第3回 DevLOVE 社内勉強会×勉強会に参加してきた
今日参加してきた勉強会は、『勉強会の勉強会』という、これまで参加してきたものとは若干毛色の違った(?)タイプの勉強会。個人・チーム(所属課)のスキルアップは勿論ですが、それプラス自分の場合は社内活性化(縦にも横にも)に何か役立てられれば、と思い今回のイベントに参加してきました。
会場となったのはNHN Japan Corporation@大崎。社内カフェ(下記URLの『よりよいサービス提供のための環境整備 2』に画像有り)にてかなりオープンなムードの中勉強会が開始。
Taku Yajima (quindim)さんによる勉強会の趣旨説明の後、まずは講演1『これからの社会勉強会の話をしよう(仮)』というタイトルでとみやま ゆうじ (ujtommy)さんのセッション開始。
…の予定だったのですが、冒頭タイトル変更のお知らせ。『社内勉強会のきっかけ』というタイトルで進めて行くとのアナウンス。2009年から勉強会に関して考え始め、動き出していたそうで、そこから今に至るまでの様々なお話を展開。
- 4つの流れ:目的と設立(集める)→第1期(体感する)→第2期(作る)→これから(出力する)
- (1)集める
- 現場を変える/会社を変える目的で設立した。良くなるはず/活性化出来るはず。
- 背中を押してくれたのは『コミュニティの存在』と『1人の協力者』。
- 社内に技術向上・維持を目標とした社内学習コミュニティが存在しており(結構しっかりしたもののようです)、目的や支援内容もきちんとしていた(ように見えた)。各種予算確保もサポート(1コミュニティ辺り10万円前後)。
- 社員としての設立準備…『人が集まらない』というネック。集まれば何とかなるのだが…。
- 集まらない原因
- (2)体感する
- 経験の伴わない、知識のみの取得は効果がない。
- (3)作る
- 動くソフトウェアを作ろう。という事でRailsの勉強を始める。(※所属会社は汎用系)
- 学び方を学び、明日の現場に役に立つように。
-
- ■Online:Google系ツール、Redmine、Twitter/OffLine:勉強会開催(於:貸し会議室)、本で学んだ事をスピーチ、プログラミングでわからないことをQ&A…新人8人併せて計10人参加。小さくやるのは良い。『想い』は伝わる。(新人だとより伝わりやすいかも)
- [Problem:問題点]ついてこれない者が出てくる/集まりにくい(現場から帰りにくい)/結果出ている?という不安感/持続可能?という不安感
- [Try]LTにしてみようか→LT大会へ/重要事項を優先しよう/『重要で緊急な事に時間を費やさず…(名言だったのだがメモ取り切れず。後で補完…)』
- LTを行う事で達成感が得られた。社長が活動に好意的で、諸々サポートにも乗ってくれた。
- ■Online:Google系ツール、Redmine、Twitter/OffLine:勉強会開催(於:貸し会議室)、本で学んだ事をスピーチ、プログラミングでわからないことをQ&A…新人8人併せて計10人参加。小さくやるのは良い。『想い』は伝わる。(新人だとより伝わりやすいかも)
- (4)出力する
- アウトプットすべき。KeyLOVEとしてソフトを提供しよう。
- 社内において、極秘プロジェクトを進行中。
お次はdaisuke nakagome (broccolimustdie)さんによるセッション『社内勉強会のための社内の盛り上げ方』。
- きっかけ
- 教訓
- 1.不定期開催は熱が醒めやすい。(勉強会への)連れだし作戦…思ったほど効果無し。
- 2.投げっぱなしで反応してくれるほど甘くはない。→『勉強会の勉強会』を実施(探し方、見つけ方、参加方法等)
- 『興味を持てない』の声に挫折も。
- 3.外に出掛けるのは敷居が高い。
- 4.1人で頑張るのは辛い。
- 改善点
- 定期的に開催
- 期待しすぎない
- 負担が大きくならないようにする
- 周りを巻き込む事
何よりも続けることが大事!
- 再起へ
- 技術トピックミーティングの開催…事前にリストアップした技術キーワード(クラウドなど新しめの)をネタに、持ち回りで30分程度実施。
- (狙い)新技術に目を向ける/プレゼン能力向上/横の繋がり強化
- ネーミングはカジュアルな雰囲気を/事件(上述)のトラウマを打ち消すものを。
- 発表準備:挙がっているトピックの中から任意で選んで内容を決定/発表内容は5日前までに周知/準備期間は2週間
- 発表:毎週水曜19時から1時間程度/15分〜30分程度を発表の時間に、残りは振り返り、質疑応答など/2週間後の発表者を立候補者から決定/有志が残って振り返り(KPT)
- (成果)過去5回実施、平均参加者は3.8人(分母は20人)。
- プレゼンの良い練習になった/楽しかった/自分の勉強になった、等。
- 技術トピックミーティングの開催…事前にリストアップした技術キーワード(クラウドなど新しめの)をネタに、持ち回りで30分程度実施。
- 運営で気を付ける点
- 楽しさ重視。
- 日常業務と違う雰囲気作り。
- 柔軟な運営で。
- 気軽に参加。
続けることが大事!(再度強調)、肩の力は緩く、期待し過ぎずに。疲れたら社外勉強会へGO!
小休止を挟んでLTタイム。この会のLTは時間が来たら途中でもバッツンぶった切るようで…(^^;)
- ●SATO Yozo (yoozoosato)さん
- GenesisLightningTalks - Genesis Lightning Talks (a.k.a. GLT) Wikiなるものを行っているらしい。(LT祭りみたいなもの)
- 以下のブログ記事を元にLT展開。言いたい事は大きく2つ『ボス対策(ボスの上の上のひと)』『数字はでっち上げよう』。
- ●ちゃちゃき(その他小麦由来原材料を含む) (chachaki)さん
- コンセプトが重要ではない、というお話。
- また、社内勉強会が唯一解ではない。
- 書籍プレゼン形式で会を進める。
- 本の特性もあり、『広く浅く』vs『狭く深く』という意見の対立が。
- ぶっちゃけ、1人でやった方が身に付く(これはこれで正しい)。しかし、知らない事を知るのも大事。
- なぜやるか(why)/何をやるか(what)/どうやるか(how)。
- 社内勉強会 as Experience、社内勉強会 as Product…(ここで時間切れ)
- ●そーり (yshigeru) さん
- ●やまこ (ywindish) さん
- 『社内LTへの道』というタイトル。客先常駐の体制の中でどのように活動を進めて行ったか。
- @broccolimustdieさんと同じように、Android関連の勉強会に参加するようになり、勉強会にハマる。
- 帰社日を(勉強会の時間に)当てようと考えるが、使える時間はせいぜい20分。どうする?→LTなら出来そう?
- かじ (kaji_3)さんの勉強会発表ネタに共感…同じ部分で悩んでいる人が!
LTの後は『ワールドカフェ』(World Cafe)という形式で時間を区切ってグループ(今回は4人)を入れ替え、議論をしていく時間に。
ワールドカフェについては以下の記事を参考に。
テーマとしては"社内勉強会は出来る!(しかも5月に)という前提で、
- 『あなたの現場の社内勉強会、加速させるものは何?』
- 『何をすればそれ(加速させるもの)を得られる?』
といったトピックで話し合い、
話の前後には軽い自己紹介やtwitter-idの交換等も行ったりしました。『ワールドカフェ』自体初の経験でしたが、この形式の話し合いは『参加してるな』感が強く感じられて良かったですね。同じグループになられた皆さん、ありがとうございました。
…とまぁ、都合19:00〜21:45までと3時間近くとなった今回のイベントですが、皆さん同様に『勉強会をしたい/続けて行きたい/広めたい、がしかし…』という同じ方向の思いや悩みを共有しているだけあって、話し合いにも熱を帯びたものとなっていました。そういった意味では今回自分も共感するところ・参考になるところもも多々あり、参加して非常に意義のあるものとなりました。
まぁ、ここから先、実施していく/展開していく/継続していくのが大変なのではありますが…。今回は会社の同僚も一緒に引き連れて参加、同じ熱を持つことの出来るメンツを増やしつつ、無理し過ぎず進めて行こうかなと思います。
その他参考: