ピタゴラスイッチと佐藤雅彦 #1

「ねぇ、ねぇ、百科おじさん、『ピタゴラスイッチ』って何?」「何?」
「なんだ、ピタとゴラ、知らないのか? じゃあ、これを見てみなさい」


 アルゴリズム体操
 http://sidhes.hp.infoseek.co.jp/alg3.htm
 アルゴリズム行進
 http://sidhes.hp.infoseek.co.jp/alg.htm
 ピタゴラ装置
 http://sidhes.hp.infoseek.co.jp/pitagora1.htm
 ピタゴラ装置2
 http://sidhes.hp.infoseek.co.jp/pitagora2.htm


「どうだ、雰囲気だけでも分かったかな?」
「分かった」「分かった」


「ピタゴラスイッチは外国の偉い賞をとっているのであ〜る。 
詳しくはこのサイトに書いてるのであ〜る」 
http://www.prixjeunesse.de/festival/fr_winners04.html 


「英語だからよめませーん 」
「はっはっは、ではテレビのジョンを呼ぼう」 
「テレビのジョーン」 
「およびですかぁ」 
「ピタゴラスイッチが取ったえらい賞について教えてくれたまえ」 
「りょうかーい」 
ピッ 
http://www.nhk.or.jp/koukai/kouhyou/kokusai_koho/pdf/koho040620.pdf
                              *1


「ピタゴラスイッチ」は、元「おかあさんといっしょ」担当の古谷光昭ディレクターが、
同番組で「だんご3兄弟」や「あっという間劇場」をともに手がけた佐藤雅彦*2を
ブレーンにすえ、数学的概念や抽象的思考といった「考え方」をテーマにした番組を
企画して誕生しました。
佐藤は当時すでに慶応大学教授としてSFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)で
「佐藤雅彦研究室」を率いていました。
その研究発表の場が欲しいという佐藤研の思惑と古谷の番組コンセプトが
合致した形となって「ピタゴラスイッチ」が生まれたのです。


対象年齢は、抽象思考を始めると考えられている4歳から6歳。
「問題を解決する力ではなく、問題を見つける力、問題発見形の力」
「物事の本質を見極める力」をつけられるようにするのが目標とされました。

【スタジオコーナー(今日のトピックス)】

「考え方」を紹介するコーナー。ここで丁寧に提示することで、
以後のコーナーでは、考え方を暗示する程度に留め、「問題を発見する力」を
育めるようにしている。
  声の出演:まつもとみわ、西村朋紘、上田祐司、井上順、車だん吉(←故・名古屋章)
  ナレーション:徳田章アナウンサー キャラクターデザイン:内野真澄
  人形制作:松島ひろし 音楽:栗原正己 総合監修:佐藤雅彦、内野真澄
                      
 

【ピタゴラ装置】

異質なものが急に挟み込まれるような感じで、変な装置が突然番組に出てくるのは
どうか、という佐藤のアイデアを下に企画され、その装置にジングルと番組のロゴを
入れることによって番組のブレイクとしてのステーションコール的な役目を与えた。
機材は全て日用品を使用し転がるボールが次々と連鎖反応を起こしながら
「ピタゴラスイッチ」のロゴが書かれたゴールにたどり着く。
装置は佐藤研のメンバーが研究所で試作し、春休みや夏休みにNHKのスタジオを
一週間借り切って撮影。

【フレーミー】【10本アニメ】【ポキポキアニメ】

佐藤研卒の植田美緒がアニメーション、貝塚智子がロゴデザインやアイデア出しを担当。
普通はストーリーから考えるところ、映像から考えられている。
「10本アニメ」は10本の棒で、こんな形が作れたら面白いというところから、
例えば車になったり、力持ちの大男になったりして、そこから絵をつなぎストーリーに
する「直線だけのアニメーション」。
「フレーミー」は「構成主義に基づく、新しいキャラクターの映像化」をテーマに、
直線だけで構成された四角い犬「フレーミー」が主人公のアニメーションで、
キャラクター、背景などが、必要に応じて画面に生成、消滅する。
  「フレーミー」作 佐藤研 F組(植田美緒、貝塚智子、小宮山いつか、館林恵)
         ナレーション 井上順  音楽 渋谷毅
  「10本アニメ」作 佐藤研10組  企画・製作 植田美緒、貝塚智子
          声の出演 片桐仁(ラーメンズ)、荒川良々、近藤公園、平野貴大
  「ポキポキアニメ」 作:佐藤研10組 ナレーション:草なぎ剛

【おとうさんスイッチ】

佐藤研が「1対1対応」というのをベースにしたもとになるアイデアを作成。
例えば「あ」というボタンを押したら、「あくびをする」。
「い」だったら「いのる」というように、子供がおしたスイッチに応じて、
おとうさんがあらかじめ決められた動きをする。
おとうさんを「操作」しながら、スイッチひとつに対して動作もひとつという
「1対1対応」の考え方が、自然と理解できる。
ちなみにクレイジーケンバンドの横山剣が本名の横山正佳として登場*3したことも。
  歌 知久寿焼、加藤千晶

【何してるの? おじさん】【なんのあと?】

「見なし」の学習法として企画された。
まず様々な事象をジェスチャーで表現し、その後「何してるの?」と聞かれると、
元ネタの映像が挿入される。
  演出・撮影 ホンマタカシ  企画・助監督 佐藤匡(佐藤研)
  出演 小林賢太郎(ラーメンズ)

【アルゴリズムたいそう】【アルゴリズムこうしん】

「アルゴリズム」とは、計算幾何学用語で「ある物事を解決するための終了が
保証された手順・方式」という意味だが、佐藤研ではその概念を「ある目的の
ための一定の手順」と解釈し、感情や主観が伴わない「一定の手順が生み出す
独特の美しさや面白さを表現する試みとして考えられた体操、行進。
単独では意味不明の動きが複数組み合わさることによって、統制の取れた組体操、
行進になる。
  企画・振り付け 河村真司(佐藤研)  作曲 太田整(佐藤研)
  出演・歌 いつもここから

【ピタゴラソング】

佐藤雅彦、内野真澄、もりちよこ、坂出雅海、荒木尚美、加藤千晶、栗原正己、
桑原永江、悠木昭宏、日暮真三、岡村みどり、 パラダイス山元、テディ熊谷、
もりちよこ、小杉保夫、知久寿焼(たま)秋穂範子、日下好明、植田美緒
桜井秀俊(真心ブラザーズ)などそうそうたるメンバーが参加している歌のコーナー。

その他のコーナー

【きょうのスイッチ】【きょうのロボット】【かってなルール】【はしってもじ】など。


<参考リンク>
本日の教育テレビ(過去のデータ豊富です)
http://tsukishima.sakura.ne.jp/etv/pita.html
ピタゴラスイッチチャンネル
http://blog.so-net.ne.jp/yukiwochannel/
ピタゴラ系の歌詞ならココ
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/3174/pitagora.html
からくりぺんぎん〜ピタゴラスイッチ応援サイト〜
http://osayan.nce.buttobi.net/
きょういくてれびのたまてばこ
http://www.st.rim.or.jp/~tokyo/etv/
<Flash>
アルゴリズム体操・行進のフラッシュなど
http://sidhes.hp.infoseek.co.jp/index.html
ポキポキアニメ(遊べる)
http://childtv.org/pokipoki/

*1:2ちゃんねる「ピタゴラスイッチ」スレのテンプレ参考

*2:詳細は#2に続く

*3:「ら」ぐびーのせんしゅ「り」んごをかじる「る」びーのゆびわ「れ」んとげん「ろ」っくんろーる

お前達はダメだ!

「なんだぁ、、(ズボンを脱がすのは)愛じゃないんだ!(出川哲朗)」
         (「内村プロデュース」)


>内村プロデューサーからのメッセージ
>ウィキペディア「内P」