プログラマでありたい

おっさんになっても、プログラマでありつづけたい

re:Inventに持って行って良かった小物

 re:Invent本編のレポートが書けないままに、小ネタ系の消化です。
ガジェット系の持ち物リストはわりとあるので、本当に細かい持ち物系をまとめておきます。もちろん、来年の自分のための備忘録です。

ビタミン グミサプリ

 芋は畑で取れるから、野菜だぜというアメリカ人の言説を信じたとしても、やっぱり期間中に不足しがちなのが野菜です。毎年、最後の方になるとビタミン不足なのか、口内炎など口の中が荒れることが多かったです。そこで、今年はUHA味覚糖のマルチビタミンのグミサプリを持っていきました。錠剤じゃないので、水がなくてもいつでも飲めるのが優れものです。
 これのお陰か、今回は風邪をひくこともなく、口内炎もなく無事に帰ってこれました。オンラインだと2袋からと、少し買いにくいです。自分は定期購入していたので、それを持っていきました。お勧めです

パジャマ

 アメリカのホテルに泊まって何気に困るのが、寝間着です。アメリカのホテルには、基本的に寝間着は用意されていません。たまにバスローブが用意されているところもありますが、少し寝にくいというのもあります。お土産でもらったTシャツなどをパジャマ代わりに代用もできますが、だんだん歳をとってしんどくなってきたので、快適に寝れるように日本からパジャマ(ニットフリースセット)を持っていきました。暖かくて快適でした。

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アイマスク

 期間中は、どうしても睡眠時間が短くなります。寝れる時に、寝ること。そして、睡眠の質を高めることが大事です。そんな時に重宝するのが、アイマスクです。日本でも昼寝する時にも利用していたアイマスクを持って行って、飛行機の中や期間中に少し昼寝する時に使っていました。慣れるとつけた瞬間に睡眠のスイッチが入って、寝入るまでの時間も短縮されます。よく寝れるのでお勧めです。

ハンドクリーム

 ラスベガスは砂漠です。乾燥も半端なく、指先までカサカサになります。冗談じゃなく、乾燥しすぎてスマホの指紋認証が通らなくなったという人も出ていました。私は顔や肌に何か塗るのは好きじゃないので、基本的にクリームなどは使わないです。しかし、そうも言っていられないので、ラスベガス滞在中は朝晩にクリームを塗っていました。お陰様で、肌荒れもなく何とか過ごせました。

ダイソー製品各種

 日本のホテルでは、当たり前のように提供されている歯ブラシ・髭剃り・スリッパなど。アメリカのホテルで提供されるケースは稀です。もちろん、近所のショップで買うことも可能ですが、はっきり言って高いです。日本から用意していきましょう。例えば、髭剃り。近所のドラッグストアでみると、3個$15で売っていました。一個で十分ですが、三個から。そして2千円近く。ダイソーで買うと、全部揃えて330円(税込)で買えます。ということで、忘れずに用意しておくと物価高に泣かずに済みます。

省スペースのための小物

 海外に行く時は、持っていくものを如何に少なくするかがポイントです。帰る際にお土産が大量に増えるので、そのためのスペース確保というのがあります。それを抜いても、移動時の体力消耗を抑えるためにも、荷物が軽い方がよいでしょう。そういった際に、専用のケーブルをそれぞれ持っていくと荷物がかさばるというのがあります。
 ここに挙げているのは一例ですが、最近はUSB-Cの先に拡張して、いろいろな充電をできるデバイスが出ています。例えばShokzだったら、次のようなケーブル変換のものがあります。国内出張の時にも役にたつので、普段使いの充電ケーブルの見直しをしていても良いのかもしれません。

まとめ

 オチも捻りもありませんが、来年の備忘録です。今から行く前提としておりますが、来年もラスベガスに行けると良いですね。それでは、良いお年を!!

技術同人誌を売る技術 2024年バージョン

技術書典17が終わりました。
今回は技術同人誌としては、初めて会社のメンバーと1冊の本を作りました。私以外は、全員技術同人誌デビューという形でした。最初に成功体験を持って貰うのが大事だと思ったので、今回は特に売るということにこだわっていました。今後さらに売り方を洗練させるためにも、期間中の売上の推移とやったことをまとめてみます。

blog.takuros.net

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日ごとの販売実績の推移

新刊に絞った売上の推移です。11/3にオフラインが開催され、その翌日に集計しています。1日で一気に200冊近く売り上げています。しかし、注目すべきところは、その後にも200冊近く売れているところです。ここについては、後ほど解説します。

日時 技術書典オンライン物理+電子 技術書典オンライン電子 BOOTH物理+電子 BOOTH電子 技術書典オフライン 合計
11/02 15時 19冊 4冊 1冊 0冊 0冊 24冊
11/02 20時 30冊 4冊 11冊 0冊 0冊 45冊
11/03 8時 40冊 7冊 15冊 1冊 0冊 73冊
11/04 9時 83冊 22冊 27冊 10冊 117冊 259冊
11/05 10時半 100冊 30冊 29冊 12冊 117冊 288冊
11/08 14時半 120冊 41冊 33冊 16冊 117冊 327冊
11/11 10時半 129冊 50冊 33冊 17冊 117冊 346冊
11/12 12時半 136冊 51冊 33冊 17冊 117冊 354冊
11/14 14時 145冊 52冊 33冊 19冊 117冊 366冊
11/16 23時 151冊 57冊 33冊 20冊 117冊 378冊
11/18 10時 179冊 70冊 33冊 20冊 117冊 419冊
11/23 11時 179冊 72冊 34冊 20冊 117冊 422冊
12/28 12時 179冊 77冊 50冊 22冊 117冊 445冊

展示会当日

オフライン当日の売上の推移です。こちらは新刊のみではなく、既刊含めて記載しております。しかし売上の中心は、新刊ということが如実に出てきています。

時間 IAM本 セキュリティ
本
データ分析
設計本
昔話 データ分析
性能本
合本(新刊) 合計
11:00
3冊
5冊
2冊
2冊
1冊
29冊
42冊
12:00
5冊
3冊
6冊
3冊
2冊
24冊
43冊
13:00
6冊
3冊
3冊
2冊
1冊
22冊
37冊
14:00
6冊
4冊
2冊
2冊
0冊
14冊
28冊
15:00
5冊
0冊
1冊
1冊
0冊
21冊
28冊
16:00
3冊
0冊
2冊
3冊
1冊
7冊
16冊
合計
28冊
16冊
15冊
14冊
5冊
117冊
195冊

過去開催回との比較

過去の開催回との比較です。技術書典16も出展していたのですが、集計していなかったです。ご容赦を。
技術書典7は、新型コロナ流行前の最後の物理開催です。この時は入場規制がなく、1万人以上参加とのことでした。これに対して、技術書典17は約2,600人とのことです。一概には言えない部分もありますが、入場者は売上に対して重要なファクターであるのは間違いないでしょう。

時間 技術書典7 技術書典14 技術書典15 技術書典17
11:00
151冊
43冊
24冊
42冊
12:00
94冊
37冊
23冊
43冊
13:00
82冊
48冊
30冊
37冊
14:00
43冊
25冊
49冊
28冊
15:00
45冊
22冊
26冊
28冊
16:00
36冊
11冊
4冊
16冊
合計
451冊
186冊
156冊
195冊

オンラインでの販売と広告戦略

 新型コロナ後の技術書典は、会場内の適度な混み具合をコントロールして実現しています。以前のような歩けないほどの混雑する状況は二度と現れないでしょう。(※)
※出展者の自分としても、これ自体は大賛成です。
 そうなると技術書典の主戦場は、オンラインでどう売っていくかになります。もっと言うと、一日だけ開催されるリアル販売(オフライン会)で注目を浴びて、SNSで話題となってオンライン売上につなげるかです。今回、私達は次の作戦を取りました。

  • 販売開始前から、紹介ブログを書いて認知を高める
  • 著者全員が執筆箇所の紹介ブログを書いて、テーマごとに興味がある人を合本に誘導する
  • Twitter(X)での宣伝を、執拗におこなう
  • 購入者を見つけたら、リツイート

 この辺りを徹底すると、ある程度は効果があったようです。私の当初の予測は、かなり上手くいって新刊の売上の合計を350と読んでいました。結果としては、+100部の上振れです。当日の売上は、ほぼ予想通りだったので、オンライン販売戦略が上手くいったのではと考えています。

反省点

 一方で振り返ってみると2点ほど反省点があります

  • Twitter投稿を促す仕組みを作っていなかった
  • 合本という名前が適切でなかった

 1つ目は、Twitter投稿を促す仕組みを考えていなかったという点です。リアル販売会で買った人が、写真をアップしたくなるような仕組みを作っておけばよかったと後で気が付きました。2つ目は根本的な過ちです。合本を調べてみると、下記のような定義のようです。複数人で書いている場合は、合同誌と書くのが適当でした。次回作、どうしよう。しれっと、『AWSの薄い本の合同誌 Vol. 2』でいいのかな?

数冊の雑誌・小冊子などをとじ合わせて一冊にすること。またその本。合冊(がっさつ)。

まとめ

 技術同人誌としては、初めて複数人で執筆という経験でした。初めて執筆に挑戦した人も多く、成功体験を作るということにこだわり、発行部数という点では大きな成功をおさめられました。執筆者も、次回も挑戦したいという人が多くて、狙い通りでした。
 商業誌を書いている人が、技術同人誌の世界で売上を狙いにいって大人げないという意見もあるかもしれません。一方で、自分は参加するからには、自分のできることの限界までやり尽くしたいと思っています。過去何度か話したことがあるかもしれませんが、せっかく本やブログを書いても宣伝することに熱心な人は少ないです。良いものを書いても知られなければ、伝えられないのです。なので、プロの端くれとして、これからも売ることにもこだわっていく所存です。

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技術書典17 オフラインに新刊『AWS の薄い本の合本 Vol.01』とともに出展してきました(売上報告)

 2024年11月3日に池袋サンシャインシティで開催された技術書典17 オフライン開催にブース出展してきました。今回は、会社の同僚合計7人と書いた合本を引っ提げての参加です

新刊について

 今回の新刊については、こちらのエントリーで紹介しています。AWSに関係したテーマで、7人が1章づつ合計112ページの合本です。私は、S3を安全に使うをテーマに、10のお約束と題して1ページ1トピックで解説しています。それプラス、前書きとしてのS3の概要説明とまとめで15ページです。このページ数にまとめるのは、正直難しかったです。面白いテーマだと思うので、そのうちS3の薄い本(100ページ)を書きます。

各章のテーマ

 それぞれの章の内容については、執筆者がブログエントリーを書いています。どれも面白いテーマ選定だと自画自賛ですw

第 1 章 S3 を安全に使うための 10 の約束 (執筆: 佐々木拓郎)

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第 2 章 Security Hub を最大限活用するためのポイント (執筆: 大林優斗)

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第 3 章 IAM ベストプラクティスと CDK による効率化ガイド (執筆: 志水 友輔)

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第 4 章 CloudFormation StackSets でマルチアカウント統制 (執筆: 西 内渓太)

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第 5 章 1 コンテナで複数プロセスを起動し正常終了させる (執筆: 浮田博揮)

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第 6 章 マルチステージビルドで学ぶ Docker のイメージ軽量化 (執筆: 小山ちひろ)

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第 7 章 クイズで学ぶ AWS の機能と歴史: 厳選「機械学習」編 (執筆: 小西 秀和)

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当日の売れ行きと考察

 さて、皆さんお待ちかねの売上報告です。今回は事前にちゃんと告知していたこともあり、比較的順調な売れ行きでした。全部で195冊売れて、そのうち117冊は新刊です。ちょうど6割くらいが新刊ですね。共著者たちの今後のモチベーションにつながるので、しっかりと新刊が売れて良かったです。既刊の動きをみると、やっぱりIAMのマニアックな話が強いです。一方で執筆してから5年が経過しているので、そろそろ改訂せねばという状況です。今ある物理本がなくなっても増刷せずに、次は改訂版として新たに作る予定です。物理本の在庫はあと10部くらいなのですが、改訂がいつできるかは悩ましいところです。

時間 IAM本 セキュリティ
本
データ分析
設計本
昔話 データ分析
性能本
合本
(新刊)
合計
11:00
3冊
5冊
2冊
2冊
1冊
29冊
42冊
12:00
5冊
3冊
6冊
3冊
2冊
24冊
43冊
13:00
6冊
3冊
3冊
2冊
1冊
22冊
37冊
14:00
6冊
4冊
2冊
2冊
0冊
14冊
28冊
15:00
5冊
0冊
1冊
1冊
0冊
21冊
28冊
16:00
3冊
0冊
3冊
3冊
1冊
7冊
17冊
合計
28冊
16冊
16冊
14冊
5冊
117冊
195冊

過去開催回との比較と今後の展開の検討

 過去に出展した回の売れ行きと、技術書典全体の来場者数の推移をまとめてみました。新型コロナ前の最後の物理開催回である技術書典7は、1万人近くに人が来場しています。その後に物理開催を再開した14以降は、入場数の制限もあり2千人超の来場者で安定しています。自分のサークルの場合、雑に計算すると来場者の5%くらいに興味を持たれると言えるようです。これを10%の人が対象になるようなテーマを扱うのか、深耕(同一テーマでバラエティを増やす)するのか、このあたりがサークル主としての思案のしどころですね。

 個人的には、技術書典は自分の中で新しいトレンドを知る場所と位置づけています。今まで長いあいだAWS関連の本を書いてきましたが、そろそろ新機軸を打ち出してもいいのかもですね。AWSについては合本で出しつつ、自分の単著は新テーマに挑戦するという選択肢ができたのが、今回の技術書典の収穫でした。

時間 技術書典7 技術書典14 技術書典15 技術書典17
11:00
151冊
43冊
24冊
42冊
12:00
94冊
37冊
23冊
43冊
13:00
82冊
48冊
30冊
37冊
14:00
43冊
25冊
49冊
28冊
15:00
45冊
22冊
26冊
28冊
16:00
36冊
11冊
4冊
17冊
合計
451冊
186冊
156冊
195冊
来場者数
9,700人
2,100人
2,200人
2,600人

次回に向けての準備

 技術書典への物理出展は、今回で5回目です。わりと手慣れて来ましたが、まだまだ抜け漏れが多いです。今回準備を忘れていた事項を、次回に備えて箇条書きで残しておきます。

  • テーブル背後に設置するポスタースタンド(200cm以内)
  • 新刊があることを強調して告知する方法
  • 委託販売をする際には、それが解るようにする方法
  • 商品説明のポップ


まとめ

 今回の技術書典の挑戦は、会社の同僚と合本を出すということでした。売れ行きも好調で、同僚も次回以降に向けて、よりやる気が出ているようです。また、技術書典への出展へのノウハウも継承できたのじゃないかなと思います。個人的には大成功だと思っています。心残りとしては、単著の新刊を出せなかったことなので、これは次回に向けて計画的に進めていきます。可処分時間をどう増やすか、そして執筆に向けるかの戦いなんですよね。

 ということで、新刊『AWS の薄い本の合本 Vol.01』をよろしくお願いします。2024年11月17日まで、技術書典オンラインで物理本+電子版を送料無料で購入できます!!

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技術書典17で合本を書きました

本日、11月2日から始まる技術書典17に向けて、会社の同僚と合本を書きました。
AWS の薄い本の合本 Vol.01

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AWS の薄い本の合本 Vol.01の構成

 7人がそれぞれMax15ページを書いています。目次、まえがき、あとがきを合わせると112ページの大作です。章ごとに執筆されていて、章タイトルと執筆者は次のようになっています。

第1章 S3を安全に使うための10の約束(執筆:佐々木拓郎)
第2章 Security Hubを最大限活用するためのポイント(執筆:大林優斗)
第3章 IAMベストプラクティスとCDKによる効率化ガイド(執筆:志水友輔)
第4章 CloudFormation StackSetsでマルチアカウント統制(執筆:西内渓太)
第5章 1コンテナで複数プロセスを起動し正常終了させる(執筆:浮田博揮)
第6章 マルチステージビルドで学ぶDockerのイメージ軽量化(執筆:小山ちひろ)
第7章 クイズで学ぶAWSの機能と歴史:厳選「機械学習」編(執筆:小西秀和)

 S3のように昔からあるサービスから、機械学習(AI)やコンテナ、CDKなどの今のメインストリーム、そしてSecurity HubやCloudFormation Stacksetsなど、使ってみたいけど中々手が出ないサービスまで、様々なテーマを網羅しています。

S3を安全に使うための10の約束

 私が担当したのは、1章の『S3を安全に使うための10の約束』です。AWSの強さの根幹の一つは、S3と確信しています。正しく使うと、ユーザーにとってこれほど有意義なサービスはありません。一方で、設定を誤ると重要なデータの漏えいといったことにもつながります。S3怖いとならないように、主な考慮点をエッセンスとしてまとめました。
 1章の詳細の目次は、次のようになっています。1章2項がメインのコンテンツで、10のお約束と称して1ページ1トピックでまとめています。1トピックについて、普通に書くと3〜5ページくらいになりました。それをギュッと圧縮しての1ページなので、大切な事を直ぐにつかめるように濃縮しています。

1.1 S3 の基本のキ
 1.1.1 Amazon S3 とは?
 1.1.2 オブジェクトストレージとは
 1.1.3 Simple Storage?
1.2 S3 を安全に使うための10 の約束
 1.2.1 S3 のアクセス制御の基本 3+1 のアクセス制御法
 1.2.2 EC2 に付与するIAM ロールを最小権限にする
 1.2.3 マネジメントコンソールからS3 へのアクセスに対する考え方
 1.2.4 バケットポリシーによりS3 へのアクセスを制御する
 1.2.5 機密データの保護とKMS
 1.2.6 EC2 からS3 への4つのアクセス経路
 1.2.7 S3 のデータバックアップの考え方
 1.2.8 S3 に関わるコスト
 1.2.9 S3 Webhosting とCloudFront
 1.2.10 ブロックパブリックアクセスを原則適用する
1.3 S3 のまとめ

オフライン販売について

 11月3日の池袋・サンシャインシティでのオフライン頒布会にも、もちろん出展します。サークル名は『ササキです』で、場所は『き01』です。

会場には終日いますが、メンバーで交代予定です。当日の予定は、下記のとおりです。非番の時にもブースにいる可能性はありますが、会場内をうろついている可能性が高いです。直接の御用がある時は、この予定をみてお伺いください。

 ご来場には、予め入場券の購入(無料)とアプリが必要ですので、ご注意ください。
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販売場所と販売期間について

 今回の新刊は合本です。売上の分担や、その後の納税時の手続きが煩雑となるため、期間内の販売とさせていただきます。技術書典17オフラインの開催中の11/2〜11/17と、BOOTHでの販売は2024年内を目処とさせていただきますのでご了承ください。BOOTHの商品ページはこちら

takuros.booth.pm

ITエンジニアでガジェット好きの私が、Amazonプライムデーでお勧めするもの

 こんにちは、佐々木です。
1週間前から、SNSのタイムラインでAmazonプライムデーの商品が溢れてきて、そわそわしてる人も多いのではないでしょうか。私もそうです。

 せっかくの機会なので、ガジェット好きの一人としてAmazonプライムデーのお勧めの品を紹介しようと思います。奇をてらったものを紹介するつもりもないので、どっかで見た奴やんと思った人は、その感想とともにSNSで呟いてくださいw

最初に設定するもの(ポイントアップキャンペーン最大15%還元)

プライムデーで、最初にする設定としてはポイントアップキャンペーンへの申し込みです。キャンペーンに応募するだけで、2024年6月25日(火) 14:00 ~ 2024年7月17日(水) 23:59の間のポイントアップがされます。

amzn.to

もう既に買っちゃったという人もご安心ください。後からでも有効な部分もあるようです。


Amazon Echo

 プライムデーで買うものと言ったら、Amazon Echo
50%近い値引き率で販売されています。実際のところ、私はEchoをプライムデー以外で買ったことはないです。(初代をアメリカで買った以外には)
Echoもいろいろな種類がありますが、個人的にはディスプレイ付きがお勧めです。スマートディスプレイというタイプになりますが、お勧めは次の2種類です

Echo Spot(2024年発売)

 今回のプライムデーで新発売したEcho Spotの最新版です。
画面が半分になって、スピーカー部分が拡張されています。音質アップを狙った製品でしょう。

定価11,480円のところ、48%オフで5,980円

Echo Show 5 (エコーショー5) 第3世代

 ディスプレイが大きなタイプがEcho Show
その中のエントリーモデル(廉価版)が、Echo Show 5です。

定価12,980円のところ、46%オフで6,980円

 ディスプレイが大きく使いやすいです。今回私は、キッチン用と子供の部屋用に2台買いました

スマホのワイヤレス充電器(Qi認証)

 今までスルーし続けてきたスマホのワイヤレス充電器
今回、遂に買いました。Qi認証の前提のもと、何かあったらすぐ交換してくれるAnkerの中から探しました。
立てかけて使えるようにスタンドタイプを選びました。色は黒と白があって、何故か黒の方が定価が安く、プライムデーの対象商品

定価2,499円のところ、20%オフで1,990円
※白だと2,890円

庶民のAirTag Ankerの紛失防止トラッカー

 海外出張をする機会が、最近再び増えてきました。
コロナ禍前に比べて、空港のオペレーションも低下しているのか、ロストバゲージの頻度が上がっているようです。
対策として、庶民のAirTagこと、Anker Eufy Security SmartTrackのキーホルダータイプを購入して家の鍵につけるようようにしました。(普段は鍵につけておいて、海外出張時にスーツケースにつける運用)
これがなかなか良いので、財布用にカードタイプのものを今回購入しています。

定価3,999円のところ、33%オフで2,690円

大容量モバイルバッテリー

 既に購入しているので、今回は買っていませんが、プライムデーでのお勧めの1つは大容量モバイルバッテリー。
ちょっとした外出時ではなく、出張やイベントでガツンと外出するときに、PC含めて充電できるのでお役立ちです。
何が良いかというと、結局Anker製品。流派としては、充電器一体型のAnker 733と独立型のものがあります。
私は取り回しがしやすい、独立型を選んでいます。充電状況や残容量がディスプレイに表示されるのが、思った以上に便利です

定価24,990円のところ、24%オフで18,990 円

これと、薄型の充電器をセットで持ち歩いています。薄型のものは新しいモデルは最近でておりません。
自分が使っているのは、4年前のモデル


出張時の持ち歩きセットについては、このあたりに書いています
blog.takuros.net

電動式昇降デスク FLEXISPOT E7B

これも過去にかったので、今回は購入していません。
FLEXISPOTの足だけモデル。天板は、ホームセンターで買うと随分安くつくれます。
E7モデルを推す理由としては、足が3段階に昇降するところ。かなり低くまで設定できるので、それが便利です。

定価57,000円のところ、30%オフで39,900 円

導入の顛末はこちらです
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アプリ切り替え Elgato Stream Deck MK.2

 今回紹介している中で唯一まだ買っていないのが、ストリームデック
これアプリ切り替えのスイッチみたいなものですが、便利そうで欲しい。けど、ちょっと用途に比べて高いような気がする。
ということで、もう少し調べて買うかもですという商品

定価22,980円のところ、26%オフで16,960 円

まとめ

 こうやって値段をまとめてみると、末尾が990円とかギリギリ桁を一つ下げる割引率が設定されていますね。
Amazonプライムデーの担当者と、メーカーのギリギリの交渉が垣間見れるようで、少しおもしろいです。
ということで、物欲まみれのブログエントリーでした。

2023年の振り返りと2024年の目標

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2023年の主な活動は、技術書を2冊と技術同人誌を2冊執筆しました。登壇は、AWS Dev Dayの物理登壇と、JAWSUGでリモートで2本です。またAWS Ambassadorは引退して、代わりにAWS Community Buildersになりました。一昨年同様に昨年も、へとへとになりながら何とかやっています。

16,17冊目の本の出版

 2023å¹´6月に出したのが、要点整理から攻略する『AWS認定 データ分析-専門知識』です。AWSを利用してデータ分析をすることのニーズは非常に高まっています。では、どうやって分析すればいいのか?その段階になると、各自思い思いやっていることが多いです。このあたりを体系的にまとめて、認定試験対策にもなる本を意図して執筆しました。

 AWSのデータ分析関係のサービスは非常に多岐にわたります。最初のガイドになるように、あまり不要な部分はバッサリと省略してコンパクトにまとめたつもりです。しかし、レビューをみていると「網羅性が低い」や「説明があっさりしている」などのコメントが目立ってなかなか難しいなぁというところです。誤字脱字が多いのは、本当にごめんなさい。

 そして、トドメがデータ分析専門知識が2024年4月に廃止とのアナウンスがありました。これは試験区分の再編成の布石だとは思うのですが、今後の増刷の可能性はほぼなくなるので悲しいですねぇ。

 17冊目の本は、AWS認定資格試験テキスト AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト 改訂第3版です。AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトの対策本ですが、遂に改訂の第三版まできました。それぞれの版ごとに、かなりの増刷を重ねているので(全然数えていないのですが)累計ではかなりの冊数になっています。

 第三版は全面的に構成を見直しています。そして中の文章も、かなり書き換えています。改訂部分は自分一人で担当したので、かなりの時間を要しました。そして、模擬試験は小西にお願いして、実践に即したものに仕上がっています。1回あたりの刷数がかなり多いのに早々に増刷されました。需要の大きさに驚くばかりです。
※執筆が遅くなったので、第二版で予定外の増刷が繰り返されました。関係者にはいろいろご迷惑をおかけしました。ごめんなさい

技術同人誌

 2023年は技術書典が2回ありました。今年は参加できる回は全部でる、そして出るからには新刊を出すと決めていました。その決意のお陰で、短編ですが、無事2冊出すことができました。

booth.pm

booth.pm

 まぁギリギリに出すと非常に高くつくということが解ったので、今年は計画的に出していきます。宿題として残しているのは、次の2冊です。

  • AWS Organizations本を書いて、IAM本3部作として完結させる
  • データ分析基盤本の完結作として、実装編を書く

 これ以外に、IAM本を英訳してKindleで出してみたいとか、それだったら少し改訂するかなど、やりたいことはいくつかあります。

執筆以外のアウトプット

 冒頭に苦戦した1年と言った通り、アウトプットの総量は不調でした。個人ブログで11本、会社ブログで11本と、合計22本のみでした。2022年に比べるとアウトプットが回復したものの、全般的に火力不足です。執筆の仕組みを再構築しないと、現状の余裕時間ではこれ以上は難しいと感じました。

2024年の目標

 まず、アウトプット関係で2024年中に実施予定の項目です。

  • 技術同人誌2冊、試験対策本2冊、他新規1冊、既存本の改訂2冊
  • Kindleの英語本を出す
  • 大規模イベント登壇2回、勉強会4回登壇
  • Twitterフォロワー 8,000人
  • AWS Heroを目指すために、実績づくり

 必要な時間を割り出してみると、現状ではとても足りません。決意だけしても仕方がないので、仕組みに落とし込みます。

  • スマホに費やす時間を短くする。アプリタイマーの設定と、寝室にスマホを持ち込まない
  • SNS等に時間を費やさない。FocusGuardで、ブラウザでながら見を禁止する
  • 執筆習慣を作るための仕組みづくり(メルマガを想定)
  • 平日日中の仕事を18時で終了にする仕組み(詳細割愛)
  • AWS Community Buildersの実績登録を月1で実施し、アウトプット量を定期的に確認する。
  • 年間の執筆計画の策定
  • 手帳を毎日つけて、予実管理と振り返りの習慣化

 毎日の振り返りと、月単位の振り返りをしっかりしていきます。

まとめ

 ここであげた書籍等のアウトプット以外にも、仕事やプライベートの活動、投資活動などやることは沢山あります。もう無理の効く歳ではないので、できる範囲で今年も1年過ごしていこうと思います。本年もよろしくお願いします。

『AWSの薄い本Ⅴ データ分析基盤を作ってみよう 〜性能測定編〜』を書きました

技術書典に連続出場するために、AWSの薄い本の新刊を書きました。「AWSの薄い本Ⅲ データ分析基盤を作ってみよう 〜設計編〜」の続きの位置付けで、性能測定をテーマに扱っています


内容

 題名の通り、性能測定をテーマに扱っています。と言っても、CPUやディスクの性能、あるいはデータベースのパフォーマンスといった一番基礎的な部分を避けて、S3・Athena・Glueを対象としています。なぜ、これらのサービスを選んだのか。それは、CPUやディスクといったローレイヤーのサービスだと、AWSが公開しているスペック通りに動きます。一方で、S3やAthenaについて、どういった性能なのか知らないという人が多いようです。
 S3は、オンラインから利用するオブジェクトストレージです。その特性から来る強みと弱みがあります。AWSでデータ分析基盤を作る場合、データレイクはS3を使います。本書で述べていますが、S3は大量の小さなファイルを扱うには向いていません。なぜそうなのか、実際に測定しながら解説します。そして、そのことから導き出されるデータ配置の戦略についての考え方を解説しています。

 実際的な測定以外にも、性能測定の必要性や観点・やり方なども解説しています。AWSを使っていると性能測定した上での設計をすることは少ないかもしれません。しかし、設計に対して根拠をもった説明をするには、重要なことです。

目次

第1章 制約とアーキテクチャの決定1
 1.1 機能要件と非機能要件
  IPの非機能要件グレード
 1.2 アーキテクチャ検討へのアプローチ
  IP非機能要件グレードの性能・拡張性要件
  性能測定をして裏付けをとる

第2章 AWサービスとその特性
 2.1 Amazon Athena
  Athenaの性能特性
  Athenaの料金体系
  Athenaのそのほかの考慮点
 2.2 Amazon Simpl Storage Service (Amazon S3)
  S3の性能特性
  S3の料金体系
  S3のそのほかの考慮点
 2.3 AWS Glue
  Glueの性能特性
  Glueの料金体系
  Glueのそのほかの考慮点

第3章 性能測定の方法
 3.1 性能測定の目的設定
 3.2 性能測定をするうえで、重要なこと
  測定の目的
  測定環境の平準化
  実際の環境に近づける
  複数回の測定
  メトリクスの取得
  外部影響を最小限に
  変更との比較
  分析する
 3.3 測定ツールをどうするか
  ディスク/ファイルシステムの性能測定
  ネットワーク測定
  カスタムツールの開発
  テストツールのまとめ

第4章 サービスごとの性能測定
 4.1 Athenaの性能測定
  Athenaの検証の目的
  Athenaの検証環境
  Athenaの測定結果
 4.2 S3のデータ転送の測定
  S3の検証の目的
  S3の検証環境
  S3の測定結果
 4.3 Glueの性能測定
  Glueの検証の目的
  Glueの検証環境
  Glueの測定結果

第5章 測定結果に対する考察
 5.1 性能測定で判明したこと
  Amazon Athena
  Amazon S3
  AWS Glue
 5.2 結果に対する考察
  今回の検証で確認できたこと
  検証できていないこと
 5.3 データ分析基盤の設計への指針

第6章 まとめ
 あとがき

感想

 最近の自分の仕事では、AWSのサービスの評価をじっくりするような事は、なかなかできません。今回、本を書くためにひたすら性能測定をしていると、昔を思い出して楽しかったです。地道な検証を繰り返していると、今のCPUやディスク・ネットワークなどの基礎的なインフラストラクチャーの発展ぶりや、それを組み合わせたAWSのサービスの凄さを改めて実感できました。
 今回検証できたのは本当にごく一部ですが、この手のは今後ライフワークとして定期的にやっていきたいなと思いました。そのためにも、AWSのクーポン欲しいなぁw

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