毎年恒例、今年のベスト演目です。
他のテーマで忙しくなってしまい、ほとんど感想は書けませんでしたが、
今年も何だかんだ言って、結構な本数を見ていたのでした。

◆宝塚部門

アルカンシェル

・雪組『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』/『FROZEN HOLIDAY』
・星組『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』/『VIOLETOPIA』
・花組『アルカンシェル』~パリに架かる虹~
・月組『Eternal Voice 消え残る想い』/『Grande TAKARAZUKA 110!』
・宙組『Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-』
・雪組『ベルサイユのばら』-フェルゼン編-
・星組『記憶にございません!』-トップ・シークレット-/『Tiara Azul -Destino-』
・花組『エンジェリックライ』/『Jubilee』

・星組『BIG FISH』 東急シアターオーブ
・月組『BLUFF』-復讐のシナリオ- 東京芸術劇場プレイハウス

宝塚は、大劇場公演は辛うじて全て見ることができましたが、
別箱のチケットは、相変わらず宝くじ並の勝率ですね。
今年の宝塚は、主戦力だった演出家が二人抜けた影響が表面化してきたというか、
全体的に小粒な作品が多かった印象があります。
そんな中で、小池大先生の『アルカンシェル』が、退団作とは思えぬ良作で、
恐れ入りましたといった感じでした。今年のNo.1です。

公演が再開された宙組の、圧倒的な歌唱力、
『RRR』の「ナートゥ・ナートゥ」の客席一体となった盛りあがり、
『ベルサイユのばら』新場面の、18世紀の物語に全くそぐわない衣装も、
印象深いものがありました。

年末になって、大異動が発表されましたが、
来年からは、チケットのリセールも始まるということで、
宝塚はようやく、本格的に動き出した感じがします。

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◆宝塚以外部門

千と千尋 スウィニー シェイクスピア 

・舞台『中村仲蔵 ~歌舞伎王国 下剋上異聞~』 ブリリアホール
・ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』 帝国劇場
・ミュージカル『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』 ブリリアホール
・舞台 神津恭介シリーズ 『わが一高時代の犯罪』  サンシャイン劇場
・舞台『千と千尋の神隠し』 帝国劇場
・舞台『そして誰もいなくなった』 江東区文化センター
・ミュージカル『CROSS ROAD~悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ~』 シアタークリエ
・『ウーマン・イン・ブラック ~黒い服の女~』 PARCO劇場
・ミュージカル『鉄鼠の檻』 紀伊國屋サザンシアター
・ミュージカル『モンパルナスの奇跡~孤高の画家モディリアーニ~』 よみうり大手町ホール
・ミュージカル『ゴースト&レディ』 JR東日本四季劇場[秋]
・ミュージカル『モダン・ミリー』 シアタークリエ
・音楽劇『ライムライト』 シアタークリエ
・ミュージカル『ファンレター』 シアタークリエ
・『CLUB SEVEN another place』 有楽町よみうりホール
・ミュージカル『9 to 5』 日本青年館ホール
・舞台『罠』 よみうり大手町ホール
・舞台『台風23号』 シアターミラノ座
・ミュージカル『ニュージーズ』  日生劇場
・ミュージカル『SONG WRITERS』 シアタークリエ
・舞台『ロボット』 シアタートラム
・祝祭音楽劇『天保十二年のシェイクスピア』 日生劇場

・『海宝直人コンサートATTENTION PLEASE!2』 シアタークリエ
・望海風斗ドラマティックコンサート『Hello,』 日本青年館ホール
・MANATO ASAKA CONCERT『MANA-TRIP』 ブリリアホール

今年は、新作でコレといったものがなかったので、
全て再演から選ぶことになりましたが、ベスト3は以下の演目とします。
『千と千尋の神隠し』、『スウィーニー・トッド』、『天保十二年のシェイクスピア』

『千と千尋の神隠し』は、とにかく演出が素晴らしく、
『スウィーニー・トッド』は、市村・大竹両氏のノリノリ演技が最高、
『天保十二年のシェイクスピア』は、2020年に続いて2回目の観劇ですが
どういうわけか、全然違うものに見えました。今回の方が、断然好きですね。

キャストで特に印象に残っているのは、
『ジョジョの奇妙な冒険』のディオ役、宮野真守氏。
はまり役すぎて、誰が主役なのか分からなくなってましたね。
あと、『海宝直人コンサート』にゲスト出演された、ヒグチアイ氏。
「悪魔の子」を生で聞くことが出来たのは、一生の宝物です。