2013年11月17日 DDTプロレスリング「God Bless DDT 2013」後楽園ホール大会

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今月は月末ではなくちょっと早めの後楽園大会。メインカードのヒキが強かったか見事に満員。
裏のCOWPERも観に行きたかったがなぁ。

GMの前説、東京女子プロレスの坂崎ユカのの子の挨拶、マサ高梨の自主興行告知があり試合開始。
 


第1試合 KO-D6人タッグ王者が挑戦者としてふさわしいか査定する試合
高木三四郎&大鷲透(紅白)&×平田一喜
[9:53 垂直落下式ブレーンバスター]
男色ディーノ&大石真翔&○アジャ・コング(フリー)


Xとされていたディーノ&大石のパートナーは「ちゃんと言ってるのに。横綱が味わったことがない、アジャったことがない」ということでアジャ・コング登場。この中ではもちろん一番のキャリアを誇る大物。
ディーノには「3人目のゲイ」と紹介され、アジャ「ゲイじゃない。むしろ男じゃない」、大石「てめえ!騙してたのか!」
平田は「お前がゲイだろうがなんだろうがこっちは知ったことじゃないんだよ!とりあえずぶっコロしてやるよ!」と言わされ試合開始。
平田は三四郎と大鷲がクイックで大石をいたぶる展開なのに1人スリーパーを仕掛ける天然ぶりを見せてはいたが、一通りの攻防の後、ディーノはコーナーに上りケツ出し。これで平田を仕留めることはできず大石も尻を出し二弾重ね。
アジャ「意味がわからない!お前らバカでしょ!」
とはいえ三四郎と大鷲をそれぞれのケツへ密着させ、残った平田に裏拳、ディーノ尻、垂直落下式ブレーンバスターで勝利。
ディーノ「エリカちゃんもこういうのキライじゃないよね?」
アジャ「大好物」
ということで、このトリオでKO-D6人タッグ挑戦決定。
 
 


第2試合 バトルロイヤル
退場順
1.MIKAMI
2.伊橋剛太
3.中澤マイケル
4.松永智充
5.高尾蒼馬
6.DJニラ(フリー)
7.マサ高梨
8.佐々木大輔(フリー)
9.星誕期
10.佐藤光留(パンクラスMISSION)
○ワンチューロ[12:04 勝ち残り]


マイケルとワンチューロ以外はやる気のないバトルロイヤルの面々。マイケルがやる気を出させるため「スリー、ツー 、ワン、やる気! 元気! フル勃起!」でフルボッコにされ試合開始。
伊橋はMIKAMIを押しつぶしフォールを奪うも、ひっくり返され敗退。マイケルはダブルインパクト式アルティメットベノムアームを狙うが、松永ともども場外転落。
ニラは高尾を回転エビ固めで丸め込み珍しく自力勝利も、「お前らがどんな策を講じたとしても、今からこの俺様にお前らは指一本触れることはできない」と自ら場外へ。
高梨はファミリアを裏切ったモンスターアーミーに立ち向かうも、星誕期のチョークスラム、大輔のNOW or NEVERで敗退。
しかしワンチューロはイマチ投下をかわし、大輔のトラースキックを星誕期に誤爆させ、大輔を場外へ、星誕期を丸め込み金星2連発。
最後はワンチューロと光留の一騎討ち。ワンチューロは堂々と張り手をかまし、光留のローを貰いながらも乳首攻めも忘れない。
スタンドのアンクルホールドをエプロンへの転落で脱出し、抵抗する光留をドロップキックで落とし勝利!
まさかのワンチューロ勝利に場内も沸き返る。本当に愛されるキャラだもんなぁ。
ワンチューロには現在HARASHIMAが保持するアイアンマン王座への挑戦権が与えられ大喜び。いつまで日本にいるのかわからんが、もうこれでアイアンマン奪ってチリまで持って帰って貰いたいなぁ。
 
 
 


第3試合
○KUDO&ヤス・ウラノ
[11:50 ダイビングダブルニードロップ]
竹下幸之介&×遠藤哲哉


新世代の竹下&遠藤が先輩に挑むタッグマッチ。
竹下&遠藤はダブルのプランチャなどで先制するも、ウラ(シマ)クドウがすぐにペースを奪い返す。
ウラノはボディブローやフットスタンプでエンテツの腹を攻めるが、エンテツも綺麗なドロップキックで反撃。
竹下はKUDOとキックのかわし合いからラリアットを決め、エンテツは回転を加えたタワーハッカーボム、竹下は回転を加えたブルーサンダーと畳み掛ける。
さらにエンテツはハイキックから低空ジャーマンと飯伏っぽい攻撃を見せるが、ウラノは場外から水噴射でムーンサルトを阻止。
KUDOは逆さ吊りのエンテツにダブルニードロップを投下し、正調のダイビングダブルニーで勝利。
エンテツは技が増えたってのもあるが、力強くなってきたし、どんどん良くなってるなぁ。
 
 
 


第4試合
石井慧介&×入江茂弘
[11:33 TKO(レフリーストップ)]
○坂口征夫(坂口道場・一族)&彰人


チームドリフは彰人に狙いを絞り、控えている坂口は何度も叩き落とされフラストレーションを溜める展開。
彰人は入江へのリフトで反撃し、坂口は入江との激しい打ち合い。
入江のダイビングボディプレス、ファイアーサンダーまで食らった坂口だが、頭突きを食らうと掌底、ハイキック、ジャンピングニーのラッシュ。
そしてフルスイングのバズソーがノーガードの側頭部にヒット。無理矢理起こし膝も一発入れるが、事実上バズソーでKOされておりレフリーストップ。
担架が運び込まれるも、入江は拒否して肩を借りながら退場。失神KOに関してはどうなのかわからんが、フィニッシュの蹴りは凄まじい一撃。入江はいくら頑丈とはいえ、あれをノーガードで受けてはなぁ。
坂口の怖さが発揮された試合だったが、意外と受けの部分でも良かったな。
 
 
 


休憩明け
博多大会にゲストとして参加する、両国のアイドルランブルでも存在感を発揮したLinQの伊藤麻希さんが登場。
今日はちゃんとアイドルっぽい。
が、大社長が登場すると中指を立て不遜な態度。ディーノ&大石も登場し、なんだかんだあって博多で試合することに。
アジャ伊藤という語感はなんかアジャ幸司を思い出すな。
しかし声優・清水愛さんのがむしゃらプロレスデビューに続きアイドル・伊藤麻希のプロレスデビューと、12月の福岡は色々おかしなことになってるな。
最後は大石の「九州ば元気にするバイ!」で後半戦へ。あんまり観客には筑前のマネってのは伝わってなかったかな。
 
 


セミファイナル DDT EXTREME級選手権試合 目隠し乳隠しデスマッチ
【王者】○HARASHIMA[12:03 ブラジャー剥ぎ]アントーニオ本多(フリー)×【挑戦者】


KO-D、EXTREME、アイアンマンの三冠を懸けたタイトルマッチを終えたばかりの両者だが、早速EXTREMEだけを懸けての再戦。なんでこんなすぐ同じカードやってるのか、煽りVを見てもよくわからず。本来EXTREMEをやる予定だったけど、ジャンケン選抜での三冠タイトルマッチが差し込まれちゃった感じなのかな。
目隠しした状態で戦い、相手のブラを剥ぎとったら勝利というエクストリームなルール。目隠しはともかく乳隠しは闘龍比賽でもなかったな。
目隠しということで、なかなか噛み合わない攻防がしばらく続くが、透明人間とは試合できるのに目隠しだとできないってのも不思議な話だ。
セコンドや松井レフリーも見えないが故の誤爆を食らい、HARAはコブラツイストで固めてから、アントンはフルネルソンで固めてからブラを外しにかかるも、ポロリは免れる。
HARAの蒼魔刀は松井レフリーに誤爆しそうになるも、倒れたためヒットせず。
張り手の打ち合いからHARAはハイキック2発空振りするも3発目がヒット。そして蒼魔灯を決め、ブラを剥ぎ取り勝利。
HARAはブラをと目隠しを着用し、奪ったブラを掲げるもやっぱり爽やか、か?
 
 
 
HARAが「ちょっと癖になりそうな、貴重な体験をさせていただきました」と話していると、ここでまさかのDJニラが木曽レフリーを連れて登場。
ニラ「HARASHIMA、俺が今なぜレフリーを連れてこのリングに上がってきたかわかるか?お前の持っているそのEXTREME級王座に挑戦表明させてもらう。だが挑戦するのはこの俺じゃない。ここにいるこの木曽大介レフリーだ!」
いきなり言われて戸惑う木曽レフリーを、ニラはロケットパンチでKO。
「第一コンテンダーである木曽大介を倒したこの俺様が挑戦者に最も相応しいと、今証明された。
HARASHIMA、改めて言う。そのEXTREME級のベルトを懸けて、俺と試合うことができるか?
ハイ、ワカリマシタ
どうやら挑戦を受諾したぞ。これで決定だな。俺と試合うまでは誰にも負けんじゃねえぞ」

HARA「さすがのニラワールドすげえな。一言も発せずタイトルマッチ決まったけど、僕は全然いいよ、いつだって受けてやるし。DJニラ、やってやるよ」
これを受けてGMは23日のラジアントホール大会、メインイベントで組むことを発表。メインという言葉にニラは「俺が客を満足させられるわけないだろ」と食って掛かるが、木曽レフリーにスリーパーで落とされ退場。これで挑戦権移ったりはしないのか。
続いてワンチューロも登場し、アイアンマン王座戦は24日の仙台で決定。リング上で平田も忍び寄りアイアンマン奪取を試みるが、2度とも失敗。
最後に坂口も登場し、無言でKO-Dへの挑戦を表明し、こちらは12/23の後楽園で決定。三冠となるとそれぞれタイトルマッチも大変だな。
 
 


メインイベント KO-Dタッグ選手権試合
【王者組】○木高イサミ(ユニオン)&宮本裕向(666)
[20:57 螺旋丸]
【挑戦者組】飯伏幸太(DDT/新日本)&×ケニー・オメガ


ヤンキー二丁拳銃vsゴールデン☆ラヴァーズというインディー界どころか日本でのタッグNO.1決定戦といっても過言ではないカード。
 
王者組は飯伏の左右にこだわらず足を攻めていくが、飯伏はキャメルクラッチで裕向の鼻と口を塞ぎ「死んだかも」
ケニーも同じ技を繰り出し、松井レフリー「マネしちゃったじゃないか!」
 
イサミもデンプシーロールからの足パンチなど、序盤から中盤にかけては緊張感を緩和させる展開も。
飯伏のパワースラム→ケニーのその場飛びシューティングスター→飯伏のムーンサルトは珍しく目測とタイミングを誤り不十分。
 
裕向は愛してまーすチョップをヒットさせると、飯伏のその場飛びムーンサルトを膝で迎撃。サンダーファイヤーパワーボムを決めると連携攻撃、ムーンサルトで仕留めにかかる。
 
ここはケニーが救出に入り、クロススラッシュ。
裕向へ波動拳ジャーマンを狙うが、イサミが場外から足を引っ張りケニーの波動拳を阻止。裕向は飯伏のジャーマンを着地しニールキック。
逆に二丁拳銃はかめはめ波ジャーマンを成功させるが、飯伏は怒りの猛攻。スワンダイブ式PKこころΩも決めるがイサミはダイビングダブルニーでカット。
 
 
イサミとケニーは張り手、チョップを打ち合い、場外の飯伏へトペ。裕向のハンドスプリングオーバーヘッドキックから勇脚、ファイアーサンダー、と必勝パターンに持ち込むがケニーは勇脚・斬をかわし飯伏のミサイルキック。
裕向は飯伏をウラカン・ラナでエプロンに落とし、ラリアット相打ち。
 
イサミはケニーの串刺し顎砕きニーアタックをかわすと昇竜拳。八咫烏から斬を狙うがケニーは追いかけニーアタック。
 
ケニーはイサミを肩車しクロイツ・ラスの体勢へ。イサミはカサドーラで丸め込もうとするも、ケニーは強引に持ち上げる。イサミは再度勢いをつけ、久々の螺旋丸で3カウント!
 
 
実ににスリリングな一戦だったな。ジュニアヘビーのタッグらしくスピーディーな攻防はもちろんだが、互いにハードヒットな面もあるし、後半は一瞬も目が離せない展開。序盤で緩ませておいて、後半で一気に緊張感を高めるという展開も作品として良かったな。
最後が螺旋丸というのもクロイツ・ラスの返し技として最適だし、久々なんで意外性もあり好チョイス。これでジェネリコにも勝ってるし、カナダディアンキラーだな。

イサミはGMに路上でのタイトルマッチを何度も要求し
「僕らがユニオンと666だからちょっとバカにしてんじゃないですか?
ケニーも(煽りVで)言ってたよ。『なんかインディー臭いよね』って(正しくは「臭い」とまでは言ってない)。インディー臭さの何が悪いんだよ!インディー臭さこそ一番だろうがよ!」

GMは路上については現在とある商店街と交渉中とのこと。
最後も二丁拳銃が「なぜなら、俺達は強い!」で締め、興行終了。
 


ということで、今回はメインは鉄板のカードではあったが、期待を上回る好勝負。それでも互いに全てを出しきってないあたり両チーム底が知れないというか。すぐに再戦ということにはならないだろうけど、次もまた楽しみになる黄金カードだったな。
それ以外もあんまりテーマがない第3,第4もいい試合だったし、バトルもワンチューロが勝利しみんなが祝福する感じが良かったなぁ。なんか最後のはなむけっぽくもあるのが気になるが。
そんなわけで今回の興行は大当たりでしたね。ただ唯一鷲関には酷い目に遭わされたりはしたんだが(笑)


試合後には恒例のガンプロ即売会。今回は珍しく乱入者がいなかったな。元井さんが偶然真正面で観られてたが。