愈々年の瀬も迫って、今年も年末恒例の「BEETHOVEN SYMPHONY NO.9」視聴の準備を始めました。
まあ、例年ですと10月位から徐々に第九の手持ちLPの中から聴き比べて絞り込んでいきますが、他に聴きたい録音が有り其方に掛かり切っていたので手を付けられていません。
結局の所「フルトヴェングラー指揮の第九」の中から略1951年のバイロイトに行き着くのですが...。其れ迄の絞り込み過程で他の第九の演奏(録音)を聴ける事も重要なんですね。
今年に入ってウィレム・ヴァン・オッテルローとカール・ベームに関して投稿したので其方も聴き直ししたり...。
※以下の記述は昨年投稿した内容です(手抜きですね)
対象レコードは例年通りの"フルトヴェングラー指揮"下記 LP三点。
・1942年3月22〜24日:ベルリン・フィル、ブルーノ・キッテル合唱団(Turnabout TV 4346/47)
・1951年7月29日 :バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団(Seraphim Ib-6068)
・1954年8月22日 :フィルハーモニア管弦楽団、ルツェルン音楽祭合唱団(CETRA LO 530)
未だ聴き始めてはいませんが、結論としては各録音をたて続けに聴いて再生された音楽に自身の心持ちがうまくシンクロ出来た録音を大晦日に区切りとして聴く事ですね。
再生装置は昨年末の「大晦日に聴く「第9番[合唱]」のLPと再生装置」で選定した
レコード再生部
・レコードプレイヤー:DENON DP-3000 SET
・カートリッジ: EMPIRE 1000ZE/X(50's 海外製 Black enamel Nylon spool awg27)
オーディオ・メインシステム
・McIntosh C22 + MC2125、JBL 4343BWX、Cable: BELDEN 8412 (RCA), WE 16GA (SP)
ベートーヴェン:交響曲 第9番 二短調 作品125
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
1951年のEMI盤は、レコード制作のEMI社が「ライヴ録音とリハーサル(ゲネプロ)録音で編集して制作」されたコンテンツで、後年「バイエルン放送協会によるライヴ録音テープ 」からライヴ完全版がCD等でリリースされました。
両者を比較すると二楽章は共にライヴ録音を使用していますが、他の章は部分的に、特に三楽章はライヴ録音の中頃からの演奏バランスが悪く聴こえるのをEMI盤はリハーサル録音に差し替えて第2主題部は非常にバランスの取れた対話的な演奏に纏めています。
鑑賞としてはEMI盤が圧倒しています (特に三楽章)。「ライヴ録音」は記録としては貴重でしょう。
1942年ブルーノ・キッテル盤は 当時のLIVE録音とは思えない高音質です。
時代からして録音が当然の如くMONOでは有るものの、この時代に有り勝ちなノイズ等が殆ど聴こえない事も聴き易さの一つです。
以前同録音について投稿した際に「特筆なのは「第三楽章の神秘的な安らぎに満ちた緩徐楽章」が、ここでは殊の外天国的な響きを奏でている」としていましたが、今回1951年EMI盤と聴き比べると少々物足りない気がしました。
1954年のルツェルン盤(LP)の再生音は"新しいリード線"にも拘らず可成り硬質で大人しめの印象でしたが、動画サイトのリマスター音源を聴くと「中高音域が強調され、各楽器の分離が良く聴こえる」事に驚きました。
ソリストの半数は51年と共通 (エリーザベト・シュヴァルツコップフ(S)、オットー・エーデルマン(B))で、彼らの歌唱 (特に声量) に衰えを感じました。特に歌唱部始めの Bassの歌い出しが顕著です。
動の「1951年のバイロイト・EMI盤 (LP)」 に対して、静の「1954年のルツェルン盤 (リマスター音源)」

まあ、例年ですと10月位から徐々に第九の手持ちLPの中から聴き比べて絞り込んでいきますが、他に聴きたい録音が有り其方に掛かり切っていたので手を付けられていません。
結局の所「フルトヴェングラー指揮の第九」の中から略1951年のバイロイトに行き着くのですが...。其れ迄の絞り込み過程で他の第九の演奏(録音)を聴ける事も重要なんですね。
今年に入ってウィレム・ヴァン・オッテルローとカール・ベームに関して投稿したので其方も聴き直ししたり...。
※以下の記述は昨年投稿した内容です(手抜きですね)
対象レコードは例年通りの"フルトヴェングラー指揮"下記 LP三点。
・1942年3月22〜24日:ベルリン・フィル、ブルーノ・キッテル合唱団(Turnabout TV 4346/47)
・1951年7月29日 :バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団(Seraphim Ib-6068)
・1954年8月22日 :フィルハーモニア管弦楽団、ルツェルン音楽祭合唱団(CETRA LO 530)
未だ聴き始めてはいませんが、結論としては各録音をたて続けに聴いて再生された音楽に自身の心持ちがうまくシンクロ出来た録音を大晦日に区切りとして聴く事ですね。
再生装置は昨年末の「大晦日に聴く「第9番[合唱]」のLPと再生装置」で選定した
レコード再生部
・レコードプレイヤー:DENON DP-3000 SET
・カートリッジ: EMPIRE 1000ZE/X(50's 海外製 Black enamel Nylon spool awg27)
オーディオ・メインシステム
・McIntosh C22 + MC2125、JBL 4343BWX、Cable: BELDEN 8412 (RCA), WE 16GA (SP)
ベートーヴェン:交響曲 第9番 二短調 作品125
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
1951年のEMI盤は、レコード制作のEMI社が「ライヴ録音とリハーサル(ゲネプロ)録音で編集して制作」されたコンテンツで、後年「バイエルン放送協会によるライヴ録音テープ 」からライヴ完全版がCD等でリリースされました。
バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団 1951年7月29日:バイロイト祝祭大劇場ライヴ EMI盤(リハーサル中心で2楽章は全てライヴ) 著作権切れFLACファイル |
バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団 1951年7月29日:バイロイト祝祭大劇場ライヴ バイエルン放送協会によるライヴ録音 個別動画をLIST機能で連続再生します。 |
鑑賞としてはEMI盤が圧倒しています (特に三楽章)。「ライヴ録音」は記録としては貴重でしょう。
1942年ブルーノ・キッテル盤は 当時のLIVE録音とは思えない高音質です。
時代からして録音が当然の如くMONOでは有るものの、この時代に有り勝ちなノイズ等が殆ど聴こえない事も聴き易さの一つです。
以前同録音について投稿した際に「特筆なのは「第三楽章の神秘的な安らぎに満ちた緩徐楽章」が、ここでは殊の外天国的な響きを奏でている」としていましたが、今回1951年EMI盤と聴き比べると少々物足りない気がしました。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ブルーノ・キッテル合唱団 1942年3月22-24日(ライヴ) |
フィルハーモニア管弦楽団 ルツェルン音楽祭合唱団 1954年8月22日: ルツェルン音楽祭ライヴ |
ソリストの半数は51年と共通 (エリーザベト・シュヴァルツコップフ(S)、オットー・エーデルマン(B))で、彼らの歌唱 (特に声量) に衰えを感じました。特に歌唱部始めの Bassの歌い出しが顕著です。
動の「1951年のバイロイト・EMI盤 (LP)」 に対して、静の「1954年のルツェルン盤 (リマスター音源)」