高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

2025年3月第2週のポッドキャストまとめ:アニメ、ジェンダー、IT、そして地域活動

この話のマインドマップ

今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。

なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください

今週1週間のキーワードはChatGPT曰く「環境や技術の変化にどう適応するか」ということでまとめていきたいと思います。

ポッドキャストのAIまとめ

3月10日(月)に言及したのはイベントの内容とポッドキャストのAIまとめについて。

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今回はこのポッドキャストの内容をAIでまとめる試みについて紹介し、AIの活用による情報整理の効率化と、AIが生成する文章の面白さについて話しました

  • AIによる文章の創作的な表現がブログに適していると感じた。
  • AIまとめは1週間程度の内容がちょうど良いと感じている。
  • 文章のまとめは自身も読んでいて面白いと感じており、今後も続けていきたいと考えている。

プログラミング環境の進化と課題

3月11日(火)の話題はプログラミング環境の進化について。

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わたしは最近App Inventorを使ったプログラミング講座を実施しています。

そこから、他の環境でも「もっと簡単にプログラミングできる環境が欲しい」と感じました。現在のプログラミング環境は進化しているものの、依然としてコードを書く必要があり、「本当に誰でも簡単にプログラミングできる環境」はまだ少ないのです。

理想的な環境として、ブロックプログラミングとテキストプログラミングの相互変換が可能なツールも挙げられます。例えば昔のHTMLエディターのように、視覚的に編集しながらコードも扱える仕組みがあれば、初心者でも簡単にアプリを開発できるでしょう。

また、そこでスマートフォンアプリだけでなく、デスクトップアプリ、ウェブアプリ、Chrome拡張、Obsidianプラグインなど、多様な開発環境に対応できるようになれば、より多くの人がプログラミングに興味を持つかもしれません。

プログラミング学習のハードルを下げるために、より直感的で使いやすい開発環境の必要性を感じました。AIの支援を受けながら、誰もが気軽にプログラミングを楽しめる未来が展望されています。

  • App Inventorのプログラム講座を通して、もっと簡単にプログラミングできる環境が欲しいと感じている。 App Inventorのように、イメージをすぐに形にできる環境は貴重だが、そのような環境が少ない点を惜しんでいる。 ブロックとプログラムコードの相互変換が可能な開発環境への期待を述べている。

ITと地域活動の関係性

3月12日(水)は、SBC.オープンマイク #105の振り返り。

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今回はITと地域活動の関係についての話。特に「開港5都市景観まちづくり会議」というイベントについての話を行いました。

これは横浜・神戸・新潟・函館・長崎の5都市で毎年持ち回りで開催され、景観やまちづくりについて議論する会議です。

SBC.オープンマイクでは、開港5都市景観まちづくり会議でのITを活用した連絡手段の重要性も議論されました。

地域の活動を円滑に進めるためには、適切な情報共有が必要ですが、従来の方法ではスムーズに進まないケースが多いとのこと。そこで、SIDE BEACH CITY.のような団体が、ITを活用して地域活動を支援する役割を果たすべきではないかという視点が提示されました。

また、オンラインとオフラインのバランスも重要です。コロナ禍を経てオンライン会議が一般的になりましたが、対面での交流には独自の価値があります。「オンラインで済むことはオンラインで、対面の良さを活かせる場面ではオフラインを活用する」という柔軟な姿勢が求められています。

  • SBC.オープンマイク #105の振り返りとして、SIDE BEACH CITY.が地域活動や交流にITを活用することの重要性を改めて認識。オンラインだけでなく対面で話すことの重要性も強調された。

性別や年齢による固定観念を持たない

3月13日(木)は性別や年齢による固定観念について。

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最近、「男性脳・女性脳」という考え方を扱った本が話題になりましたが、わたしはこうした分類に疑問を持っています。

確かに統計的に性別や年齢による傾向があることは否定できません。

しかし、それを個人に当てはめるのは違うのではないか、と思っています。

例えば、「男性は理系が得意」「高齢者はITが苦手」といった考え方は、実際の社会では例外があり、かえって偏見を助長する可能性があります。

わたし自身も、多くの例外を見てきた経験から、「傾向はあっても個人には適用できない」と考えています。

特にプログラミング教育の現場では、高齢者でも高度な技術を習得する人もおり、逆に若い人でもデジタルツールの活用が苦手なケースがあるのです。

  • 性別や年齢で傾向を判断することについて、例外も多く、決めつけは偏見につながるとして否定的な考えを示している。

地方移住とアニメ視聴環境の課題

3月14日(金)は週替わりテーマアニメの視聴環境について

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アニメ好きにとって、地方移住や旅行時の視聴環境は大きな問題です。わたし自身も数日間関東を離れる可能性が出た際に、「地方でアニメをどう見るか?」という課題に直面しました。

現在の環境では、自宅のnasneを使ってインターネット経由で神奈川のテレビ番組を視聴できますが、通信の不安定さが課題になっています。

また、リアルタイム視聴にこだわるかどうかも問題です。

例えば「ニチアサ(日曜朝アニメ)」のように、リアルタイムで視聴しながらSNSで盛り上がる楽しみ方があります。しかし、視聴環境が整わないなら、録画視聴でも良いのではないか?とも考えられます。

一方で、アニメを「個人の楽しみ」ではなく「コミュニケーションの場」と捉える視点も重要です。

例えば、アニメをテーマにした視聴イベントを開催すれば、リアルタイムでの同時視聴ができなくても、仲間と感想を共有できます。

こうしたアニメを軸としたコミュニティ形成は、地方移住を考える人にとっても新しい可能性を生むのではないでしょうか。

アニメという共通の興味を持つ人々が集まることで、地域コミュニティが活性化する可能性もあります。地方においても、アニメ関連のイベントや交流の場を設けることで、新たなコミュニティ形成に繋がることが期待されます。

まとめ

今週のちえラジChatでは、アニメ、ジェンダー、地域活動、プログラミングと多岐にわたる話題を取り上げました。それらに共通するのは「環境の変化にどう適応するか」というテーマです。

  • アニメ視聴環境:地方移住や旅行時のアニメ視聴は、nasneなどの活用やコミュニティ視聴イベントで対応可能。
  • 固定観念の問題:性別や年齢による一般論は個人には当てはまらないため、思い込みを避ける姿勢が重要。
  • ITと地域活動:地域の活動を円滑に進めるためにITの活用が求められる。特にオンラインとオフラインのバランスが鍵。
  • プログラミング環境:より直感的で多用途な開発ツールの登場が望まれる。

これからも、技術や環境の変化に対応しながら、柔軟な発想で新しい可能性を探ることが大切です。

今回のAI出力をとおして

今回も基本的には言葉遣いを一部変更した以外は割とAIが書いた原稿をそのまま記事として使っています。使ったのはChatGPTの原稿とGemini・NotebookLMの原稿の一部。 AI問答メモの方のまとめ文章などもご覧ください。

今までも感じはしていたところではありますが、AIというのはどうにも言葉が非常に強い。

「○○するべきである」とか「○○と示唆されている」などなど非常に硬い・強い言葉遣いが目立つなと感じます。これは原稿データを直接渡しているだけだからというのもあるかもしれませんが、何か他にもやりようがあるのかもしれません。

またChatGPTに禁止ワードは効かないとはよく聞きますが本当にそのとおりだなと思いました(今回も「なお、○○されました などのような受け身の表現は使わず主観的表現で作成してください」と指示しているが無視されている気がする)。

まとめ原稿生成拡張機能を作成中

github.com

また今回からはChrome拡張を使ってまとめ用の原稿を作成することにしました。

まだ開発者モードで直接実行しないと使えない状態ですが、LISTENの自分のポッドキャストページに行くと、チェックボックスが表示されチェックしたものの原稿を一括ダウンロードするという拡張機能です。組み合わせは自分でやっていますが、コーディングはかなりの部分AIで行っています。

ちなみに今回、時系列順で出すために昇順で並び替えを行うつもりでコーディングしていたモノの、途中で設定値が降順になっていたことに気付き書いてある順が一部逆になっています(直せそうなところは直しています・・・)

この辺については完成後改めてちえラジChatの中でも話していこうかなと思っています。

2025年3月第1週のポッドキャスト配信まとめ|AIとの向き合い方、プログラミング学習、子育て、ゲームについて

今回のマインドマップ

今回も毎日やっているちえラジChatより、今週一週間の配信内容を中心にお届けします。

なお前回のとおり、AIの原稿はこちら。気になる方はご覧ください

www.notion.so

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ちえラジChat 2025年2月のまとめ

この話のマインドマップ

2月のちえラジChatでもさまざまな内容についてお話をしました。

今月からちえラジChatの内容をAIでまとめて、いくつか記事にしていこうと思います。

今月はひとまず先月分すべてを対象にしたもの。範囲が広いのでちょっとわかりづらいですが、今回もいろんな話ができたと思います。もしご興味ある方はぜひちえラジChatの方も聞いてみてください。

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ことしやりたいこととか色々な話

今回のお話しのマインドマップ

皆様、明けましておめでとうございます。

2月だったらまだ旧正月にかこつけてこんな挨拶もできると思っていましたが、なかなか時間が取れず、いつの間にかこんな時期になってしまいました。

これが、今年最初のブログ記事になります。

ちえラジChatでの音声配信は割とちょくちょくやっているのですが、それが多くなればなるほど、なかなか文章で何か形を残すということは難しくなってしまい・・・。

ただ、常々言っている通り、やはりLISTENに文字起こし機能があるからとはいっても、読ませるために書いた文章と音声で言ったことを文字起こししているものとは全然違います。

なのでこれからも、頻度は多くないかとは思いますが、ブログについてはちょこちょこと更新をしていきたいなと思います。随時、AIなどを使った省力化等も行っていこうと思いますが、何卒こちらも時々でいいので読んでいただければと思います。

今年のSIDE BEACH CITY.としての活動

さて、今年もNPOの活動が非常に多くなる1年にはなると思います。

ここ最近、ちえラジChatでも言及している通り、いろいろな企業の方にインタビュー等のお話をいただく機会も増えてきました。

正直どれだけ本気でこんな話を振ってきているのか分かりかねますが、教育であるとかSDGsであるとか、それぞれの局面で自分たちの話を聞きたいという人も増えてきたんじゃないのかなと個人的には思っています。

だからこそ、いろいろな方法を考えてこれまでと違う何かというものもどんどん増やしていかなければいけません。 必然的に自分たちがやるべきことも増えていくでしょう。

それでもなるべくウェイトを少なめに、新しいことにも手をつけられるようにしていきたいものではあります。

AIとプログラミング

できることについてはアプリ化するなど、効率化も図っていきたいところではあります。

特に今はAIを使ってプログラミングを行うこともできるようになっていますので、何か不便があったときにプログラミングで解決しようと思うまでの心理的ハードルはかなり下がったなと感じています。

だからこそ、これらを使うことでかなり効率を良くするということも考ていきたいと思っています。

また、AIが作ったプログラムというのは、なかなか「こんなやり方あるんだ」というふうに思うことも多く、自分自身も勉強になるところがたくさんあります。 自分のAIが書いたコードをなるべく読むことによって、自分自身のプログラミングスキルも少しずつでも上げていきたいなぁと思っています。

そのほか今年やってみたいこと

さて、それ以外、今年やってみたいことについてもちょっと書いていきましょう。

収益面

去年までは特にNPOとは別に奇跡的に受注できた仕事がちょこっとあっただけで、なかなかまとまったお仕事というのはありませんでした。

今年はNPO内外で行ったプログラミングの授業や、音声配信のノウハウなど、様々なNPO内外で得た経験をアウトプットしていきたいなと思っています。

例えば、Udemyですとか、ストアカですとか、一応アカウント自体はあるんです。

だからこそこういうようなサービスを使って収益化というのも考えていきたいなと思っています。

・・・と言いつつ、これらについてはもう半年以上前からやらなきゃやらなきゃと言いつつ何もできてないんですが、今度こそやらなければいけません。 せめてSIDE BEACH CITY.の年度末、6月までにはなんとか。

発信者を増やしたい

またNPOに関わるところとしては、配信者を増やせるようなことをしていきたいなと思っています。

これはポッドキャスターもそうだし、stand.fmなどのその他の音声配信サービスを使う人もそうです。YouTuberも範囲に入るかもしれません。

何らかの形で発信する人を増やしていく、そのためのことをやっていきたいなと思っています。

発信によって上がっていく受信力

やはり配信するということは受信力も上がるということにつながっていくと思っています。

配信をすることによって、事前に何かについて調べて、これ間違ってないよねって確認をする。

配信をすることによって、ああ、こういう表現は気をつけなきゃなっていうことに気がつく。

配信をすることによって、発信する人ってこういう癖があるんだなっていうことに気づく。

それによって受信をするときに、こういう情報にはこう気をつければいい、こういう情報はこう扱えばいいというような考え方が身につく。

そして受信力は鍛えられる。そのようなものはとてもあると思っています。

だからこそ、そのような配信を増やしていければな と。

地域の情報をネットに増やす

また、そのほか特に自分の場合、地域に関わっていることというのが多いので、地域の発信者が増える=地域の情報があふれるというものでもあります。

自分も常々SBCast.等でいろいろとインタビュー等を行っていますが、まだまだ世間の様子というのは見えてきていません。

だからこそ、そのようなことを発信する人がより増えることによって、自分自身が見られる情報も増えるんだろうなと思っています。

やはりわたし自身あまり山手縁乃庭や市内の地域コミュニティ以外の場所に出向く機会も多くないので、地域の地元のよくある話なども聞いてみたいな と思うところはありますしね。

SBCast.のリスナーを増やす

また、SBCast.自体のリスナーも可能であれば増えてほしい。

そのために自分自身、露出の機会も増やしていきたいと思っています。

他番組への出演ですとか、ちえラジChatでも何かの活動ですとか。

SBCast.やSBCast.Ch2などは都合上呼べる人が限られていますし、SBC.オープンマイクは数も多くない。

このため声をかけられる人は限られています。

それ以外の方法でもいろいろなところで露出の機会を増やしていきたいなと思っています。

ゲームさんぽ

また、個人的にとてもやってみたいこととしては、ゲームさんぽというものがあります。

ゲームさんぽというのは、ゲームをゲームとあまり関係ない分野の人と一緒に遊ぼうという取り組みで、例えばライブドアニュースやよそみ、ゆるふわ生物学、なむさんなどのYouTubeチャンネルが、これらのサービス、これらのゲームさんぽと名のつくカテゴリーの配信を行っています。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

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なむさんについては以前SBCast.にもお越し頂きました。

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例えば、建築物が作り込まれたゲームを建築家の人と一緒に見ていくだとか、古代の世界が舞台のゲームをその地域の発掘家・調査団の人たちと見ていくだとか、さまざまなそれぞれの全然違う分野の人と、このゲームの世界ってどうですかねとか、このキャラクターの考えってどうですかねとか、そのような話をしていくのがゲームさんぽ。

こういうのをSIDE BEACH CITY.でもやってみたら面白いだろうなとは常々考えています。

特にSIDE BEACH CITY.を見ている今までの人々は、あんまりゲームというものに関わりがない人が多い。

あるいは子どもの勉強する時間を奪うものだとして敵視している人もまだまだいらっしゃいます。

そのような人に今のゲームはそんなものじゃないよ、もっと面白いものだよ、こういう可能性もあるものだよというものを伝えていきたい。

それは現状のゲームが好きで情報を得るのも好きな人たちに向けたゲームさんぽとはまた一つ違った何かがあるのかなと思っています。

だからこそそのようなゲームさんぽも発信していきたいなと思っています。

こういうような形で様々な方法で自分の露出、SIDE BEACH CITY.の露出を増やしていくようなコツをやっていければなと思っています。

もちろん収益も大切に。

このような形で今年1回目のブログ記事についてはこの辺としていきたいと思います。

今年はもうちょっとまともに更新をしていこうと思いますので、このブログの方も長い目で見ていただければと思います。

ゲーム内のエッセンスをいかに他者に届けるか - ゲームを通して学んだこと Advent Calendar 2024 #アドベントカレンダー

この話のマインドマップ
以下のように修正しました。

音声版はこちら

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12月25日、最終日のアドベントカレンダーの記事では、ゲームを通して学んだことアドベントカレンダーとして、ゲーム内のエッセンスをいかに他者に届けるかというお話をしようと思います。

ここまでこのゲームを通して学んだことアドベントカレンダーの記事で話をしてきたように、ゲームってそこから学べるということ、そこからしか学べないことっていうのは結構あります。

天穂のサクナヒメの農業もそうだし、Groundedやファイアーエムブレム風花雪月での命のやりとりなどもそうだし。

今回お話ししませんでしたが、ファイアーエムブレム風花雪月で中世ヨーロッパ風の世界観の貴族の考え方や暮らしぶりっていうのを見ていたおかげで、現実の中世ヨーロッパの貴族社会の考え方がすごくすんなりわかったというのもありました。

その他にも、ゲームじゃないとなかなか体験できないことや、現実世界・現代日本ではちょっと体験できないようなこと、たくさんのことをゲームで経験することができるというものがあると思います。

ゲームの学びとそれを阻むモノ

ゲームっていろんな部分をすごくデフォルメしているからこそ、現実にはすごく小難しいことが単純化されていて、「あ、つまりこれはこういうことなんだな」という理解をしやすくなるという力があるんじゃないのかなと個人的には思っています。

一方、そうは言っても、ゲームというのはやはり遊びです。「遊びからそんなことを学ぶことなんてない」と思っている方もやっぱりいらっしゃいます。

それ以外にも、ゲームと聞いただけで、「あ、自分のもんじゃないね、関係ないね」と思ってしまう、そうやって一切の理解を諦めてしまう、シャットアウトしてしまう、なんていう人だっています。

学びを届けるために

以前ゲームを図書館で扱っているというところから、過去のゲームに触れることでそのゲームの良さを体感していくことができる。そこから何か学びを得ることができるというような話をしている方がいらっしゃったのでお話を伺ったこともあります。

ゲームからいろんな学びを得ていく、それ自体はすごくいいことだと思うんですが、ただ、それって結構才能がいることなんじゃないのかなと思います。

ある方はこれをゲーム筋とおっしゃってましたね。ゲームの筋肉。

やっぱりゲームをやるにもそれなりに筋肉がいるし、そこから学びを得るとか、「あ、こうやって現実のここにマッチするね」っていうふうに考えるのも、筋肉と表現するのは適切ではないかもしれないけども筋肉が要る。そんな感覚は確かにあります。

だから、いかにそこまでゲームに慣れてない人にも、ゲームと関わったことがない人にも、ゲームから学べたことを届けていくっていうことってすごく重要なことなんじゃないかなっていうことで個人的には思っています。

対話の重要性

特に地域で活動しているとゲームに全く関係をしていないっていう方も結構いらっしゃいます。

そういうような人に、「あ、ゲームってそういうことがわかるんだね、そんな可能性があるんだね」と思っていただくっていうのは、それだけで結構難易度の高いものになってくるのかなっていうふうに思います。

それはどうするの というと、個人的には対話の機会を作ることが必要なんじゃないのかなと思っています。

ゲームから何かを学び取れたという人と、ゲームから何も学び取らなかった、あるいは全くゲームをやってない人、そういう人たちが混ざって話をすること。

そうすることで、「あ、そういう体験ができるんだ、じゃあそのゲームやってみようかな」となったり、あるいは「そういうゲームの見方ってあるんだね」というものとか、そういう意見が生まれてくるのではないかと思います。

動画コンテンツと語り部

もちろん、今はいろんなゲームに関するコンテンツがあります。

自分がよくおすすめする動画としてゲームさんぽというゲームを全く関係ない分野の専門家と見て、「あ、こういう視点があるね」とか、「こういうふうに考えられるね」とか、そういうような話をしていくというシリーズの動画がありますが、そういうようなものも、ゲームをやらない人がゲームの中のエッセンスを知るにはよいでしょう。

ゲームからいろんな視点でこういうことが勉強できたりするんだとか、こういうことが体験できるんだとか、そういうようなものを出力しているコンテンツもたくさんあります。

ただやはり結局は、そういう体験をしたという人本人と会話をするというのが一番大きいのかなと思います。

対話を通じたエッセンスの伝播

動画はそのたくさんの要素が含まれているゲームの中から一部を切り抜いたものでしかありません。

ゲームやってる人だったら割とピンとくるんですが、そうでない人にあんまりピンとこなかったりすることもあります。

だからこそ、やっぱりそのゲームをやって、「ここはすごかったな、面白かったな」ということを知っている人が語り部になって、そういうゲームを知らなかった人、見てこなかった人たちと話すというのが重要なんじゃないのかなって思います。

確かにゲームさんぽなんかはすごく面白い試みの企画だと思いますし、そうでなくてもゲームから学べることはとても多いんですが、やはりそう思っていない人もその人たちの倍以上はいるっていうことがあると思うんです。

これはゲームから何かを学び取って、この思いを伝えたいっていう人であればある人ほど、常に自覚しておきたいことなのかなと思っています。

会話のきっかけとしてのゲーム

もちろん最初は話が合わないかもしれません。

でもそれでも、そういう人とちゃんと話をしてみる。そこから始まることがあるんじゃないのかなとここ最近は考えています。

今の社会、話題が合わない人と無理に話す必要なんかないですよ、合わないなら無理に合わせなくていいですよと、そういうふうに言われる社会ではあります。

でもそれで全てが解決するわけでは多分ない。

結局どこかしらで力を合わせなければいけない時だってある。

そんな時にそれなりにうまく関われるようになるためには、やっぱり合わない人ともそれなりに話をしていかなければいけない。そんな時もあるのではないのかな。

ゲームを通じた新しい対話

そんな時の会話のひとつのきっかけとしてゲームって使えたりしないのかなと、個人的には思っています。

話のきっかけに積極的にゲームを持ち込んでみる。

できることだったら画面も込みで映像も見せて、そこから始まる対話っていうのには個人的には興味があります。

そうやって会話をするところからゲームで得られるエッセンスって他の人に伝播していく可能性があるんじゃないのかなと個人的には思っています。

むすび

ゲーム内のエッセンスをいかに他者に届けるか。

このテーマにどうやって向き合うかというと、まずはやはり話すこと。実際に映像をつけて話すことなんじゃないのかなと思います。

もちろん動画で見ていただくとかいろいろな方法はあると思います。ただ動画もできるのであれば一緒に見るといいかもしれませんね。

で、「これどういうことなの?」とか言われたときに、こちらから「こういうことなんですよ」ってアシストできるようになる。

そうやって対話をすることでしかエッセンスって届かないんじゃないのかなとここ最近は思っています。

日本人の心と気持ち - ゲームを通して学んだこと Advent Calendar 2024 #アドベントカレンダー

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音声版はこちら

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12月24日のアドベントカレンダーの記事では、ゲームを通して学んだことアドベントカレンダーとして、日本人の心と気持ち、というテーマでお話をしていこうと思います。

具体的なゲームのお話、最終回となる今回は、天穂のサクナヒメというゲームのお話をしようと思います。

store-jp.nintendo.com

このゲームは、とてつもなく日本に近い文化を持っている、ヤナトという国を舞台にしたゲーム。

神様が住む世界、頂の世という世界で、鬼が巣くうヒノエ島という島で生活をし、ご飯を作り、食べて暮らしながら、その島に鬼が湧いて出てくる理由を探るというアクションと農業の二つの軸があるゲームです。

2024年の秋のアニメにもなっていますので、そこで知ったっていう方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

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ゲームは興味へのきっかけ - ゲームを通して学んだこと Advent Calendar 2024

この話のマインドマップ

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12月22日のアドベントカレンダーの記事は、ゲームを通して学んだことアドベントカレンダーとして、ゲームは興味へのきっかけという話をしようと思います。

なんか今回のゲームを通して学んだことアドベントカレンダーでは、非常にシリアスな内容ばっかりしているような気がしなくもないですが、今回はわりと軽い感じで、No Man's Skyという宇宙を旅するゲームから発想したことの話をしようと思います。

と言っても、こちらの話はそんなにゲームの中で学んだことっていうのはあまりないんですが、ゲームの外で体験したこととセットで勉強になったよ というエピソードの話をしようと思います。

No Man's Skyについて

このNo Man's Skyというゲームは、果てなく広がる宇宙を旅して回ってこの中の宇宙の謎を解いたり、ちょくちょく行われている共同探検というイベントで一つの物語を追っかける形で探検をしていくとか、そういうことを行っていくようなゲームです。

共同探検を除くと自由度が高いゲームで、宇宙の見知らぬ惑星を旅して回るっていうのでも良いですし、見たこともない生物を発見して回ることに情熱を燃やすみたいなのも良いですし、ゲーム中の動物たちがリアルだとどういうような動物なんだろうとか、リアルにこんなのいるのかなとか、そういう想像を膨らませてみるのも面白いかもしれません。

自分のすごいいい感じの場所を見つけて基地を作ってそこに定住するっていうような暮らし方も良いでしょうし、まだ見たことのない美しい風景を探すなんていうのも良いでしょう。

本当にとにかくいろんな楽しみ方ができるゲームです。

星々は基本的にプロシージャル生成という技術を使われていて、それで無限に生成されます。

基本的に全く同じような星に巡り合うっていうことはそうそうないです。

もちろん第三者がもう誰か発見済みの惑星に辿り着くとかだったら偶然同じ星に辿り着くっていうのは当然あるんですが*1、基本的には誰もが未発見の惑星であれば全く新しい形の惑星になっていますし、他の人がその惑星のことを全然知らない、そんな感じの仕組みが行われているゲームです。

メッセージ内では18京個ぐらいの惑星が存在するゲームだという触れ込みもなされていたりしました。

ゲーム情報の検索と予期せぬ発見

ところでここからはゲームとそんなに関係ある内容ではないんですが、このゲームには基本的にあまり情報はありません。

なので攻略サイトを見ながら「あ、そういうことなんだ」とか「あ、これってこういうふうに使うんだ」とか、そういうのに気づくっていうのは結構あります。

こちらについてはNo Man's Skyの日本語wikiっていうのもありますので、そちらの方を読みながら新しいアイテムとか新しいストーリーについて*2実際にwikiで見て「あ、そういう意味だったんだ」というのを知りながら辿っていくのもあるし、基本的にはインターネットの検索をすることが多いゲームだったりします。

偶然からの学び

そしてここからが面白いことというか、検索単語に宇宙船や銀河系などの単語が多いからか、この人宇宙に興味あるなってGoogleに思われるんです。

そしてAndroidのGoogleのおすすめ記事とか、No Man's Skyの話じゃない、本物の宇宙科学系の記事が結構出てくるようになるんです。

銀河系って何年前にできたんだとか、宇宙の果てにはこんなものがあるんだとか、こういう新しい星が発見されただとか、ワープ航法って実現可能なのかどうかとか。

そういうのって結構ちゃんと研究されていて、そういう記事がおすすめ記事に上がってくる というのが結構あったりします。

笑い話ではあるんですが、こういう可能性もゲームってあるんだなと、ちょっと面白く感じるところでもあるんです。

今まで全然興味なかったことが、ゲームの情報を探しているうちに、Googleが勘違いしておすすめ記事に上がってくるという。

きっかけは確かに勘違いなんですけれども、そこからその記事を読んでみて宇宙に興味を持つとか、そういうのはあるなと思うんです。

実際知らない銀河系の話とかは流石にピンとこなかったりしますが、宇宙のこの星ってこういう成り立ちでできてるんだなとか、太陽ってこういう仕組みだよとか、地球の生まれた時の姿ってこんなのなんじゃないかとか、そういうような内容の記事を見るのが好きになってきていて、面白く読んでいたりもしてます。

少なくとも自分は宇宙科学にそれをやらないで興味を持っていることはなかっただろうなと思いますし、No Man's Skyをやっても普通にこのゲームを楽しんでいるだけで終わっていたと思うんです。

ただそうやってGoogleの勘違いから始まる学びって今時じゃないかなっていうふうにすごく思ったんですよ。

特に先週お話ししたGroundedなんかもそうですが、ゲーム内に散らばめられた情報が少なくて攻略サイトを読むしかないみたいなゲームってやっぱりたまにあります。

そこからGoogleが勘違いして新たな学びにつながるっていう可能性を考えると、それもそれで面白いんじゃないかななんて思ったりします。

まあもちろん検索する側からしたらただのノイズなんですが、そういう偶然の出会いを楽しむっていうのも今時のゲームの楽しみ方の一つなのかもしれないなと、今回の体験を経て思いました。

ここ最近はGroundedの攻略情報とか結構探したりしているので、そのうちリアルな昆虫学とか生態学とかその辺に興味を持ち始めたり、そういうのがあったら面白いかもしれませんね。

*1:特に銀河の中心の方とか、惑星群がそんなにないところだと、割と皆さんよく知っているご存知のこの星っていうのは結構多い

*2:ストーリーと言ってもフワッとしたものが多く、ニュアンスで知ってくれという内容も多い