冗談抜きで死んでしまえ

これだけはどうしても許せないというものを見つけた。

３・１１を「反原発の日」ではなく、より玉虫色かつ、政治的にどのようにも利用しうる資源としての「追悼の日」にしたかった天皇制国家の企図は全くもって残念なことに、ほぼ成功した。

http://yssrmy.jugem.jp/?eid=28

阪神間出身の人間として言わせてもらうわ。健康被害があるかどうかすらわからない程度のホーシャノーの方が地震より重大事やと!?どこまで人を舐めくさっとるんじゃこのカスが！

どうも、現在東京くんだりに住んでる身としては、周囲にもこういう風に勘違いしとるカスが多いように思えてならん。せやからこの際はっきり言うとくぞ。

福島第一原子力発電所で失ったものは「国土」や。それも永久的なものやない、一時的なものや。勿論それ自体は悲惨なことや。しかし一方で地震や津波で失ったものは「命」や。「命」と「お国」どっちが大事なんや、言えるもんなら言うてみんかいこの自称左翼の実質極右どもが！

何がホーシャノーや。あの頃、神戸の街には粉塵やらアスベストやら飛び放題やったが、どこの誰が「子供を守れ」だの「避難せえ」だの言うたか？政府が無為無策やったんは今以上やったが、それをインペーだのジョーホーソーサだのとリベラルな皆様方は糾弾してくれはったんか？*1そのときの「子供」やった立場として、そのことははっきり覚えとるぞ。この偽善者どもが！

要するにホーシャノーなんて被災者ごっこしたい東京あたりの人間の免罪符なんやないかい。要するにホーシャノーなんて反政府ごっこしたい東京あたりの人間の玩具なんやないかい。語るに落ちるとはこのことや。

ほんま、この前の大震災をゲンパツだのホーシャノーなんていう二義的な問題*2に矮小化しようってなカスどもは地震に遭って建物に押しつぶされるなり、津波に呑まれるなりして自分の浅薄さを思い知ったらええねん。豆腐の角に頭ぶつけて死にさらせ！

いつもの連中に警告

そしてこの記事をこれ見よがしにシレッとして引用しとる

b:id:nebokegao 天皇制, 政治 「改めてはっきりした。国家儀礼は天皇によってしか表象されえないということである／３・１１を「反原発の日」ではなく、「追悼の日」にしたかった天皇制国家の企図はほぼ成功した」 2012/03/15
b:id:Joetip Joetip 政治, 東日本大震災 「コワモテ刑事＝政府、天皇＝カツ丼刑事」 2012/03/14
b:id:yomimonoya 政治, 天皇制 「政府が信任を失ったとき、天皇が追悼政治、あるいは公式行事、国事行為をすることで、国家は担保される（ちょうど今のように）。民衆が共同体としての紐帯を確認する限りにおいて」 2012/03/14
b:id:lever_building 引用《政府が強権を発揮すればするほど、天皇は個人の痛みに寄り添い、全体主義的な風潮に眉をひそめるようなリベラルな存在であったほうが、より多くのコクミン……を国家のうちに統合しうる。》 2012/03/14
b:id:somebodyssin そういえば御用さんにも象徴カツ丼系と実権コワモテ系の二種類がおられる。 2012/03/14
b:id:unorthodox 天皇制, ファシズム "論理よりも情動に駆動された、一体化を求めるスイッチがマジョリティのあいだで一度入ってしまい、共有されたら、それを跳ね返すことがどれほどむずかしいか。" 2012/03/14
b:id:arkanal カツ丼デカだとしても、WW?のロンドン空襲に留まった英国王族のように若き皇族が福島浜通りに赴けば内外の感服を集めたのだろうが。式典の一挙手一投足への自動感涙同調追求人間など、国内限定でしかない。南無三。 2012/03/14
b:id:hokusyu 「３・１１を「反原発の日」ではなく、より玉虫色かつ、政治的にどのようにも利用しうる資源としての「追悼の日」にしたかった天皇制国家の企図は全くもって残念なことに、ほぼ成功した。」 2012/03/14
b:id:Cunliffe 天皇制 「３・１１を「反原発の日」ではなく、(中略)「追悼の日」にしたかった天皇制国家の企図は全くもって残念なことに、ほぼ成功した」ここを読んで3/11以前の菊池先生のフィーバーぶりを思い出した。あれはまさに。2012/03/14
b:id:Apeman 「今後はひょっとすると、国家式典としての追悼の比重は、８・１５以上に、３・１１にシフトする可能性すらあるのではないか、と予測している。」 2012/03/14

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この辺のあんたらはどういう了見なのか釈明してもらおか。もしこの記事の内容肯定しくさったら承知せえへんぞ。お前らが地震で死んでも全く同情してやらん。その程度の軽蔑には値することやぞ。
特にid:Apemanは阪神大震災の被災者だと名乗っているが、まさかそういう意図やあるまいな。その場合は瓦礫受け入れを拒む井戸知事および兵庫県の自治体*3の当局者および反対派と同様、非国民ならぬ非県民、いや人でなしや。そのことはよう考えとけや。

追記

b:id:unorthodox なんだこりゃ, お花畑, あなたの知らない世界
あの元記事をどう読んだらこんな意味不明なキレ方ができるんだろうか。2012/03/18

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お仲間がことごとくバックれたときに自分だけが矢面に立とうとした、チンピラの宿命と言ってしまえばそれまでやけどその点だけは褒めたるわ。しかししらばっくれとるんか「国語の成績が悪い」んかなんだか知らんがほんまにアホやろ。上の引用部見てみいや。問題の記事は理屈はともかく結論として3月11日が「反原発の日」でなく「追悼の日」と位置づけられたことを批判しとる。これは福島第一原子力発電所事故が地震・津波による人的被害と同等以上の重みを持つとでも考えとらんかぎり絶対に思いつきもしないイチャモンや。それがわからんいうことはお前も所詮はこの件を当事者の気持ちになって考えようとなど全くしていない、単なる正義ごっこのための玩具にしているだけやということや。恥を知れ。顔洗って出直してこい。

*1:まあはっきり言って当時はそれどころではなかった。「そんな下らないこと言っている暇があれば復興に手を貸してくれ」という状態だったし、今でもそのことは後悔していない。地震自体の方が圧倒的に恐ろしかったからだ。おそらく現在の低線量汚染地域の住民も同じような信条ではないかと推察する。

*2:もっと言えば「包含される問題」である。「想定外」津波に耐えられなかった施設は福島第一原子力発電所だけではなく、釜石の「世界一の防波堤」をはじめ多くのものがそうだったのだ。そして結果として失われた人命はどう考えても直接間接含めてゲンパツ以外の方が圧倒的に多い。そちらでは「安全神話の崩壊」が叫ばれないのは一体なぜだろうか。まあゲンパツの「安全神話」など、私がものごころついた1990年代以降だけでも何遍も「崩壊」が叫ばれているのだが。特にJCOの東海村臨界事故を目の当たりにしておきながら「絶対安全」などを信じていたのであれば、それは単なる馬鹿であり全く同情に値しないとしか言いようがない。

*3:情けないことに我が故郷を含む。