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それが決断と意志の重さだよ/サイコパス他2012/12/21アニメ感想

<記事内アンカー>
PSYCHO-PASS サイコパス #11「聖者の晩餐」
ひだまりスケッチ×ハニカム 第12話(最終回)「ゆく年くる年」
ちとせげっちゅ!! 第25話「手作りしましょ」
漫画感想(「かぶき伊佐」1巻、「ヒナまつり」4巻)


 感想が現在の方式になってから初めての年末、終わる番組もあれば継続だけど年内放送は終了の番組も。大晦日あたりの更新はお休みになるかもしれません。


PSYCHO-PASS サイコパス #11「聖者の晩餐」
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槙島「今からこの女を、船原ゆきを殺してみせよう」
 この構図、殺すじゃなくて別の想像をしてしまったのはここだけの秘密。おまけに「モルダー、あなた突かれてるのよ」という幻聴が聞こえてもう駄目だと思った。

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泉宮寺「この機械仕掛けの心臓に、熱い血の滾りが蘇っている。ここで逃げろなんて、それは残酷というものだ」
 泉宮寺は「デュエリスト」などと気取りながらも、最後までその姿勢を崩すことなく死亡。自分で自分の罠にかかりそうとか書いて正直すまなかった。ろくでもない人だとは思いますが、死の直前笑っていたのはそれまでの発言を裏切っていなくて透徹したものがありました。あの瞬間、彼は最大限に生の実感を覚えたのでしょうね。
サイボーグだし前面だけ状態でも動きそうにも思いましたが、そういえば脳と神経系は生身だったっけ。

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狡噛「俺も行く」
征陸「お前はアホか」

 狡噛と征陸のやりとりは、朱と2人の時の征陸からは見えにくい若さが出ていると感じました。こういう時の征陸は、正にベテランの貫禄ですね。

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 猟犬ロボをかわしての銃撃など、今回はアクション的にも見映えする回でした。が、その後の出来事がアクションへの記憶を上書きしてしまうんだから怖い。

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 1話の時、ドミネーターについての朱のあまりの知識のなさに困惑しましたが、今回はそうした邪魔がなく純粋に展開に震えながら視聴することができました。
 必要性のない相手まで執行対象にしてしまっているのでは、という疑問は1話から朱の心に植え付けられたでしょうが、その逆を考えた事はなかった筈。彼女がこれまで会った殺人犯は猟奇的なやり口で事件を起こし、そしてシビュラシステムはそれに相応しい犯罪係数を弾き出してきた。それが、そうした存在よりも更におかしいとしか思えない槙島には異常数値を出さないどころか、計測の度に数値が下がっていく。目の前でゆきを傷つけ、その意志を口にしているのに。朱には槙島は正に悪魔に見えたことでしょう。猟銃の引き金を引けただけでも、できすぎな位です。常人なら失禁しても責められないレベル。ただ、できるできないは別として、ゆきを救う方法は確かにあった。そして朱はそこに届かなかった。それだけで打ちのめすには十分でしょう。
 ついに掴んだ相手から逆に突き付けられた、裁けないという恐怖。この先、朱達にはどんな戦いが待ち受けているのでしょう。

先週の感想:PSYCHO-PASS サイコパス #10「メトセラの遊戯」




ひだまりスケッチ×ハニカム 第12話「ゆく年くる年」
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 Aパートは大晦日、そしてお風呂で大サービス。宮子の肉体的貫禄が恐ろしい。クイズやそばの食べ方など、彼女の自由さが発揮されまくった年の瀬でした。

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 Bパートは初詣。平常運転ペースでありながら気づけば多くのキャラが登場し、なんとなく最終回らしく。夏目へのスポットの当て方が完全に恋愛もののそれで困るw
 これまでの3期の予習ができないまま見始めましたが、最後まで戸惑うことなく視聴できました。円熟を感じさせつつ初視聴者に負担もかけない話は本当にお見事で、これが4期も続く秘訣でしょうか。どの子もかわいかった(眼鏡っ娘好きとしてはもちろん沙英)ですが、ヒロさんの板についた妻ぶりや、宮子のフリーダムさなどはこれまでイラストなどを見た時には分からなかった魅力でした。あ、そういう意味では吉野屋先生も同様か。罪作りにも程があります、毎度のコスプレ。
 いわゆるシャフ度は少し気になりましたが、演出との相性もよく見ていて本当に安心する作品だったと思います。スタッフの皆様、お疲れ様でした。

先週の感想:ひだまりスケッチ×ハニカム 第11話「お姉ちゃんだったのですね/うろおぼえうた」




ちとせげっちゅ!! 第25話「手作りしましょ」
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 年始の次でバレンタイン回。他の回なら2、3回終わってそうな感じにネタが出るので、意外な見応え。チョコ食べたら中にキャラメルが入っていた感じというか。バーナーでチョコを溶かす過激さに笑いました。

先週の感想:ちとせげっちゅ!! 第24話「柏原の1日」




<漫画感想>
かぶき伊左 壱 (ビームコミックス)
かぶき伊左 壱 (ビームコミックス)
 単行本化を待ちわびていた紗久楽さわの「かぶき伊佐」1巻を読了。ストックの割に出るのが遅かったな。何だか上手く画像が取得できない…… タイトル通りの歌舞伎漫画……とは言っても、専門的な知識は必要ありません。江戸時代が舞台の役者ものとでも考えたらいいのかな。一座や「血」と言った作品舞台ならではの要素が上手く盛り込まれており、今とは違う時代の役者の姿が生き生きと描かれています。特に主人公の伊左衛門とライバル・権四郎の意地の張り合いは、2人のそれぞれのバックボーンに裏打ちされた芸への意気込みが感じられて熱い。伊左衛門に最も近い友人であり芸仲間である矢之助の謎など今後どう出るか分からない伏線も色々とあり、個人的にはフェローズで1番楽しみにしている漫画だったりします。あ、いや2月でリニューアルして「harta」という漫画誌になるんだっけ。今後も期待してます。

ヒナまつり 4 (ビームコミックス)
ヒナまつり 4 (ビームコミックス)
 大武政夫の「ヒナまつり」4巻を読了。ダウナーな表情のヒナと手描きなタイトル、そして背景がなんとも言えない味を出してますがこの背景イクラである。キャラが増えたので、新田以外のキャラが不幸な目に会う話が多いなw 個人的にはヒナを借金の取立人と勘違いしてどんどん勝手にプレッシャーを感じる工場のおじさんの話、そして新田と同格の不運キャラとしての立ち位置を獲得した瞳が深夜バイトを友人に見つかる話が今回のクリティカルヒット。相沢、友人にドS過ぎ。



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  • 2012.12.22 (Sat) 19:45 | 空 と 夏 の 間 ...
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