過程に過ぎない/セイレン9話感想
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この後うらら迷路帖を見るというのに、久保ユリカ声のショタとかどうしてくれるのかwww
>拍手返信:雪光さん
>>ゲームを題材にした透編だけあってキャラクターの成長や交友の切り口にその要素を反映し、エピローグ部分にまできっちり活かしていた作りが素敵でした。
ゲームが良いとか悪いとか声高に主張するのではなく、あくまでキャラの状態に寄り添うように提示されていたのが面白かったなと思います。透に対するラストの「母親にクラスチェンジ」という荒木先輩評とか正にむべなるかな。
>>シリーズの切り替わりによって違う道を歩んでいるはずなのに、各キャラに成長が見られるというのも本当にそうですね。
今回から始まる今日子編も耀編・透編の出来事の一部を下敷きにしていますし、個々のキャラも漸進しているのでしょうね。ここ最近は「前回どういう話だったのか」を意識して見るようにしていますので、その効果が出ているのなら嬉しいです。
セイレン 第9話「カテイブ」
©高山箕犀/セイレン製作委員会
桃乃今日子は正一の幼馴染。子供っぽいのが悩みだったが……?
第三のヒロインである今日子編の始まりとなる第9話は、彼女の家庭部入部を通して様々な過程を描くお話。今回の冒頭は女装した幼い正一という痛過ぎる過去から始まるわけですが、なぜそんなことをしたのか……という「過程」を紐解けば「趣味か!(byワンゲル部部長)」というわけではなく、元気の無い今日子を励まそうとした故の行動だったことが分かります。いやまあだからって女装を選ぶ子供はそうはいないと思いますが。あの過去回想自体、公園でうなだれていた変態紳士の後継者が育つ「過程」だった……?
とまれ物事は結果だけを見ると誤解が生まれがち。今回の話は十萌とワンゲル部の部長の話の中身や家庭部の服飾リサイクルの理由などの「過程」を知り、誤解を解いてゆく形で物語が構成されています。
また、もう1つこの今日子編の鍵になりそうだな……と感じた要素としては「変身」があります。魔法少女は変身の1つの象徴ですが、自分が子供っぽいことを気にしている今日子は心底に「大人っぽい女の子になりたい」、つまり「変身したい」という気持ちがあるわけで。大人しい女子グループだった中学時代からイマどきのいじり姫へと「変身」した耀が出張るのも自然な流れであるように思います。どうも魔法少女ものを卒業してはいないらしいあたり、変身しきれてはいないようでもありますがw
結果と過程を取り違えることは言わば主客の転倒であり、今日子のうなじに見とれてしまった正一は「お団子美味しい?」と聞かれて「うん、きれいだ」と「花より団子」を取り違えます。今日子にしても大人っぽい女の子になりたいのはそれが目的(結果)なのかあるいは過程なのか。恋愛ものであると同時に青春ものである本作のひとまずのラストに相応しいお話が見られそうです。
しかしこの2人、キミキス・アマガミの時と片方(眼鏡っ娘の方)の声優が変わっているのはちょっと残念。名前の系統も全然違うのはそれ故かしらん。
関連:
セイレン 感想リスト
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