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原子力暴走国家「日本」 墓穴をほった藤村官房長官 「ざまあみやがれい!メールマガジン」VOL.112
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昨日の班目・原子力安全委員会委員長の「一次審査だけでは不十分」発言で、内閣が火消しに躍起になっていることを、東京新聞が伝えた。

そのなかで、藤村官房長官の慌てぶりが滑稽だ。
藤村官房朝刊「再稼働は総合的に政治が判断する。班目春樹氏も一次評価で再稼働を判断する政府方針を否定しないと言っている」

バカヤロウといいたい。

そもそも、原子力安全委員会は、再稼働を判断する権力を持っていない、委員会だ。その機能は、あくまで助言をする、ということに限られている。

だから、原子力安全委員会は「政府方針を否定」できないことは、そもそもあたりまえのことなのだ。権力に助言を与えるために設けられた1委員会に過ぎない。

つまり、内閣は、安全委員会の助言を受けた上で判断するということになる。

これまでの原子力行政では、その助言をあくまで助言として、聞いているふりをすれば良かった。そしてそのやりとりは、国民の目にはさらされなかった。

だが今回の原子力安全委員会の助言は、忠告に似たような性質を帯びている。つまりうるさい助言というわけだ。そして国民が注目している。

だから、だから班目氏の「一次審査だけでは不十分」という助言を、今、内閣がどのように受け止めて、どのように判断するかが問われている。

その忠告を「政府方針を否定しないと言っている」と、そもそも存在している委員会のあり方という構造上の問題を理由にして、遠ざけようとするとは何事なのだろうか。

この国の原子力行政はやはり異常だ。

暴走と言ってもいい。

戒める助言が出れば、受け入れ、形式上はそれについていったんある程度時間を賭けて協議するというスタンスが当然なはずだ。例えそれを聞き入れなかったにしてもだ。それが助言をうける、ということではないのか。

保安院も、ストレステストの委員会にて、後藤委員、井野委員の意見を、無視して、しかも、一次審査を認めるという判断について、前もって委員に知らしめること無く行った。

これについて、後藤氏、井野氏は猛然と講義を行なっている。

そして今回の、藤村官房長官の発言だ。

つまり、この国の権力側は、助言をきく耳を持っていないということを示している。

さらに、藤村官房長は次のように高発言している。

「安全を判断するのは保安院だ」

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