「百合姫S」VOL.5、ソフトなギャグから本気の恋まで幅広くなっています。



百合姫S VOL.5(Amazon)


百合姫SのVOL.5は、藤枝雅先生の「乙女色Stay Tune」クリアファイルと、7月創刊の一迅社文庫アイリスから百合ノベルの試し読み小冊子が付録です。


して、本誌ではお馴染みの作家さんの他に谷村まりか先生となもり先生が初登場。
なもり先生の「ゆるゆり」は一挙2話掲載でタイトルの通りにゆるーい漫画なんですが、百合というよりかは4コマ誌に載っているゆるくて和む漫画に近い感じかな?
谷村まりか先生の作品は…おもらしのインパクトに全部持ってかれました。そう感じたのは私だけではないはずだ。


乙ひより先生と夏猫先生もSでは初登場ですね。

コノハナリンク / 玄鉄絢

2話目は1話から話が飛んでいて繋がっていなかったのですが、3話目の今回は1話目の続き。そうか、こういう形式なのか。


1話目で女の子同士の逢瀬を覗いてしまった智恵利はその日、転校初日で文化祭の前日でした。
学校中が準備で慌しく所在なさげで、目撃してしまったその相手にバレそうになったのを助けてくれた沙織と出会うというのが今回の話でしょうか。


この学校、かなり独特の文化祭で各出し物に力が入っています。今年の注目どころは演劇部とプロレス同好会だそうな。
そう、2話目は演劇部でしたね。
群像劇と銘打っていますし、色々と視点が飛ぶんでしょうね。智恵利と演劇部の交互になるのか、はたまたまた別の視点になるのかな。
でもまぁ、面白い手法なんですが季刊誌でやるのはなかなか読者としては戸惑うなぁと思ったり。

乙女色Stay Tune / 藤枝雅

思わず緩む頬のニヤけ具合が自分のラブコメの好きさのバロメーターであるならば、毎回1ページ目からニヤけっぱなしのこの漫画はどうなんだ。
うん、大好きです。


女の子好きで触り魔の日南子に、ストレートに好きオーラを出す天然な有世が急接近、酒の勢いもあって押し倒した前回。


…なんですが、社長の茉莉華さんと副社長の流衣さんから今回はスタート。
仕事のデキル女の流衣さんがどえらい甘えっぷりと、ラブラブな2人にニヤけずにはいられません。


有世の気持ちも日南子にちゃんと伝わって、酔い潰れて寝てしまった有世と優しい眼差しを向ける日南子が微笑ましい。
でも有世をはじめとしてマイペースな周囲の人達に振り回されそうな日南子の今後が楽しみすぎますよ。