05)

2012年3月11日、勝俣・東電会長が、おそらく自宅前で、マスディアのカメラの前で原発事故への謝罪を述べた。

ちなみに、勝俣会長は毎晩自宅前でぶら下がり会見を行なっている。

東電会長・勝俣邸前で毎晩行なわれる尊大な「ぶら下がり」を暴いた、AERA大鹿記者

自宅前までメディアを呼び寄せるその不遜さにも腹が立つが、それよりも、あるひと言に対して、僕はなんとも言えない、いらだちを感じる。

東電会長、原発事故の収束と賠償に全力  MBSニュース - MBS毎日放送の動画ニュースサイト -

※リンク先に動画があります。まずは迅速に確認しましょう。

『「福島県の皆さまはじめ、広く社会に大変なご心配、ご迷惑をおかけして申し訳なく思っております。とにかく原子炉の収束と賠償に全力を尽くしてということを、この1年を機に改めて誓いたいと思います」(東京電力 勝俣恒久 会長)』

マスコミはこのように、東電会長・勝俣氏の発言を文字に起こして伝えている。

しかしここには、ある「1文字」が含まれていない。

21)

「福島県の皆さまはじめ、広く社会に大変なご心配、ご迷惑をおかけして」

38)

「申し訳なく思っております。」

05)

「ま!」

52)

「とにかく原子炉の収束と賠償に全力を尽くしてということを、」

06)

「この1年を機に改めて誓いたいと思います」

12)

その後逃げるようにカメラに背を向けた。

そう、マスメディアが文字に起こさなかったのは、

「ま!」

である。

なにが「ま!」なのだろうか。

しかも驚くほどの大きな声で、「ま!」である。

これくらい大きな声で「ま!」といったならば、文字に正確に起こしたほうが、よいのではないかと思うほどの大きな「ま!」である。

ま、いっか。

動画はこちら。

東電会長、原発事故の収束と賠償に全力 - YouTube

速攻、YouTubeは削除されました。基本的にいつもはYouTubeは削除されないんですけどねえ。

言葉狩りしたくなる人たちの気持ちが少し分かった気がする。

取り急ぎ共有する。

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