スポーツ報知の記事がひどい。

藤原紀香氏の離婚後初ドラマ主演のニュースに関するスポーツ報知の記事があまりにもひどいので晒し上げ。


紀香、うつ病と闘う!離婚後初ドラマ

3月31日8時0分配信 スポーツ報知

 NHK「ツレが−」 お笑いタレントの陣内智則(35)と離婚した女優の藤原紀香(37)が5月29日スタートのNHKドラマ「ツレがうつになりまして。」(金曜・後10時=全3話)で、離婚後初めてドラマ主演することが30日、分かった。ネプチューンの原田泰造(39)と夫婦役を演じる。うつ病を題材にしているが、紀香は「私自身も昨年の舞台の準備をしていた時『うつ』みたいな状態になった」と、つらい経験を演技に生かそうと意気込んでいる。

 陣内の浮気に悩んだ日々を、紀香が自身の演技に生かす。

 NHKで5月29日から3週連続で放送される「ツレがうつになりまして。」は、漫画家・細川貂々さんの同名コミックエッセーが原作。外資系IT企業で働く夫が、ある日突然「死にたいんだ…」と漏らし、うつ病と診断されたことから、夫婦の生活が一変。役割を交換しながら互いを補い、うつ病に立ち向かっていく姿をユーモアを交え描く。

 先日、ブログで「最後は心も体も数々のことに壊れてしまった」と告白した紀香。うつ病をテーマにしたドラマ主演に「私自身も昨年の舞台の準備をしていた時『うつ』みたいな状態になった経験があります」。8月に明らかになった陣内の浮気問題のストレスに、主演舞台「ドロウジー・シャペロン」のハードなけいこが重なり、うつ病寸前だったことを改めて明かした。

 20日に離婚届を提出、25日にケニアから帰国した際には吹っ切ったように笑顔を見せていたが「私も完ぺきな人間ではないし、時にはへこみます。そんな自身のすべてをさらけ出して、このドラマに挑みたい。うつ病は今の時代、身近な大きな問題。話題の原作なので新しい私の代表作になるよう、ひたむきに取り組みたいと思ってます」とつらい日々を仕事の糧にする。

 紀香は30日、「レオパレス21」の入社式に参加するためグアムに出発。帰国後の4月上旬から5月にかけ収録予定。ほか原田泰造、風吹ジュンらが出演。また、笑福亭鶴瓶(57)の長男でバンド「sleepy dog」のボーカル・駿河太郎(30)が同作でドラマデビューする。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090331-00000017-sph-ent

http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20090331-OHT1T00017.htm

「うつ病と闘う」だの「うつ病に立ち向かう」だのいい加減にしろよ!なんでコイツラは病みつかれた人を静かに寝かしておくことすらできないんだろうね。うつ病って「立ち向かっ」たり「闘っ」たりするものじゃなく、そういうものだと受け入れて、うまく付き合っていく方法を探っていくものだと思っていたんだけど、スポーツ報知の記者様のお考えは違うようです。そもそも「立ち向かっ」たり「闘っ」たりする気力が(さまざま要因によって)なくなってしまうからうつ病になるわけで、そこからしてよくある「闘病モノ」と同じように考えてるのがまるわかり。しかも藤原紀香の役が「うつ病」になるわけではない。ホントどうしようもない記事だね。わからないなら「大本営発表」を丸写しにしておけ。

このドラマでうつ病に対する偏見が少しでもなくなるといいけど。この記事を読む限りはまだまだ偏見が消えない気がしてそれこそ鬱になる。

「国民病」ともいわれているんだから、もっと理解が広まることを切に願う。

◆なんか増田がこの記事について書いているみたいだ。

http://anond.hatelabo.jp/20090331152347

なんだこりゃ。
なんつーか…トンデモ読解して斜め上の解釈を元に見えない敵を叩くのはやめにしたらどうか。