内田裕介さんの書評 2024/12/20 1いいね!
歳をとるとなぜ歩行が困難になるのかに興味があって手に取った。 本書によるとその境目は50歳らしい。 50歳を過ぎた頃から歩行速度が急激に落ち、歩幅は小さくなり、前かがみで腰が曲がり、歩隔は広くつま先は外を向いてくる。この原因は足の変形にあるという。 外反母趾は特に女性は50代から急激に増加、男性では2%から7%程度だが、女性では13%から29%にも増加する。 さらに足の幅も広がる。これは横アーチが崩れて甲が下がり足が平たくなるから。 なぜ50歳を越えると足の変形が加速してくるのかには明確な答えはない。長年の酷使、身体の使い方の癖、足裏の筋肉の衰えなど原因は様々想像できるが、ともあれ、変形を少しでも遅らせて、死ぬまで自分の足で歩くにはどうすればよいのか。本書では、正しい靴選びと効果的なウォーキング法を紹介している。 ウォーキングは1分間に150歩!の早足で歩くファストウォーキングを提案。 靴選びは、さすがに靴メーカーだけあって、微に入り細に入り詳しく解説しているが、難し過ぎてよくわからない。 近所にアシックスのお店があるので、そこのシューフィッターさんに相談して買うのが良さそうだ。 しかし靴選び、一にデザイン、ニに価格、三四がなくて五にブランド、ってなもんだが、ほんとうはそれではいけない。いちばんは自分の足の形状にフィットしていて変形を食い止めてくれる靴だと、改めて認識した次第である。
この書評がいいと思ったら、押そう! » いいね!