僕が気づいた限りでは、次のような機能があるようです。
- チケット表示画面で親チケット・子チケットにリンクが貼られる
- 適切に相互参照されるよう関連チケットの親チケットフィールド・子チケットフィールドを自動更新
- 未解決の子チケットがあるチケットを解決済みにできないようブロック
- チケット表示画面の右上の Depgraph というリンクから依存関係のグラフが見れる (※)
[Trac Lightning での導入手順]
01. こちらから MasterTicketsPlugin をダウンロードし、解凍します。
02. コマンドプロンプトを開き、解凍したフォルダに含まれる "0.11" フォルダへ移動します。
03. 次のコマンドを実行します。
python setup.py bdist_egg
04. Trac Lightning 用のコマンドプロンプトを開き、"0.11" フォルダの下に作成された "dist" フォルダへ移動します。
05. 次のコマンドを実行します。
easy_install TracMasterTickets-2.1.3-py2.5.egg
06. テキストエディタで "C:\TracLight\python\share\trac\conf\trac.ini" を開きます。
07. components 欄に次の記述を追加します。
mastertickets.* = enabled
08. ticket-custom 欄に次の記述を追加します。
blocking = text
blocking.label = 親チケット
blocking.order = 4
blockedby = text
blockedby.label = 子チケット
blockedby.order = 5
09. 保存します。(エンコーディングは BOM 無しの UTF-8)
10. 依存関係のグラフ表示をしたい場合は、Graphviz をインストールします。
11. [コントロール パネル] - [サービス] にて TracLightning サービスを再起動します。
12. Trac Lightning 用のコマンドプロンプトを開き、各プロジェクトに対し次のコマンドを実行します。
trac-admin プロジェクトフォルダのパス upgrade
[関連]
Trac のプラグインをまとめてみた - かおるんダイアリー
[修正履歴]
2009/04/08 17:52
手順 04, 05 が抜けていたので追加。
- TracLightning サービスが開始されている場合は停止する。
- "C:\TracLight\projects" フォルダを "D:\TracLight\projects" に移動する。
- "C:\TracLight\CollabNetSVN\httpd\conf\httpd.conf" ファイル内にある全ての "C:\TracLight\projects" を "D:\TracLight\projects" に置換する。
- "C:\TracLight\python\share\trac\conf\trac.ini" 内にある全ての "C:\TracLight\projects" を "D:\TracLight\projects" に置換する。
- 各プロジェクトフォルダ ("D:\TracLight\projects\trac" フォルダ内) の "conf\trac.ini" ファイル内にある全ての "C:\TracLight\projects" を "D:\TracLight\projects" に置換する。
- 各プロジェクトフォルダに対して Trac Lightning のコマンドプロンプトから resync を実行する。 (trac-admin.bat D:\TracLight\projects\trac\xxxxx resync)
- 環境変数に "TL_PROJECT_HOME" を作成し、"D:\TracLight\projects" を設定する。
- TracLightning サービスがインストールされている場合は、[スタート] - [すべてのプログラム] - [サービスのアンインストール] を実行する。
- [スタート] - [すべてのプログラム] - [サービスのインストール] を実行する。
ちょっと面倒だが、これらの手順を一度踏んでしまえば、以降は特に何も意識する必要がなくなる。