どうもどうも、ロプロス(@ropross)です。
年に一度のブログ更新、毎年恒例一年間の旅行振り返りです。
119日も旅行した昨年と比べると、諸事情により日数はずいぶん減りましたが、それでもありがたいことに大きな病気も怪我もなく、一年間旅行を楽しむことができました。
今年も規模は縮小されたとはいえ自治体の旅行支援の恩恵を受けられたことと、JALやANAのセールが多くて地元旭川空港から何度も旅立てたのはありがたかったですね。
それでは、写真ばかりの長い記事になりますが、楽しんでいただけると幸いです。
神奈川・伊豆 1月11日~19日(9日間)
今年最初の旅行は熱海・伊東・箱根へ。静岡県と神奈川県の旅行割が利用できたので、それを使ってこのエリアの気になる宿・ホテルにまとめて泊ってきました。
熱海は通ったことは何度かあるけど滞在するのは初めて。「熱海後楽園ホテル」に宿泊し、併設の入浴施設「オーシャンスパ Fuua」でのんびり過ごしたり、一度は行ってみたかった珍スポット「熱海秘宝館」も見てきました。
伊東で宿泊した温泉ペンション「マストランプ」で食べた伊勢海老ブイヤベースとそのスープを使ったリゾットは、今年食べたものの中でも特に印象深かった絶品。
箱根の塔ノ沢温泉では登録有形文化財になっている「一の湯 本館」に宿泊。明治期に建てられた珍しい木造4階建の旅館です。
強羅のモダンな外資系ラグジュアリー温泉ホテル「ホテルインディゴ箱根強羅」にも宿泊。大型スクリーンに日本の自然風景が映されるサーマルスプリングは、同じ温泉でも伝統的な温泉宿とは全く対照的な別世界で面白い。
箱根・宮ノ下温泉にある日本のクラシックホテルの代表格「富士屋ホテル」にも二度目の宿泊。前回は本館だったので、今回は西洋館を選びました。こちらも登録有形文化財になっています。
明治時代の木造三階建建築に宿泊できる「環翠楼 別館」にも。趣があるだけではなく、内部はキレイにリニューアルされていて、快適に過ごすことができました。
箱根では各宿の宿泊の合間にも、「箱根湯寮」や「天山湯治郷」といった日帰り入浴施設にも訪れて温泉三昧。
新潟・会津・栃木・群馬 1月31日~2月10日(11日間)
2月は新潟から会津・栃木・群馬とぐるっと巡り、雪景色と温泉を楽しむ旅へ。
会津若松では東山温泉の老舗旅館「向瀧」に9年ぶり2度目となる宿泊。登録有形文化財第一号だという重厚で趣深い建築。歴史的建築の宿にはいくつも泊まってきたけど、その中でも指折りのカッコよさです。建築だけでなく、掛け流しの温泉も郷土色豊かな料理も丁寧な接客も、全てにおいてハイレベルな温泉旅館です。
ずっと見てみたかった「向瀧」の雪見ろうそく.。歴史的建築に囲まれた中庭に110本の竹灯籠が置かれ、蝋燭の灯りが雪の上に美しい模様を描いて幻想的な情景を作り上げます。素晴らしいの一言。この時期のこの宿に泊まって良かった。
江戸時代から残る茅葺き屋根の民家が並ぶ大内宿。夕暮れ時の風景も印象深い。
2月の栃木・群馬と言ったらイチゴの季節。スーパーでイチゴのパックを買って食べたり、ケーキ店でイチゴを使ったスイートを買ったり、群馬・みなかみ町の「フルーツランド モギトーレ」でイチゴ狩りを楽しんだりしてきました。
日光の「いちごの里カフェ」では栃木産の「とちあいか」がたっぷり盛られたパフェのボリュームにびっくり!
明治6年創業の日本初のホテルと言われる「日光金谷ホテル」にも泊まりました。明治26年に建てられた本館は登録有形文化財で、館内の随所には東照宮をモチーフにしたような意匠を見ることができます。
箱根の富士屋ホテルに続き、ここに泊まることで「日本クラシックホテルの会」のパスポートのスタンプを9軒分コンプリート!会員ホテル9軒のうちから好きなホテルにペアで泊まれる無料宿泊券をいただきました。
各地から移築した重厚な茅葺きの家屋が立ち並ぶ「薬師温泉 旅籠」にも宿泊。まるで山村テーマパークのような雰囲気でした。
他にも、ラジウム泉と雪見風呂が楽しめる杉村温泉の「風雅の宿 長生館」、さまざまな蕎麦料理が味わえる湯野上温泉 の「蕎宿 湯神」、モダンと伝統が融合した板室温泉「ONSEN RYOKAN 山喜」、露天風呂から山の絶景が望める水上温泉「檜の宿 水上山荘」、効能豊かな薬湯と山の幸が楽しめる松之山温泉「ひなの宿 ちとせ」、純和風の高級旅館、岩室温泉「著莪の里 ゆめや」と、個性的でそれぞれに印象深い温泉宿に泊まることができました。
各地で雪景色を楽しむことができた旅だったけど、特に印象的だったのが清津峡渓谷トンネル。トンネルの向こうに見える水墨画のような雪景色が水盤に映り、目を奪われるような美しい光景でした。
この旅の最後に、新潟市の「鮨・割烹 丸伊」で食べた握り寿司。どのネタも上質で思わず唸ってしまうような美味しさ!これも今年食べたものの中でも特に印象に残っているひとつです。
横浜・伊豆南部 2月19日~25日(7日間)
2月の下旬には、ずっと昔から一度は見に行きたいと思い続けていた河津桜を見るために、特急「踊り子」に乗って伊豆の南部へ。
河津町の河津川の両岸に約4kmにも渡って850本もの河津桜が並んでいます。河津桜はカンヒザクラとオオシマザクラが交雑したものらしいけど、ソメイヨシノと比べるとかなりピンク色が濃くて派手な印象です。
日中は多くの花見客で賑わう河津町だけど、町内に宿泊することができたので、朝のまだひと気の少ない桜並木を存分に満喫することができました。
河津町だけでなく、南伊豆町の下賀茂温泉でも青野川沿いの河津桜並木を見てきました。菜の花との共演も見事。
河津町で宿泊したのが「花舞 竹の庄」。昭和初期に建てられたという歴史的建築で、浴室も趣たっぷり。
「蓮台寺温泉 清流荘」では、温泉宿なのに南国リゾートのようなプールや本格的なフィンランドサウナを楽しむことができました。
他にも、伊勢海老のアヒージョをはじめ豪華な海の幸がいただける南伊豆町の「リフレッシュスポット風未来」、江戸時代に建てられた蔵を改装した部屋に泊まれる吉奈温泉「東府やResort&Spa-Izu」、露天風呂から大海原の絶景を望める「DHC赤沢温泉ホテル」と、それぞれに魅力あふれる宿に宿泊してきました。
金目鯛や伊勢海老、名物のわさび丼など、伊豆の山海の幸もたっぷりと堪能。
定山渓 3月13日~15日(3日間)
3月中旬には定山渓温泉の気になってた2軒の宿に続けて宿泊してきました。
1軒目は「敷島定山渓別邸」。北海道産の食材をふんだんに使った和洋折衷のコース料理が味わえました。
2軒目は「ゆらく草庵」。ドーミーインなどでお馴染みの共立リゾートの温泉ホテルです。ブイヤベース仕立ての鍋やイカ飯カレーなど独創的な料理や、4種類の趣の異なる貸切風呂を楽しむことができました。
帰る前には、札幌プリンスホテル最上階のスカイラウンジ「トップ・オブ・プリンス」で、札幌の街並みを眺めながらイチゴのアフタヌーンティーをいただいてきました。
豊富温泉・歌登・枝幸 3月23日~25日(3日間)
3月下旬は道北へ。ここでも前から泊まってみたかった2軒の宿に宿泊してきました。
1軒目は豊富温泉の「川島旅館」に宿泊。モダンなデザインの小さなお宿で、オイル臭のする極めて個性的なお湯をゆっくりと満喫。
この川島旅館ではフレーバーバターをふんだんに使ったコース料理をいただきました。バターを主役に据えたコースというのは珍しいし、どの品も美味しくて大満足。
2軒目は歌登の「うたのぼりグリーンパークホテル」。稀少な炭酸泉と毛蟹や刺身など海鮮尽くしの夕食をリーズナブルに楽しむことができました。
ホテルの近くにあるさらに発泡感も泡付きも強い「朝倉温泉」にも念願の入浴。
群馬・山梨・信州 4月4日~12日(9間)
4月は群馬・山梨・信州と巡るお花見&温泉旅へ。
この旅行で訪れた桜スポットのなかでも一番行きたかったのが、群馬県を代表する桜の名所、赤城南面千本桜。赤城山の麓の傾斜地に1.3kmに渡って続く桜並木は圧巻!
北杜市の「山高神代桜」。樹齢2000年と言われるエドヒガンザクラの古木で、福島の三春滝桜、岐阜の淡墨桜と並び日本三大桜のひとつに数えられています。すでに見頃は過ぎていたけど、長年の風雪に耐えてきたその姿は圧倒的な存在感です。
今年は予想してたよりも桜の開花が早く、見頃を過ぎてしまったところもあったけど、熊谷桜堤、長瀞の桜並木、北杜市の眞原桜並木、松本の弘法山古墳・城山公園・安養寺、上田市の依田川桜堤防・岩谷堂・長谷寺と、多くのスポットで美しく咲き誇る桜を満喫することができました。(写真は安養寺の枝垂れ桜)
桜の見頃は過ぎていたけど、久しぶりに松本城も見に行きました。黒く重厚な姿は貫禄満点で、現存十二天守の中でも双璧の姫路城の白く優美な姿とは好対照。
別所温泉では大正6年創業という老舗「旅館 花屋」に泊まりました。宮大工が手掛けたという建築は国の登録有形文化財で、外観だけではなく、館内も部屋も浴場も素晴らしい風情に溢れています。今年泊まった宿の中では、会津若松の「向瀧」、伊豆の「東府やResort&Spa-Izu」と並んでベスト3に入る印象深い一軒でした。
草津温泉では湯畑のすぐ近くに建つ江戸後期創業の老舗旅館「山本館」に宿泊しました。大正時代に建てられたという木造三階建の建物は国の登録有形文化財。部屋の広縁で寛ぎながら湯畑を眺めるという贅沢を味わえました。
その他にも、登録有形文化財の建築にレトロな浴場のある山梨市の「岩下温泉旅館」、感動的なまでの圧倒的湯量を誇る石和温泉「深雪温泉」、複数の貸切風呂と2種類のお湯と上質なフランス料理が楽しめる伊香保温泉「松本楼洋風旅館 ぴのん」、民芸調の空間と手打ちの十割蕎麦が魅力の美ヶ原温泉「旅館すぎもと」と、多彩な魅力を持つ温泉宿での滞在を楽しんできました。
京都・奈良 5月9日~17日(9日間)
コロナ禍も一段落して国内外の観光客も戻ってきたので、今年の京都旅行は桜と紅葉のシーズンは避け、新緑の5月に訪れることにしました。
紅葉の名所はそのまま青もみじの名所にもなります。永観堂や真如堂、東福寺、南禅寺、建仁寺、北野天満宮など、新緑の季節ならではの眩しい青もみじを、混雑とは無縁で見て回ることができました。
この季節に訪れたのは初めてなんだけど、京都の青もみじの美しさはもっと評価されていいと思う。桜や紅葉の季節にも勝るとも劣らない、と言ったら言い過ぎかな?
真如堂の三重塔と青もみじ。なんとも絵になります。
嵐山では貴重な温泉宿「嵐山温泉 花伝抄」に宿泊。嵐山で温泉に入れるというだけでもありがたいのだけど、朝の嵐山を散歩できるのが大きなメリット。日中は多くの外国人観光客で大混雑する渡月橋や嵯峨野の「竹林の小径」も、朝なら人影もまばらで落ち着いて歩くことができました。
紅葉の名所として知られる嵯峨野の常寂光寺。秋は観光客でごった返す境内も、この季節なら静かな雰囲気のなかで美しい苔と新緑を満喫することができます。
少し足を延ばして貴船と鞍馬にも訪れ、街中の寺社で見るのとはまた異なった趣の青もみじを鑑賞してきました。貴船では憧れだった川床も体験。
「日本クラシックホテルの会」のクラシックホテルパスポートのスタンプをコンプリートして貰った無料宿泊券で、「奈良ホテル」に泊まりました。明治42年に辰野金吾の設計で建てられた寺社建築を思わせるような建築で、古都・奈良らしく数ある日本のクラシックホテルのなかでも最も和の風情を感じさせる一軒です。
朝の奈良公園も散策。のんびりと寛ぐシカさんの姿に出会うことができました。
阿寒湖・川湯・丸瀬布 7月11日~14日(4日間)
暑さが苦手なので夏に北海道から出ることは少ないのですが、今年も7月8月は道内旅行のみ。7月には道東の阿寒湖や川湯温泉、丸瀬布を周り、北海道の旅行支援を利用して以前から気になっていた温泉宿に宿泊してきました。
部屋から湖を一望できる阿寒湖温泉「花ゆう香」、掛け流しの酸性緑礬泉と食べ放題の寿司や蟹が魅力の川湯温泉「お宿欣喜湯 別邸 忍冬」、北海道産の食材を使った和洋折衷のコース料理を味わえる丸瀬布の「マウレ山荘」と、3軒の温泉宿に宿泊。
やはり北海道の宿・ホテルのバイキングでは海産物が充実しているのが嬉しいところ。「花ゆう香」の朝食バイキングでは、イクラやホタテなどをミニ海鮮丼にしていただきました。これはおかわり不可避だよね。
もう数え切れないほど訪れている摩周湖だけど、このときは天候や条件に恵まれて、これまでに見たことがないほど綺麗に空を映す鏡のような姿を見せてくれました。
定山渓 8月29日~30日(2日間)
8月の旅行は控えめに定山渓温泉への1泊だけ。
サウナがリニューアルしたとのことで気になっていた定山渓温泉の「鹿の湯」に泊まり、そのあとネット予約開始1分で満席になるほど人気の「森乃百日氷」でかき氷をいただいてきました。この季節は桃のかき氷。福島県産の桃「ミスピーチ」をたっぷり使った、夏の終わりを飾るに相応しい一品でした。
山陰、四国 10月15日~25日(11日間)
10月には5月以来久しぶりの北海道外への旅行。この旅行は2本立てで、前半は山陰へ温泉旅行、後半は四国の観光列車に乗る鉄道旅行でした。
はわい温泉「望湖楼」の湖上露天風呂。東郷湖の眺めを楽しみながらの湯浴みが最高に気持ちいい。湖の上の露天風呂は日本でもここだけなんだとか。
安来市の足立美術館。敷地内の約5万坪の日本庭園は、米国の日本庭園専門誌のランキングで20年連続日本一に選ばれているだけあって実に見事。特に借景との調和が素晴らしい。
松江では松江城を訪れたり、普門院で抹茶とお菓子をいただいたり、出雲そばを味わったり。宍道湖では美しい夕景を見ることができました。
四国の旅の始まりは徳島から。「阿波おどり会館」で毎日行われている公演を見てきました。阿波踊り初めて見たのだけど、優美な女踊りと豪快な男踊りのコンビネーションが素晴らしい。
「四国バースデイきっぷ」を使って3日間の鉄道旅。徳島から阿波池田までは「藍よしのがわトロッコ」に乗り、高知と窪川の間を「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」で往復しました。車内で皿鉢料理をイメージした創作料理を頂いたり、車窓からや停車駅では沿線住民の方々の歓迎を受けたり、楽しい時間を過ごすことができました。
大歩危から多度津へは「四国まんなか千年ものがたり」に乗車。日本料理店による華やかな三段重のお弁当をいただいたり、車窓から大歩危峡を眺めたり、スイッチバック駅を見学したり。観光列車の旅は本当に楽しい。
高松ではレンタサイクルを借りて、市街地のうどん店巡り。「めりけんや」「手打ちうどん 味庄」「うどんバカ一代」「竹清」「さか枝うどん」と5軒の店で讃岐うどんを思い切り満喫してきました。(写真はうどんバカ一代の釜バターうどん)
また、徳島では徳島ラーメン、高知ではカツオのたたきや日曜市での食べ歩きと、四国らしいグルメも楽しんできました。
四国からの帰路は高松からジャンボフェリーの新造船「あおい」で。スタイリッシュな内装に開放感抜群の屋上デッキ、展望足湯や浴場と、瀬戸内の風景を眺めながらの船旅は楽しく快適。夕刻には綺麗な夕焼けも見ることができました。
十勝 10月30日~11月3日(5日間)
晩秋の十勝へサウナ旅。それぞれに個性的なサウナを備えた3軒の宿に泊まってきました。
1軒目は新得町の屈足湖畔に位置する「湯宿くったり温泉 レイクイン」。ちょっと贅沢してサウナ付きのプライベートヴィラに連泊しました。ロウリュのできるサウナも広々したデッキで紅葉を眺めながらの外気浴も最高の一言。極上のサウナ体験を味わうことができました。今年に限らずこれまで入ったサウナのなかでもベストと言える一軒です。
屈足湖を彩る紅葉が素晴らしく美しい。これほど見事な紅葉が見れるとは知らなかった。
2軒目は足寄の高台に立つ「KOYA.lab 陵雲荘」。室内にテントが張られていたり、テラスでバーベキューを楽しめたり、ちょっとしたグランピング気分が味わえるうえ、貸し切りのサウナも楽しめます。朝のテラスから見た朝焼けに輝くカラマツの黄葉と雲海は感動的な風景でした。
3軒目は池田町の森に囲まれたコテージ「十勝まきばの家」。施設内には町内で実際に使われていたワイン樽を利用したバレルサウナがあり、夕焼け空を眺めながらの外気浴も楽しめました。夕食では地元ブランド牛「いけだ牛」などの焼肉も。
台北 11月12日~18日(7日間)
コロナ禍以降初めて、ちょうど4年ぶりとなる海外旅行へ。行き先はまずは近場からということで、台北を選びました。これが5度目となる台湾旅行です。
台北の市街では、日本統治時代に建てられた近代西洋建築を見て回りました。中華民国総統府、国立台湾博物館、台湾大学医院西院区、中山堂、西門紅楼、台北北門郵便局など。特に壮大で貫禄のある総統府は、無料で内部を見学することもでき、建築についてや台湾の歴史や文化、総統府での業務などを学ぶことができました。
最近オープンしたばかりという「国立台湾博物館鉄道部」。こちらも日本統治時代に台湾総督府鉄道部として建てられたもので、煉瓦造りの建築がカッコいい。内部では台湾の鉄道に関する充実した展示を楽しむことができました。
観光の合間には茶藝館でのんびりお茶タイムを楽しみます。日本統治時代の官舎を利用した「紫藤盧」や迪化街の「南街得意」へ。台湾の茶藝館ではお茶の種類が多くていつも何を飲もうか迷ってしまう。
北投温泉ではラグジュアリーな「ザ・ガイアホテル」に宿泊。巨大な本棚に囲まれた吹き抜けのライブラリースペースは写真映えする空間。部屋のお風呂では硫黄泉を楽しめ、露天風呂やサウナを備えた大浴場もあり、ゆっくりリラックスした時間を過ごすことができました。
ずっと行きたいと思いつつなかなか行く機会がなかった河口の港町、淡水へ。老街での食べ歩きを楽しんだり、紅毛城や小白宮などの歴史建築を見て回ったりしてから、台湾でも屈指の夕陽スポットだという漁人碼頭へ。この旅行中はおおむね天気には恵まれなかったのだけど、このときだけは晴れてくれて、思い出に残る素晴らしい夕景を見せてくれました。
革命や戦争で命を落とした烈士を祀る「忠烈祠」。一糸乱れぬ見事な動きを見せてくれる衛兵交代式は一見の価値あり。
台北の都心を離れて郊外の十分にショートトリップ。「台湾のナイアガラ」と呼ばれる十分瀑布を見たり、ローカル線の線路の上で天燈を上げたりしてきました。
もちろん台湾に来たからにはグルメも存分に楽しみます。小籠包をはじめ、牛肉麺、牡蠣入り魯肉飯、鹹豆漿、阿給(アーゲイ)、台湾カステラ、芋圓入り豆花などなど、今回も台湾ならではの味覚を思い切り満喫することができて満足満足。時間がなくて夜市に行けなかったのだけが残念。(写真は「京鼎樓」のトリュフ小籠包)
台湾旅行では街の小さな食堂に行ったりやストリートフードを楽しむことが多いのだけど、たまにはかしこまった店にも。台湾料理の人気店「欣葉」へ。前々から食べてみたかったワタリガニのおこわをいただきました。
北広島・登別・北湯沢 11月26日~29日(3日間)
11月の最後には、北広島のエスコンフィールドHOKKAIDOから、登別温泉・北湯沢温泉と巡り、温泉とサウナを楽しんできました。
今年から北海道日本ハムファイターズの本拠地となったエスコンフィールドHOKKAIDO。開閉式の天然芝球場でグルメやエンタメも充実という夢のようなスタジアムです。
ファイターズガールが案内してくれる見学ツアーにも参加。普段は見ることのできない選手のロッカーや監督室、ベンチ内やブルペンなどを見学してきました。
ちなみに今年、試合は一度も見に行きませんでした。だってハム弱いし・・・
そのエスコンフィールドHOKKAIDO内にあるホテル「tower eleven hotel」に宿泊。試合のないオフシーズンなので安く泊ることができました。球場内にあるというホテルはアジアでも唯一です。部屋のテラスからフィールドを一望するのは、ここでしか味わえない体験。特に早朝の誰もいないスタジアムを眺めるのは、広大なフィールドを独り占めしてるかのような贅沢気分でした。
この「tower eleven hotel」には温泉・サウナがあり、宿泊者は無料で何度でも入ることができます。球場内にありフィールドを眺めながら入れる温泉やサウナは世界でもここだけ。まさに唯一無二の体験を味わうことができました。
北海道に住んでいるとはいえ日常的にカニやイクラやウニを食べているわけではないので、道内旅行のときにはやはり豪華な海産物を食べたいところ。苫小牧のぷらっとみなと市場に入ってる「北海厨房きためし」では、どんぶりに溢れんばかりの海の幸が盛られた10色海鮮丼をいただきました。
さらに、鬼のように熱い「鬼サウナ」(実際はそこまででもなかったけど)がある登別温泉の「登別グランドホテル」、プールエリアに「かまくらサウナ」のある北湯沢温泉の「森のソラニワ」にも宿泊。温泉と個性的なサウナを楽しんできました。
埼玉・東京 12月11日~15日(5日間)
今年最後の北海道外旅行は埼玉と東京へ。ANAのセールで旭川-羽田のチケットが安く取れたので、千歳から飛ぶときと比べると気軽に短い日程で行ってきました。
重厚な蔵造りの商家や趣ある近代西洋建築が並ぶ川越の街を散策。川越城本丸御殿や川越氷川神社、喜多院といった史跡・寺社にも訪れました。
川越といったらうなぎが有名らしいので、1807年創業で川越最古のうなぎ店と言われる「小川菊」でうな重をいただいてきました。香ばしくほくほくで脂の乗りも良く美味しい!
川越は私の大好きなサツマイモのスイーツも充実しているので、名物の「いも恋」やスイートポテトパイ、スイートポテトクロワッサン、焼き芋ブリュレなども食べ歩き。
この旅行の一番の目的は「埼玉県こども動物自然公園」で「世界一幸せな動物」と言われるクオッカを見ること。オーストラリア以外でクオッカが見れるのはなんと世界でもここだけ。ワラビーの仲間なんだけど、下ぶくれの顔がたまらなく可愛い!
大宮の「おふろcafé utatane」、東久留米の「スパジアムジャポン」、後楽園の「スパラクーア」と、気になる入浴施設にも行って温泉やサウナを満喫。
「スパラクーア」ではちょうどリラックマとのコラボイベントをやっていて、館内のあちらこちらにリラックマやキイロイトリたちの装飾が。私はNetflixの「リラックマとカオルさん」が大好きなので嬉しい。
豊洲では共立リゾートの「ラビスタ東京ベイ」に宿泊。館内や大浴場から東京のベイエリアの夜景を眺めることができました。
最終日の早朝は豊洲市場へ。マグロや青果のセリを見学してから、豊洲でも一番人気だという寿司店「寿司大」で絶品の握り寿司を味わいました。これまで食べた握り寿司のなかでも一二を争うクオリティの高さ!
芦別 12月20日~21日(2日間)
今年最後の一泊は、もう何度も泊まっているお馴染みの「芦別温泉スターライトホテル」へ。
この3年間で10回以上宿泊したのだけど、バレルサウナが設置されたり、アウフグースイベントが開催されるようになったり、夜のミニパフェのサービスが始まったりと、どんどん進化を続けているのが好感を持てるホテルです。
併設されている「おふろcafé星遊館」で、いつものように漫画を読みながらのんびり過ごしたり、温泉やサウナをゆっくり楽しんだりして、今年の旅を締めくくりました。
まとめ
旅行回数:15回
総日数:90日
入った温泉:66湯
泊まった温泉宿:39軒
私はWebサービスの運営で生計を立てているのですが、今年はTwitterの仕様変更により、主力サービスのTwilogを他社に譲渡することになるなど、大きな変化のあった一年でした。
その影響もあって今年は旅行日数も減ったのですが、こうして振り返ってみると、いい温泉宿にもたくさん泊まれたし、美味しいものをたくさん食べられたし、美しい風景や趣ある建築を楽しむこともできたし、4年ぶりの海外に行くこともできたし、一年間充分に旅行を満喫できた思います。
さて、来年は国内旅行の各種支援も一段落しそうだし、コロナ下における各種規制もほぼ撤廃されたので、もっと海外の方にも目を向けていきたいところですが、円安や燃油サーチャージの高騰など、海外旅行にはあまりいいタイミングと言えなさそうなのが悩ましいところです。
とにかく、これまで通り健康で過ごし、一年間旅行を楽しめればいいなと思っています。
詳しい旅の様子はいつもTwitter(@ropross)に投稿しているので、旅行が好きな方はフォローしてもらえると嬉しいです!
ではでは、またー。
■去年までの旅行まとめはこちら
▼2022年に行った22回、合計119日間の旅行を振り返ってみた
▼2021年に行った17回、合計76日間の旅行を振り返ってみた
▼2020年に行った17回、合計128日間の旅行を振り返ってみた
▼2019年に行った17回、合計128日間の旅行を振り返ってみた
▼2018年に行った17回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
▼2017年に行った15回、合計116日間の旅行を振り返ってみた
▼2016年に行った15回、合計114日間の旅行を振り返ってみた
▼2015年に行った14回、合計113日間の旅行を振り返ってみた
▼2014年に行った14回、合計105日間の旅行を振り返ってみた
▼2013年に行った15回、合計72日間の旅行を振り返ってみた
▼2012年に行った16回、合計64日間の旅行を振り返ってみた
▼2011年に行った15回、合計66日間の旅行を振り返ってみた
▼2010年に行った17回、合計56日間の旅行を振り返ってみた