日本国内の、たいがいの問題を何とかする時は、憲法(と、それに基づく判例)が参照される。
訴訟した人の権利と、された人の権利、もしくは国民の権利を調整して、審判がなされるわけだ。
表現だと、表現する権利と、不愉快なものを見ない権利。
自動車を運行する権利と、キレイな空気を吸う権利。
煙草を吸う権利と、間接喫煙を拒否する権利。
たいがい、「する権利」より「されない権利」が優先される。殺す権利、泥棒する権利、なんてことを唱える人間があんまりいないようなもの。
で、もうちょっと先にいくと、自分の管理区域では管理規則を定められる。店内での写真撮影禁止、なんていうのはこれかな。
日本の法律で、この事例に参考になるのが、電波法のあれかな。傍受は合法。再送信、他人への情報提供は違法。みえちゃうのは仕方がないけど、喋るのは能動的行為なんで我慢しなさい、と。まあ、それなりに合理的だと思う。
サイバースペースの憲法は、日本国憲法とはちょっと違う。まあそのへん。