は古い規格（W52）に対応しているようで、チャンネルが３６、４０、４４、４８でしか使えないようです。
（これはfire TV stickも同様のようです）
ですので無線lanの設定でチャンネルが自動になっている場合は、上記のどれかに設定し直すと安定して使えるようになるはずです。
これは各無線lanルーターの説明書を参照の上、設定してみてください。
・再起動について
先日私のfire 7が起動しなくなる事態に陥りました。
充電もできず起動もできず途方にくれておりましたが、色々調べた結果再起動で復活しましたので、ここに再起動のやり方を載せておきます。
１、本体に電源を接続する
２、本体のカバーやケースを取り外す
３、電源ボタンを４０秒間押し続ける
これで再起動になります。
突然電源が入らなくなった場合はサポートセンターに問い合わせる前に、ぜひ一度試してみてください。
---追記です
・LINEアプリについて
LINEアプリが必須な方は多いと思います。
かくいう私もそうですが、ならばもしfireタブレットにLINEアプリをインストールできたら、こんなに便利なことはないと思いますよね。
結論から言えばGoogle playアプリを導入できればLINEアプリはインストールが可能です。
その際、LINEのアカウントにPCやgmailなどのスマホ以外のメールアドレスを利用すれば、たとえ自分のスマホですでにLINEを使用していても、重複して別アカウントを作成できます。
一つ注意する点として、LINE登録の際に必要な電話番号はスマホと重複しては使えないので、自宅の家の電話番号で登録するとか、もしくは電話番号の代わりにFacebookアカウントでログインする、というのが必要となります。
※※
（上記の設定のやり方は現時点のFire OS 5.6.0.0での設定項目です。今後のシステムアップデートにより項目名や仕様が変更になる可能性がありますのでご注意下さい）
また何かお役に立てそうなことがあれば追加したいと思います。
