結果には原因があるということ
http://anond.hatelabo.jp/20070908190829
同じ原因には同じ結果が待っているということ。
(ビッグバンがあったとして)(いや、Blogのタイトルじゃなくて)ビッグバンの特異点から、因果の円錐の内側のものは、すべてAction-reactionの関係にある。
エネルギーと、運動量と、角運動量は、マクロでは、概ね保存される。
パラメーターが少ないときは、速度とかエネルギーの変化とか、片一方を原因、片一方を結果とよび、熱力学的なんとかがあれば、割と不可逆的な原因と結果と我々は認識する。
パラメーターが沢山あるとき、なにを原因と呼んで、何を結果と呼ぶか、それは可也、恣意的だったりする。
「俺がお前を射つのは、お前が俺を侮辱したのが原因だ」
みたいな。
ちょっと追記
[*酔いどれブクマ]確率を絡めた因果の定義もある。事象Bに時間的に先行する事象Aがの有無で事象Bの起きる確立が有意に変化するとき事象Aを事象Bの原因と呼ぶとか。有意ってのがアレだよね。因果律は妄想か。妄想でも信じるよ。
単一の原因と、単一の結果が、強固に結びついている場合、脳内の因果律モジュールが活性化するっぽい。
複数の原因と、複数の結果を認知した場合、どれを「原因」として、どれを「結果」として、因果律モジュールが活性化されるかは、結構恣意的じゃないか、と思っている。
空襲で死んだ人間の原因は何か。避難しなかったことか?国が、救護措置や防衛措置を取らなかったことか?可燃性の家に住んでいたことか?軍需工場の近くに住んでいたことか?その国が戦線を布告したことか?貿易相手国が、経済制裁したことか?その国が、近隣諸国に侵攻したことか?大国が、後進国を植民地化したことか?その爆撃機が、爆弾を投下したことか?風向きか?その爆撃機が、ちょっと前に高射砲を避けようと、針路変更したことか?どれをとっても、その人間は命を落とさなかったかもしれない。
あと、有意が、統計学上のPがなんとか、でいいのなら、肺癌の原因はタバコになるね。
疫学的因果関係の妥当性はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%96%AB%E5%AD%A6
論理学が好きなひとは、「対偶は元の命題と等しい」を利用して、対偶の対偶の対偶…を使うと便利だよ。