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暁美ほむらの戦場1:ほむらはなぜホマンドーしたのか&nbsp 

今年(2012年)のGWは、日本でもスーパーセルが猛威を振るいました。ワルプルギスの夜です。

ワルプルギス、といえば、私はほむらとワルプルギスの戦いは最初から爆笑しながら見ていました。
ほむら=負け組根性のしょーもないアホ、といういささか不当な評価もこのときのイメージが大きいです。

だって
最初から勝とうとしてないんだもん
ゴジラみたいなサイズのヤツに、あからさまに効きそうもない豆鉄砲ばっかりぶつけてるんだもん

爆発→無数の連続爆発ちゅどーん!→「やったか!?」→「・・・バカな!?無傷だと!?」
なんて、お約束パターンそのものです!

このほむらの戦いは前座で、負けることが確定事項です。
制作側もノリノリでほむらをホマンドーさせています。原案段階では戦闘機で特攻するシーンもあったとのこと。


ということで、ほむらのホマンドーは見るたびに爆笑していたのですが
れいのごとく、「コネクト」を流しまくって10-12話を見ているうちに、また少しほむらに気持ちが近づいてしまいました。


今回のお題は、
11話ワルプルギス戦で、ほむらが何をどんな理由で考え、どんな戦術をとったのか?
長いです。ご容赦下さい。


まじけん2
ホマンドーといったらこれですよね!作者ユンスク様のご厚意でpixiv上の画像を使用させていただきました。


まず、ほむらのとった戦略について。
ご存知の方も多いと思います。「ピタほむスイッチ」です。

内容をほむらのまとめwikiより引用します。
1、時間停止との組み合わせで大量のRPGとAT4を一度に直撃させる
2、1の攻撃による衝撃で左に流されるワルプルギスに迫撃砲を直撃させる(迫撃砲は弾道計算済)
3、1,2の攻撃によりワルプルギスが所定の位置に移動したのを確認後、鉄塔を破壊。下敷きにする&さらに移動させる
4、3の攻撃後、鉄橋に移動していくワルプルギスをタンクローリーに乗って追いかけ、
  鉄橋のアーチを利用しぶつける(ぶつける際にほむらは川へ離脱)
5、川の内部に仕掛けておいた88式地対艦誘導弾(通称SSM-1)とトマホークのキャニスターを起動させる(離れてるトマホークも魔法で起動)
6、タンクローリーの直撃をもらったワルプルギスが目の前に下降してくるのを確認後、
  狙いを定めてSSM-1を6発発射(直撃するが送電線に引っ掛かっているため衝撃で後退しない)
7、SSM-1計6発直撃後、トマホークミサイルを2発発射→送電線が切れて電撃ダメージをくらいつつ思いっきり後退
8、移動した先は地雷(クレイモアと指向性散弾モチーフの架空兵器)原
  推定13万4000個の地雷をモンロー/ノイマン効果を利用した集中爆発で召し上がれ
余談:元々トマホークの代わりに戦闘機を突っ込ませる予定だったとか


ほむらの使用した武器一覧はこちら
巡航ミサイル、対戦車ロケットランチャー、迫撃砲、などです。


5と7に出てくるトマホークは軍艦を沈められる巡航ミサイルです。また、武器を一つ一つ調べてみると、
「勝ちたいなら巡航ミサイルぶつけろよwwww」「コイツがやってるのただの飽和攻撃じゃんwwww」
という私の当初の感想誤りだったことがわかりました。
私の知る限り、ほむらの直撃させた火力を当てれば、新潟とか北海道への某国上陸艦隊の第一波程度なら痛撃できるはずです。

このため、ほむらは「まどかと家族に被害が及ばないようにする」という制約の中で、「外からの火力攻撃でぶっつぶす」方向で最善手を打っていると言えます。

また、プロセス7までは段階的に火力が上がっていき、最後に全方位からの攻撃で〆ています。


とはいえ、ほむらの採った手段は「外から無数の投擲兵器をぶつける」ことでした。
魔女には物理攻撃が効くので、「一点集中」でも「ゼロ距離から殴る」でもいいはずです。
また、ほむらが過去にやったように「内部から爆発させる」や、その応用で「毒を盛る」とかでもいいはずです。
なぜ、あえて外から物をぶつけまくったのか?

また、ほむらは11話で敗れた際に悔しそうに「どうしてあいつに勝てない?」という意味のことを言っています。
つまり彼女には何らかの明確な勝算があり、それが外れたことになります。

いやマミや杏子にも後れをとるお前じゃ無理だろうというツッコミは置いておきます。

実は彼女には、そう言っていいだけの資格があります。それが彼女があの攻撃手段を採った理由でもあります。
それは何か?



ほむらが、対ワルプルギスの勝ちパターンを知っている人間であることです。

10話で示された過去周回を振り返ってみると

1週目:まどか(&マミ) VS ワルプルギス → 相打ち
2週目:まどか&ほむら(恐らく&マミ) VS ワルプルギス → 魔法少女辛勝(ただしほむらは目立った外傷なし)
3周目:まどか&ほむら VS ワルプルギス → 魔法少女辛勝
4週目:まどか(前座でほむら) VS ワルプルギス → 魔法少女圧勝


という結果になっています。
まどかの武器は弓で、マミの武器は銃です。
つまり、ほむらは飛び道具使いがワルプルギスに勝ったパターンを4回見てきたことになります。
ほむらのコミュニケーション能力は絶望的です。誰かに知恵を借りたとは考えにくいです。
また4戦して4勝しているため、この戦術の確実性は信頼が置けます。(ただし、4週目はもうまどかが強すぎるので、参考になっていないかもしれません。)
「知っている必勝パターンを改良してぶつければ一人でもいける!」これが、ほむらがあの戦法を採った理由と考えられます。

ここで、1-3周目の戦闘内容に疑問が生じます。
1週目では、マミが斃れた後、まどかがほぼ単独でワルプルギスを倒しています。
2週目では、まどかは相打ちにならず、魔女化する余力を残した状態で勝っています。ほむらは無傷です。
ところが3週目になると、それなりに強くなっているほむらとまどかの二人であるにも拘らず、二人とも瀕死の状態です。
(ただし、まどかの状態自体は2週目とほとんど同じです)

なんだか妙です。
時間停止使えるんだし、まどかも強くなってるんだから、どんどん傷が減るはずじゃないの?
そもそも、時間停止して先制攻撃かけまくればいいんじゃない?

それに、
なぜほむらが傷を負ったのか?そもそもまどかは毎回どうしてあんなにズタボロなのか?
そして、
マミは何をしていたのか?

疑問がボロボロ出てくるのです。


以下は、それらの疑問に対する私の仮説です。
仮説なので、より説明力のある仮説がある可能性があります。心当たりのある方はコメント下さい。


まず、マミの戦い方は大量の銃による飽和攻撃→大火力(ティロ・フィナーレ)によるトドメの一撃です。
1週目を見る限り、この攻撃は、ワルプルギスに致命傷を与えるには至っていません。
また、火力自体もほむらの爆弾に劣ります(3話より。だから10話の2週目、委員長の魔女戦でほむらの爆弾が決定打として使われている?)。
つまり、最大火力では マミ<ほむらの爆弾 です。

そのほむらも、11話で動員した火力ですら全く効いていないので、ワルプルギスを落とせる火力があるのはまどかだけ、ということになります。
(つまり、最大火力では マミ<ほむら<まどか)

また、「まどかは周回ごとにだんだん強くなった」旨が明言されています。
強さがわかるためには何らかの基準なり比較対象があるはずなので、ワルプルギス「も」強くなったわけではなく、まどかだけが相対的に強くなっている可能性が高いです。(ほむらがワルプルギスの強さについて言及していないため、確定ではありません)


この場合、何周戦っても勝利条件は常に「まどかの大火力か、同等の強力な火力で一定のダメージ(一撃でも可)を当てること」になります。

ここで疑問が生じます。
ほむらは時間停止が出来ます。
当てれば勝てるのなら、時間を止めてまどかに撃ちまくらせたり、最初から巡航ミサイルをぶつけるのがベストのはずです。
それをしなかったということは、出来ない理由があるはず。
つまり、ただ当てるだけでは勝てないのではないか?

もうひとつ、ポイントがあります。
ほむらの弱点は、ほむら自身の反射能力が決して高いわけではないことです。
敵に先制された場合、ほぼ確実に一撃をもらってしまいます。
奇襲以外の形では「やられそうな味方を助ける」は使えません。


2週目のほむらは無傷でした。ワルプルギスの動きは4週目5週目の成長後のほむらより速かったので、2週目のほむらは一撃ももらっていないことになります。
言い換えると、ほむらは戦闘に参加していないか、時間停止の能力を攻撃補助に回したかのどちらかのはずです。

ここで、2週目と3周目の違いが浮き彫りになります。なぜほむらが傷を負ったのか?
マミの存在の有無の違いだと、私は考えます。
2週目ではマミが別方向から牽制攻撃をしていたが、マミが既に死亡している3周目ではオトリがないからほむらも傷を負うことになった、という考え方です。

2週目のワルプルギス戦でマミが出てこない理由は、
1:まどかの攻撃が重要である以上、ほむらがまどかのサポートについていたこと
2:ほむらの心配の優先順位がまどか>>>マミであること
が挙げられます。

※1週目のマミの家で、ほむらは「鹿目さんたちは」と言わずに「鹿目さんは」と問いかけ、マミも含めた二人に対してではなく、まどかに一人に対して話をしています。

また、マミの心配どうこうの前にまどかが魔女化しており、ていうか直後に時間を飛んでいるのでどうしようもないです。


では、マミはただのオトリだけの人だったのか?
これもNOです。

ほむらとまどかが時間停止からの先制攻撃を使っていない以上、ワルプルギス打倒には「一度ワルプルギスを起動させる」ないしは「弱点までの装甲を引っぺがす」といったプロセスが必要だと思われます。
また、そうでなければ、11話のほむらが最初から一番攻撃力の高い巡航ミサイルを撃ち込まない理由がありません。

1週目でまどかがタイマンでワルプルギスに勝てたのも、事前にマミが削っていたためだと思われます。

つまり、ワルプルギスに勝つには2段階の手順がどうしても必要
手順1:削りまくりor覚醒させ、弱点を直接攻撃できるように露出させる
手順2:弱点に直接一定レベル以上の火力をもった攻撃を当てる

ということなのではないでしょうか?

手順2に必要な火力の単発だけでは手順1の削りができない、という制限があるように思います。

手順1をやるためにはマミが適任で、3周目の戦いはそのマミがいなかったために苦戦することになった。
具体的には、まどかとほむらの手持ちの火力で、起動しているワルプルギス相手にマミの張ったような弾幕を張らねばならず、その際に反撃を受けた、といったところでしょうか。
3周目で二人がズタボロだった理由は、このあたりにありそうです。
※ただし、まどかは速射能力も高く、マミと同等です。まどかは中世の地球で普通に弓兵として食べていけます。

じゃあ4週目のほむらは何をやっていたの?と思ったのですが、

何もやっていません。

ただ一方的に攻撃されまくっていただけです。こんなのってないよ!!!
正確に言うと一切の攻撃行動をさせて貰えてなくて、近づかせても貰えない、という状態でした。

これが11話になると、ほむらは本来のスタイルと異なる体系的な攻撃をしています。
初タイマンになる4週目では、従来の「接近して爆弾」とか「自動小銃撃ちまくり」あたりを試そうとしたけど、近づかせてもらえなかったものと思われます。



これを踏まえたうえでピタほむスイッチを振り返ると
1-4までは迫撃砲や対戦車ランチャーの数を用意して、2方向から弱めの火力を浴びせています。
この攻撃が、マミが支援をしていた場合に、まどか+マミで期待できたであろう攻撃と思われます。
※まどかとマミの速射能力はほぼ同等です。

以下、左が実際の攻撃、右がまどかとマミがいた場合にしたであろう行動です。

1、時間停止との組み合わせで大量のRPGとAT4を一度に直撃させる
11ほむら迫撃砲-001 mamifire3_convert_20120508164313.jpg

homumami2_convert_20120508163650.jpg mamifire1_convert_20120508164232.jpg


2、1の攻撃による衝撃で左に流されるワルプルギスに迫撃砲を直撃させる(迫撃砲は弾道計算済)
homumadofire3_convert_20120508165948.jpg hmumadofire1_convert_20120508163606.jpg


3、1、2の攻撃によりワルプルギスが所定の位置に移動したのを確認後、鉄塔を破壊。
下敷きにする&さらに移動させる
homufire_convert_20120508172126.jpg homufire4_convert_20120508183148.jpg




4、3の攻撃後、鉄橋に移動していくワルプルギスをタンクローリーに乗って追いかけ、鉄橋のアーチを利用しぶつける
homumami3_convert_20120508163707.jpg mamifire4_convert_20120508164342.jpg


5-7で、最大火力の対艦ミサイルと巡航ミサイルをぶつけています。合計8発。
この決定力というべき攻撃が、ほむらのサポートを受けたまどかがしていたであろう攻撃になります。
ポイントは、6で電線を使って拘束をかけていること。
マミの動きとして想定した場合、ティロ・フィナーレを撃ってワルプルギスの体勢を崩した後、すかさずリボンを使っての拘束に回っていることになります(まどかの援護射撃+マミのリボン拘束は、2週目のほむらの初勝利の際に使われた戦術です)。
その間にまどかとほむらが確実に当てに行くわけです。


5、川の内部に仕掛けておいた88式地対艦誘導弾(通称SSM-1)とトマホークのキャニスターを起動させる(離れてるトマホークも魔法で起動)
ほむらミサイル_convert_20120723035636 madokalockon2_convert_20120509000529.jpg




6、タンクローリーの直撃をもらったワルプルギスが目の前に下降してくるのを確認後、
  狙いを定めてSSM-1を6発発射(直撃するが送電線に引っ掛かっているため衝撃で後退しない)
7、SSM-1計6発直撃後、トマホークミサイルを2発発射→送電線が切れて電撃ダメージをくらいつつ思いっきり後退
homumami5_convert_20120509005135.jpg マミ差替-001
※このシーンはTV版ではわかりにくく、BD/DVD版で大幅に修正されています。(ここで引用しているのはBD/DVD版)



homumadofire2_convert_20120508164604.jpg 天雨1_convert_20120508164621


8、移動した先は地雷(クレイモアと指向性散弾モチーフの架空兵器)原
  推定13万4000個の地雷をモンロー/ノイマン効果を利用した集中爆発で召し上がれ

homufire2_convert_20120508172145.jpg troica3差替-001




この場合、3の鉄塔倒壊と8の全方位攻撃がほむらのアレンジになります。
1、2が投擲攻撃であるのに対し、3は爆薬による工作になります。
もし3人健在で仕掛けたときには、ほむらがこの場所で鉄塔を倒して牽制をしていたものと思われます。
また8は、「もしマミが生きていた場合」にほむら・マミ・まどかの全員でしていたであろう攻撃、と見ることが出来ます。
なお、実際にはほむら・マミ・まどかの3人がマトモに強いまま健在な状態で戦ったことはありません。
このため、3も8もほむらが独自に加えたプラスアルファの要素と言えます。

ということで、表題の「なぜホマンドーをしたのか?」への、私の答えは
実績があり、自分も慣れ親しんだ「まどか+マミ+ほむらの3人チームの戦術」を一人で再現しようとしたからです。


こうしてみると、ほむらの11話での戦術は、マミ・まどかがいる状況に割とすんなり当てはまります。
ほむらの脳裏のチェス盤には、まどかとマミの影響が色濃く出ているようです。
表にするとこんな感じです。

table_convert_20120508185754.jpg


勝ちパターンの原型が彼らのものしかないのだから当然なのですが、書いていてちょっとびっくりです。
この計画を立てているときのほむらの脳裏には、マミとまどかと過ごした戦いの日々が鮮明に息づいているように感じられてなりませんでした。ほむらなだけに自覚はしてなさそうですが。


homura11-2_convert_20120508142442.jpg
ほむらが川の中からトマホーク(巡航ミサイル)を撃つシーン。
有名なシーンですが、このトドメを撃つ役割がずっとまどかのものだったことを考えると、この表情は違って見えてきます。
彼女の心にはこのとき、何が去来していたのでしょうか?



もちろん仮説で、公式に私の説を正しいとする証拠はありません。
状況を合理的に説明するにはどうしたら・・・と思った説が思ったよりしっくりきて、私が驚いています。
12話のまどかの天雨弓撃を見て着想しただけなのに、なんか全然別の話になってます。




こうなると、「杏子がいなくても一人でやるつもりだった」という台詞の評価も可能です。
ほむらは9話の杏子の自爆攻撃に驚いており、あのときが初見のようです。
ということは、杏子のことは「パワーがあるひと」ではなく「すばやいひと」として認識しているはずです。
ワルプルギスを倒す二つの手順の中では、手順1「牽制&ワルプルギスを覚醒させる」の補助程度に役に立つはずです。ただし、火力がないので決定打にはなりえません。また、ほむらは自前で手順1にあたる部分(ぴたホムの1-4)を用意しています。
このため、「一人でも大丈夫」というほむらの発言は、決して嘘ではありません。


でも・・・
ほむらは3周目で「まどかがさやかの形見のグリーフシードを使って願いを託した」友達です。
さやかの命で生かされたほむらが、マミとまどかをイメージした戦術を使い、杏子を先鋒に従えてワルプルギスに挑む。
その形の全員集合も、ほむらの戦いの完成形として熱かったように思います。

ほむらの背負うものが「孤独」である以上、絶対に実現しない光景ではありますが・・・・



このように、ほむらのホマンドー戦術は「従来の枠組みの中で対応しうる」ベストの手と言っても過言ではない手でした。
計画段階から地図と睨めっこして、限られた持ち時間と能力の制限時間の割り振りも緻密に考えてやらないと、まず準備すら出来ない作戦です。
知略のみならず、経験、いままでの交友、人類の現在の発展段階での文明の利器と、ほむらが使いうるリソースの全てを動員しきった感があります。




ほむらの役割は魔法少女まどかを引き立てる前座なのですが、このように「今までの魔法少女」の総決算+αの戦い方をした前座がほむらです。
前座として、とてもいい仕事をしたと言えるのではないでしょうか?


はい・・・今までバカにしていてごめんなさい。バカとか牛とかって言いまくってごめんなさい。




10魔法少女部の黄金時代-001


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【本編を見返したい方向け】 
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10話 11話  9~12話パック


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コメント

暁美ほむらの戦場シリーズを1から3まで読ませていただきました。
かなり深く考察されていてこちらとしても非常に楽しめました、1箇所になるところがありましたのでコメントさせていただきます。

まどかの強さは、ループの回数が増えるごとに強くなるという設定が課されていますが、、初期クリームさんのつよさや映画版パンフのステータス値から察するに、特に1週目、2週目では他の魔法少女と強さに大きな違いがない可能性が高いため、ワルプルギスの夜を倒せるのはまどか級の火力だけと断定するのは少々違うのでは、と思われました。ただし初期クリームさんの強さはあくまで描写的に他の魔女と大差がないと見て取れるだけですしパンフのステータス値は企画段階の資料が流出したものなのであまり参考にしすぎるべきではありませんが・・・
あくまで私の考察ですが、ワルプルギスの夜は、物理攻撃が全く効かないわけではないにしろ、物理攻撃にある程度の耐性がある(少なくとも魔法攻撃よりは効きにくい)と考えたほうが自然かと思われます。

ふじわら #- | URL
2012/12/21 00:19 | edit

>>ふじわら様
コメントありがとうございます。
まず、考察は基本本編準拠です。「あとづけ」は公式であっても除外しています。
このため、ふじわら様とは結論がかなり異なる可能性が大きいです。

まどかの強さについては1週目マミのまどか評、及び、ほむらに別れを告げる前のマミとまどかの生存状況から逆算しています。クリームヒルトについては、魔女の力は魔法少女時の力に比例、で考えていました。

耐性については同感です。
なお、私の考察には大きな穴があります。ほむらはあのやり方だと、魔力をどんなに上げても多分勝てません。

というのが・・・
ワルプルギスの夜の本体、多分歯車部分です(本編12話での崩壊の描写より推測)。
ほむらはなぜか、本体じゃない場所だけを必死に叩いています。
これでは半永久的に無理・・・

さわK #- | URL
2012/12/21 13:58 | edit

返信ありがとうございます。
コメントについて、一応私の意見を言わせていただきます。

>まず、考察は基本本編準拠です。「あとづけ」は公式であっても除外しています。
後付け設定は考慮していないというのは承知していましたが、映画パンフは、「アニメ本編の脚本が完成した段階」での資料でアニメ本編の前に出来た資料なので自分的にはセーフかな・・・と思って出した資料でしたので解っていて考察から外していた場合はごめんなさい・・・。


>まどかの強さについては1週目マミのまどか評、及び、ほむらに別れを告げる前のマミとまどかの生存状況から逆算しています。
私の記憶では、マミがまどかに1週目でした評価は「以前よりずっと戦い方が上手くなっている」のみだったと記憶しているのですが、もしかしてそれ以外にまどかの才能を暗示するような言葉がありましたでしょうか?
ワルプル戦時の生存状況はこちらはあまり当てにしていなかったのでこちらの見落としですね・・・

>クリームヒルトについては、魔女の力は魔法少女時の力に比例、で考えていました。
こちらは誤解を生む言い回しをしてしまいましたね・・・魔女の力は魔法少女の才能に比例する、という考えは同感です、私は2週目の(初登場時の)クリームさんの強さの描写がオクタヴィアやシャルロッテ(いわゆる一般的な魔法少女から生まれた魔女)に比べそれほど優っているとは思えなかった、むしろどっこいどっこいに見えたので、少なくとも2週目のまどかはそれほど強くないのでは?と判断させていただきました。

また、ワルプルさんの本体が歯車である可能性が高いということは知った上でコメントさせていただきました。
自分が言いたかったのは、ワルプルさん物理耐性あるんじゃね?ことと、初期のまどかってそんなに強かったのか?についてでしたので今回は関係ないかな、と思いましたのであえて書かなかった次第です。

ふじわら #QMnOeBKU | URL
2012/12/21 19:01 | edit

>>ふじわら様
設定はそうでしたね!失礼いたしました・・・
それだと「こちらでも考慮すべき材料」になります。
私もふじわら様と同様に考えるのでセーフです。

さて、まどかの強さの件ですが
まずマミ。彼女が重要なのは「それなりに目利きができる」こと。
これはまどかの潜在力を見抜いているという点です。
なので彼女の「うまくなっている」は事実無根では。なく、実際の成長がわずかなりともあると考えます。
逆に、才能への言及はありません。成長率だけです。

まどかの戦闘力については1週目の戦闘結果から考えています。
マミが死亡している時点で、ワルプルギスの夜は目立った損傷がなく、脅威として存在し続けています。
これはほむらの台詞も裏付けています。

しかし、まどかがタイマンで戦った結果、脅威がなくなっています。
ということはまどか>マミでよいのではないか、という結論です。

また、マミがワルプルギスに有効な攻撃ができた痕跡が10話を通じて存在しません(2週目はそもそも消息が不明)
尚、初期が強かったかどうか、ですが、一週目二週目だとそこまで大きな開きはなさそうです。
一週目だとマミとまどかの登場時の撃つ速度が大体同じですし、二週目もマミはまどかを決定力としてではなく牽制と守りに使っています。

物理耐性についても同感です。劇場版ではヒビが入っている描写がありましたが、基本、ほむらが動員した火力をもってしても「ほとんど効かない」模様。だからほむらはこれ以上周回を重ねすぎると絶望するのではないか、と考えました。


さわK #- | URL
2012/12/24 08:24 | edit

始めまして、グーグルで検索して偶然見つけたので、
暁美ほむらの戦場シリーズを1から3まで読ませていただきました。
ついこの間知人に勧められて本編1話~12話を見たので、奥深い世界観を十分に把握できていないと思いますが、
それでも何となくほむほむが凄い人なんだなと思っていました。
それがここの記事で詳しく解説されて、何だか嬉しくなったものです。
僕は近代兵器とかあまり詳しくないので、ほむほむが採った作戦がどの程度凄いのかは
ここを見るまで十分に理解できませんでしたね。
モンロー/ノイマン効果も、知りませんでしたし。

ただ一点、ワル夜に対する勝敗はちょっと違うような印象で見ていました。
本当に一週目で倒していたのでしょうか?
確かに描写では雨は降っていても割りと落ち着いているので、脅威は去っていますが、
脅威が去る=ワル夜が倒されたでは無いと思います。
もう一つの可能性として、ワル夜が見滝原避難所を食べつくし、
満腹になって食うのをやめた、という可能性もあるのではないかと思いました。
そうなればそれこそ数千人規模の魂を食えるわけですから、1人の人間の子供が居たとしても、
ワル夜にとっては食う価値もないゴミでしかないわけで・・・
実際スーパーセルの寿命はせいぜい数時間~1日程度なので、この仮説も成り立つんじゃないかなと思いました。

それに、この仮説だとまどかが強くなっていった、ということも同時に説明できます。
この戦い、魔法少女側は避難所の護衛という立場である以上、単純な力比べよりも若干魔法少女側が不利ではあります。
例え魔法少女側に被害がなくても避難所が陥落したら負けですから。
2週目はまさにこれに相当するんではないかと勝手に推測しています。そりゃ魔女になるわなw
いずれにしても、1~3週目でワル夜を倒した証拠は見つかっていません。
そういえば、1週目でもマミさんが死んだ時もまどかとほむらが普通に会話してます。
攻撃は止んでいるのですよね、ワル夜健在なのに。

まとめるとこんな感じではないでしょうか?

1週目:まどか(&マミ) VS ワルプルギス → 玉砕敗北
2週目:まどか&ほむら(恐らく&マミ) VS ワルプルギス → 避難所陥落による敗北
3周目:まどか&ほむら VS ワルプルギス → 勝敗不明
4週目:まどか(前座でほむら) VS ワルプルギス → まどか圧勝

確かに結構戦況が変わってますね。
少しずつ勝ちに傾いてきているが、その要因はやっぱりまどかなので、4週目ほむらに限定すれば完敗かと。

たーちゃん #- | URL
2013/01/06 22:26 | edit

楽しく拝見させて頂きましたm(_ _)m
ワルプルさん撃破のキーポイントですが、またちょっと見方を変えてみると気になる点があります。

対ワルプルさん四連勝のまどかの攻撃法が、他の魔法少女(遠距離戦のマミ含む)と違う点があるからです。

他の魔法少女は、攻撃する際に槍や剣・銃などを物質化して使用します。
化学兵器を使うほむらも、恐らく兵器に魔力くらいは通しているかと思いますが、根っことも言える本体は物質状態です。
しかし、まどかは魔力の塊状態である矢を発射します。
彼女だけが、物質化していない攻撃方法なのです。

そして、ワルプルさんに、物理攻撃に対する異常なほどの耐性があった場合、まどかの有無が勝敗に直結していた点が説明できます。
そもそも、ほむらが最終話間際でやらかした攻撃は、その火力だけを純粋に考えればワルプルさん程度の大きさの物なら消し飛んでいないとオカシイくらいの火力です。
とても、初回週や二週目のまどかの攻撃がアレに勝っていたとは考えられません。
また、高速攻撃の使い魔を持つワルプルさんから、それほど長い時間攻撃し続けられたとも考えにくいです。

やはり“まどかの攻撃だけが効果的だった”と、考えられるのではないでしょうか。

また、まどかの攻撃方法が、実は希少性のあるものだった場合、ワルプルさんの伝説性も頷けます。
べーさんは、魔法少女の力は背負った因果の量で決まると言いましたが、一女子中学生より重荷を背負っていた少女なんて、歴史をひもとけば腐るほどいたはずです。
如何に希少性のある魔法少女の才能がいると言っても、その中に国やら民衆やら伝統やらを背負っていた少女が居て、ワルプルさんと鉢合わせしても不思議ではなかったはずです。

ただ、ワルプルさんを倒す最低条件
『物質化しない一定以上の攻撃力を持った命中性の高い遠距離攻撃』
これを持って生まれる魔法少女は、ホントに希だったのではないでしょうか?

物質化してはダメージが通らず、破壊力が低いとあのデカ物にダメージが通らず、遠距離性がないとワルプル使い魔に囲まれアボーン。

ワルプルさんの無敵伝説には、こんな秘密があったのかもしれません。

こんな朝っぱらから妄想に浸ってしまったカレーでした(笑)
ではではノ

カレーライスは日本料理 #- | URL
2013/01/12 03:39 | edit

なるほど、物理攻撃に対する耐性も可能性はありますね。
ワルプルさんの実体は巨大積乱雲ですから、例え爆撃で雲を消し飛ばしても上昇気流を止めない限り再生されてしまいます。
むしろ爆撃によって加えられた熱が上昇気流を引き起こしていたとしたら、火に油ですね。

もし、積乱雲を物理的に始末する場合、実はもっと効率がいい方法があります。
凝結核をばら撒いて気流を制御するのです。
あ、核と名がついているけど核兵器じゃないので注意w
ドライアイスとか、ヨウ化銀、最近では塩化ナトリウム(食塩)の細粉も使われているようです。
雲のない場所にばら撒いて雲を生成させ、そこに上昇気流を作り出すものですが、
これを積乱雲の周囲に撒くと、水蒸気が周囲に吸い取られ、中心部ではエネルギー供給が途絶えます。
これによって積乱雲を解体することが出来るはずです。

まあ、素人目線では何をしているのかわからないような地味な作業なので、物語に組み込むのは難しいのではないでしょうか?
それに、作中ではワルプルに攻撃を加えた時、固形物に当たったような反応していましたから、
ワルプルの本体ともいえる物体が存在したのかもしれません。
何にせよ、情報が少なすぎ>ω< もうちょっと手の内を見せてくれても良いのに;;

いずれにしても、物理的にどうにかしようとすると、ほむらのあの攻撃でも足りないらしいですね。
そこで魔法攻撃となるわけですが、本当にまどかの攻撃しか効いていないのか、しばらく疑問でした。

ここのサイトの過去記事がその疑問に答えを出してくれました。
まどマギのタイトルはなんで「魔法少女まどか」なのか?
それはまどかだけが陽の属性を持つイレギュラーだということ。

マミさんの攻撃も、作中の効果を見ている限りでは魔法攻撃に近いと思われます。
もし物理的な攻撃だとしたら、撃った後に煙が出るとか、反動で後方に飛ぶとかあると思います。
そもそも、相当なガンマニアでないと本物の銃を具現化できないんじゃないかと思ってます。
弾のこめ方とか、火薬の着火方法、筒の構造とかいろいろ、多分きりがないです。
むしろ、有名な武器である銃に似せた魔力弾発射装置と考えると、しっくり来る気がします。
その点はまどかの弓矢と同じではないかと。
そう考えると、遠隔の魔法攻撃を行う魔法少女は珍しくはなかったと思います。
中にはまどか以上の攻撃力と命中精度を持った魔法少女がいたかもしれません。

では何がマミとまどかの明暗を分けたか、
魔法攻撃となればそれは願いの塊、祈りの波動となるはず。
当然術者の心のあり方で効果も違ってくるはず。
もしこれがワルプルに対する効果の違いだとすれば、まどかの攻撃だけが効いたというのもうなずける気がします。
何せ極めつけのイレギュラーですからwww
ほむらやマミには出せない攻撃だったんでしょうね。

たーちゃん #- | URL
2013/01/17 09:29 | edit

ワルプルギスの夜=ほむら魔女

いまさらクン #- | URL
2013/06/07 06:03 | edit

>>たーちゃん
スーパーセルというのは、
現実世界に及ぶその膨大な破壊の影響もあって、魔力のない人間には自然災害として認識される
というだけであって、ワルプルギス自体がスーパーセルということじゃないです

1090 #- | URL
2013/08/22 23:07 | edit

私はほむら派ですが(笑)、大変興味深く読ませていただきました。

ほむら派だからというわけではないですが、少々対立見解を書かせていただきます。

ほむらが何回時間をループさせているのかはわからないのですが、便宜上第10回に放送された順番で、1巡目~5巡目(今の時間軸)とします。

私がまず思うのは、まどかは3巡目までの時間軸でワルプルギスに勝っているのかということです。ワルプルギスは結界を作らないので、魔法少女達が敗れたとしても通常世界に居ることは、何ら不思議はありません。3巡目の時間軸までは、ただ去って行っただけとも考えられます。

もし3巡目でワルプルギスに勝ったとすれば、まどかの性格からして、命がけで勝ち取った勝利をご破産にするようなお願いをするとは思えないのです。また自分がいなければ勝てないと思うのなら、QBに騙される前の私を助けて、つまり自分はもう戦いたくないとは言わないでしょう。

この時のまどかは、ほむらの協力があってもまだワルプルギスを倒すほどの力はなかったのではないか。火力的には、やはりほむらの爆弾が一番高かったのではないかと考えます。

その根拠は、ほむらが初めて戦闘に参加した時に、まどかの飽和攻撃の後に、まださほど飛べないほむらが徒歩で魔女に近づくために、マミがリボンで橋渡しをしているという戦い方から推測できます。もしまどかの火力が切り札ならば、マミの飽和攻撃の後に、ほむらが時間を止めてまどかをサポートする戦法を取るほうが確実なのではないかと思います。

まどかがワルプルギスを倒せるほどの力を得るのは、ほむらが数えるのを諦めるほど魔法少女が死ぬところを見たというぐらいに時間をループさせた後ではないか。それは3巡目と4巡目の間、つまりほむらが一人で戦うと決めた後ではないかというのが私の仮説です。

なのでほむらが他の魔法少女と共闘するうちに、必勝パターンを学んだという仮説は成り立たないのではないかと考えます。

じゃあ、どこでどう学んだのかと聞かれると、さっぱりわからないのですが(笑)。

ただしほむらが共闘しないと決めても、他の魔法少女が生きていればワルプルギス戦に参加したでしょうし、その時に他の魔法少女の戦い方を見て学んだ、そこにまどかも居たということは考えられます。

この点を除けば、さわKさんの考察は非常に興味深く、なるほどと感嘆いたしました。

じむれお #- | URL
2014/05/15 15:57 | edit

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