IQライター村上卓史

前日にも触れたがid:gryphonさんが書かれている通り、
PRIDEでの煽り映像などの演出面を支えているのはプロデューサー佐藤大輔と
構成作家村上卓史である。
佐藤Pについてはもう格闘技誌などにも登場し知られつつあるので
村上氏についてその経歴を振り返ってみる。


村上はあの『天才たけしの元気が出るテレビ』の「放送作家予備校」((第2期。おちまさと、都築浩などが同期)出身である。
少年時代、『ひょうきん族』が大好きでスターを裏で操ってるような職業という
イメージで放送作家に憧れていた村上は大河ドラマ終わりに
ザッピングしていて、たまたま「放送作家予備校」の告知を見て
そのまま応募。
提出したネタよりも、ただ自分が大学一年の時に、
一ヶ月間中国をふらふらして回ってた、という旅行の話で
盛り上がってしまって見事合格。
テリー伊藤率いる「ロコモーション」に入社。
その後、普通のバラエティ番組で、作家として活躍していた
村上に転機が訪れたのが日本テレビの『スポーツえらい人グランプリ』。
ここで、それまで大好きだったスポーツの知識が生かされ
スポーツを全く別の角度から魅せることの面白さを発見する。
その後『筋肉番付』『ジャンクSPORTS』『SRS』などに参加し
スポーツバラエティには欠かせない構成作家に。
また「オリンピック中継」「世界陸上中継」「世界バレー中継」なども
てがけると「PRIDE中継」に参加。
スポーツの豊富な知識だけでなく多くのバラエティ番組に参加してきたノウハウで
それまで格闘技中継にはほとんど無かったユーモアあり、シリアスありの
新鮮かつ幅広い煽り映像を作成、その後の格闘技中継に大きな影響を与えている。


村上卓史ブログ
http://muramura.way-nifty.com/shutabi/


ウィキペディア「村上卓史」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%91%E4%B8%8A%E5%8D%93%E5%8F%B2

電波少年的テレビ革命(電波少年が本当にパンクな番組だったのか確かめたーいっ!!!)#4(おまけ)

「ダン、ダン、ダー、ダ、ダ、ダー」とダースベイダーのテーマに乗って
登場していたTプロデューサー(後にT部長)を知ることが出来るリンク。


土屋敏男公式「誠実なテレビについて」
 https://www.ntv.co.jp/shop/seijitsu/index.cgi


対談×高須光聖 http://www.mikageya.com/michi/01/index.html

土屋  企画を立てた当初は猿岩石でいいや、充分だ、なんて
   全く思ってなかったんだよ〜。 俺はなるべく人気者でいきたかったんだよー。



高須  あはははは!(笑) あー、そうだったんですか!



土屋  あったあった! 全然あったよ、そんなの!
   で、本命はだれかって言うと、Take2だったのよ。


高須  おお、今明かされる衝撃の真実!!(笑)


土屋  ところが、まあしょうがないことなんだけど、
   事務所の方に丁重にお断りされちゃったの。
   ちょうど深沢が田中美佐子と結婚したばかりだった。


高須  おーーー、そのタイミングですかぁ。



土屋  「田中美佐子が売れない芸人と結婚した」っていう
   そんなニュースの書かれ方をしてた頃ね。
   売れてないから、半年間のスケジュールは空いてる。
   空いてるけど、もはや深沢には「田中美佐子の旦那」だからさー。
   俺はいけるんだったら、田中美佐子を何度かスタジオに呼んで、
   旦那が異国の地でひーひー言いながら苦しんでるのを
   見てもらうっていうのが、すごく理想だったの!


高須  アリですねー、めっちゃアリですよ。
   Take2はまだ売れてなかったですけど、
   田中美佐子さんは売れてますからねーこのカードはでかいですよね。



土屋  ところが、向こうは断ったんだよ〜。
   でー、もう本当にしょうがなくて猿岩石になったんだよ〜。

対談×糸井重里
  http://www.1101.com/T-bucho/index.html
  http://www.1101.com/miyake_tsuchiya/2004-09-01.html

土屋  実は、ぼくら地上波のテレビをやっている人たちは、視聴者を、
   信じていないんですよ。見ている人のことを、かなりものが
   わからない人だと想定して、その人たちにどう見せるかと
   工夫しているんです。 ものすごく悪い言い方をすると、もう、
   「馬鹿にどう見せるか」と、みんな絶対にクチには出さないけれども、
   どこかのところではみんながそう思っているようなフシがありますね。


糸井  あれだけの大きさのツールを持てば、誰でもそうなりますよね。


土屋  確かに、何百万人、何千万人と見てくださる中には、もちろん、
   そういう人たちも、いますよ。その人たちも入れないと
   数にならないから、「その人たちまで含めて全員をダマすためには……」
   と、自分たちの持っている視聴者像を、どんどん、ものすごく
   友達にしたくないところに持っていってしまっている、というか。


インタビュー
  http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/gen/20050801/113002/index5.shtml

“豪邸でうんこする”というのがある。これをVODで配信して――放送から10年経っているのにものすごくウケちゃったりしたら、僕も出演者もスタッフも、とってもうれしい――権利処理の問題についてよく聞かれますが、基本的に、番組を作った人間にとって、1人でも多くの人に見てもらえるのは本当にうれしいことなんです。「一緒にがんばって作ったあのVTRがまた笑ってもらえる!」。交渉はこれからですが、そういう基本姿勢で進めていきたいと考えています。