評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
有効恋愛求人倍率
ここのところいかにも真面目な話題が多いので、少し柔らかめの話をしましょうか。元データはネット専業で格安生命保険を販売するライフネット生命保険の調査レポート「婚活に関する調査」(http://www.lifenet-seimei.co.jp/newsrelease/index.html)ですが、「有効恋愛求人倍率」というものを計算してみました。(ネーミングとしては「有効求愛倍率」の方がいいと思いますが、既に書いた原稿で使ったので、このエントリーでは「有効恋愛求人倍率」にしておきます)
この調査レポートは20代、30代の独身男女1000人に対して「肉食系」(恋愛に対して能動的。自分から意思表示できる)「草食系」(恋愛に対して受け身。自分から言いたいことが言えない)という区別を導入して、この区別に関する自己認識、相手に求めるタイプ、将来の結婚への自信、「婚活」(結婚するための活動)のあれこれなどを訊いたものです(「ITメディア誠」でも取り上げてみました。http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0904/02/news011.html)。
先ず、調査対象男女の自己認識として、「草食系+どちらかといえば草食系」が男性(「草食男子」)75.6%、女性(「草食女子」)74.2%いて、「肉食系+どちらかといえば肉食系」がそれぞれ100%から引いた残りだけいます。
次に、たとえば「草食男子で相手に草食女子を求める比率」(求職側)と「草食女子で相手に草食男子を求める」(求人側)の数字を求めて、後者を前者で割って「草食女子を求める草食男子の有効恋愛求人倍率」を求めます。
この場合、(自分は)草食男子で(相手に)草食女子を求める人は229人(調査対象全体は男性500人)いて、草食男子を求める草食女子は129人しかいないので、有効恋愛求人倍率は0.56倍ということになります。(大まかにいって男性は草食系女性を求め、女性は肉食系男性を求める傾向があります)
このようにして求めた、2(性別)×2(自分のタイプ)×2(相手に求めるタイプ)=8通りの「有効恋愛求人倍率」は、以下のようになります(小数第3位四捨五入)。
(自分のタイプ)→ (求める相手) 有効恋愛求人倍率
・ 草食男子 → 草食女子 0.56倍
・ 草食男子 → 肉食女子 0.28倍
・ 肉食男子 → 草食女子 3.61倍
・ 肉食男子 → 肉食女子 1.60倍
・ 草食女子 → 草食男子 1.78倍
・ 草食女子 → 肉食男子 0.28倍
・ 肉食女子 → 草食男子 3.63倍
・ 肉食女子 → 肉食男子 0.63倍
たぶん現実の恋愛成就率は有効恋愛求人倍率に自分の「持ち点」(残念ながら個人差があります)を乗じたものに比例するのでしょうが、顕著な傾向としては、積極的になると(つまり、肉食系になると)成就率が高いということが言えそうです。
漠然とこんなことではないかとは思っていましたが、私としては、もっと早くに知っておきたかった実用痴識でした。
この調査レポートは20代、30代の独身男女1000人に対して「肉食系」(恋愛に対して能動的。自分から意思表示できる)「草食系」(恋愛に対して受け身。自分から言いたいことが言えない)という区別を導入して、この区別に関する自己認識、相手に求めるタイプ、将来の結婚への自信、「婚活」(結婚するための活動)のあれこれなどを訊いたものです(「ITメディア誠」でも取り上げてみました。http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0904/02/news011.html)。
先ず、調査対象男女の自己認識として、「草食系+どちらかといえば草食系」が男性(「草食男子」)75.6%、女性(「草食女子」)74.2%いて、「肉食系+どちらかといえば肉食系」がそれぞれ100%から引いた残りだけいます。
次に、たとえば「草食男子で相手に草食女子を求める比率」(求職側)と「草食女子で相手に草食男子を求める」(求人側)の数字を求めて、後者を前者で割って「草食女子を求める草食男子の有効恋愛求人倍率」を求めます。
この場合、(自分は)草食男子で(相手に)草食女子を求める人は229人(調査対象全体は男性500人)いて、草食男子を求める草食女子は129人しかいないので、有効恋愛求人倍率は0.56倍ということになります。(大まかにいって男性は草食系女性を求め、女性は肉食系男性を求める傾向があります)
このようにして求めた、2(性別)×2(自分のタイプ)×2(相手に求めるタイプ)=8通りの「有効恋愛求人倍率」は、以下のようになります(小数第3位四捨五入)。
(自分のタイプ)→ (求める相手) 有効恋愛求人倍率
・ 草食男子 → 草食女子 0.56倍
・ 草食男子 → 肉食女子 0.28倍
・ 肉食男子 → 草食女子 3.61倍
・ 肉食男子 → 肉食女子 1.60倍
・ 草食女子 → 草食男子 1.78倍
・ 草食女子 → 肉食男子 0.28倍
・ 肉食女子 → 草食男子 3.63倍
・ 肉食女子 → 肉食男子 0.63倍
たぶん現実の恋愛成就率は有効恋愛求人倍率に自分の「持ち点」(残念ながら個人差があります)を乗じたものに比例するのでしょうが、顕著な傾向としては、積極的になると(つまり、肉食系になると)成就率が高いということが言えそうです。
漠然とこんなことではないかとは思っていましたが、私としては、もっと早くに知っておきたかった実用痴識でした。
コメント ( 28 ) | Trackback ( 0 )
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「出会った女性に片っ端から声をかけろ」と
指南していました。
「彼女ができないのは告白回数が少ないから」
だそうです。
たしかに理想の女性と付き合えるかどうかは
別として、彼女はできると思います。
振り込め詐欺も同じ方法を使ってますよね。
なんか、そんなことを山崎さんの投稿を
読みながら思い出しました。
痴識→知識 です。
柔らかい話題を経済的手法で読み解く、山崎さんの真骨頂だと勝手に思っています。
楽天ブログにある山崎さんの人生相談が私は大好きでした。それを思い出します。できれば、人生相談を更新して欲しいですね
つまりは、人を愛しなさいということだと思います。
私の好きな言葉を二つご紹介します。
「愛してその人を得ることは最上である。愛してそ の人を失うことは、その次によい。」
(ウィリアム=M=サッカリ)
「人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在 だ。それでもなお、人を愛しなさい。」
(ケント=M=キース)
肉食女子 → 草食男子 3.63倍
入れ喰いですなぁ。
乏しい経験則から述べさせて頂ければ、そううだったなぁと(あくまで過去形です)納得できるものです。手当たり次第に声を掛けては自爆を繰り返すこともありましたが、成功したケースの殆どは、向こうから誘われていると感じ取って(あくまで主観です)のアタック(こくる?)でした。
今の上さんと成就したのも、誘われていると私が敏感に感じ取った結果でした(上さんは、誘ってないと否定しますが)私自身、そろそろ身を固めようと、考えていた矢先でもありました。そう考えだしたのは仕事が安定し、将来への見通しが立ったことが大きいように思えます。
今や適齢期の男性のうち4人に1人、女性なら2人に1人が非正規雇用だそうです。これでは、もっとアタックしなさいと、草食男性と草食女性にけし掛けたところで、その前提となる生活の見通しが立たないでは、気の毒な時代ではありますね。
大真面目に論ずるのはちょっとあほらしいけど、しかし実用できる点も確かにあるという…
女子的には、自分がどっちの種類かというより、とにかく草食男子を狙っとけば当たり率は高いようですね。
手段を選ばない人の中には手段を選ばないがゆえに短期的には成功する人もいますが、もう少し長い目で見ると、手段を選ばない人はほぼ確実に違法行為やら何やらで自滅し、長期的にはフェアプレーの人が報われているということです。
世の中はうまくできているものだと思います。
振り返ると、少なからず恥ずかしい思いをしてきました。人生と恥はセットですね。
肉食って言ったって、人の気持ちが分からなかったり、甲斐性がないからじゃないの、そこを直せと思ったあなた!図星です。就寝中のあなたの首を絞めてやりたいです。
もし、人気のない女を美しく見える才能なる物があったら是非肖りたいものです。
以前、そんな私のことを見兼ねた先輩の女性から、
「巻き髪の女に浮かれていると、ダマされるから気をつけて」
と言われたことが、忘れられません。
さて、KY承知で批判させて頂きますが、
①草食同士のカップルは論理的になりたたないのではないか。
②1対1ではない恋愛(二股、浮気など)がある以上、この数値は当てにならないのではないか。
という疑問があります。
科学的(?)調査でも裏が取れたということでしょうか。
しかし、肉食系でいるためにはエネルギーが必要なのですが、朝飯も食ってこない奴には無理でしょうなあ。肉食系-朝食摂取の相関関係が有ったりして…
しかし、「女性の肉食系」は、ターゲットが草食系男子なら本性そのままでいいわけですが、肉食系の男子を好む肉食系女子の場合、相手の様子によっては草食系のふりをした方が成果があがりそうです。この使い分けには高度な習熟を要するかも知れません。
>積極的になると(つまり、肉食系になると)成就率が高い
このような文言に対しては、「※ただし、イケメンに限る」と切り返すのがネット上の(ごく一部の)礼儀だとか。
閑話休題、個人的な観察例を回顧して見るに、恋愛には、美形、金持ち、高給、高学歴といった美点を一つ以上有する高スペック男性(女性)が複数の異性を独占する「勝者総取り」的な事例が珍しくないように思えます。
このような事例は、「有効恋愛求人倍率」と整合性が取れるものなのでしょうか?
馬鹿馬鹿しい。
上からの流れもしょうもなさとキモさ溢れる、何とも言えない臭いが漂っていますね。
いらっしゃいませ。
たぶん、推定恋愛成果=自分の恋愛持ち点×有効恋愛求人倍率、でしょうから、「勝者の総取り」と有効恋愛求人倍率は意味的に両立します(まあ、暇つぶしの話題なのですから、気楽に考えてください)。
しかし、現実の成果を見ても、有効恋愛求人倍率の指標としての有効性については定かな結論が出ないことが多いでしょう。
ファイナンスでいうとCAPMが実証的に否定されるたびにベータ値の推計方法のせいにできたように、有効求人倍率も、否定的なデータが出てきた場合には、個人の持ち点のせいにすればいいということになります。
もっとも、少なくとも男性の場合、肉食系の優位は圧倒的であるように思えます。
の倍率とかがきになるところですな(´・ω・)
ただ、女性に肉食だの草食だのというとその言葉の響きも含めて、セクハラだと言われても仕方ないかもしれませんね。
肉食だろうと、草食だろうと、雑食だろうと、
ここで屁理屈こねてる連中は、
気持ち悪がられてるから。
同性間の肉食・草食に関する数字は知りませんが、「マイクロトレンド」(マーク・J. ペン、E.キニー ザレスン著。翻訳はNHK出版社から)という本によると、アメリカでは、適齢期男女の中で、男性の同性愛者が男性人口の6%いるのに、女性の同性愛者が3%しかいないため、適齢期の女性が大規模に余る現象が起こっているらしいです。この本は、これ以外にも面白いデータがたくさん載っています。
有効求愛倍率というネーミングは分かり易くて良いと思います。
肉食系男子に負けたくない今日この頃。
草食系良質女子
肉食系悪質女子(やたらに多い)
肉食系良質女子
草食系天然男子 (民主党に多い)
草食系理性派男子
肉食系悪質男子 (最近多い)
肉食系ガテン系男子
肉食一般的男子 (昔の男)
この記事によると既婚のようです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090430/193397/?P=3
転職関係の内容の物も含め、貴方の著書は数冊読ませて頂いておりそのお人となりに以前より非常に興味を抱いておりました。
そこで唐突で恐縮ですが「貴方は本当に男らしい方だ」と思いました。そう思った理由はいろいろあるのでいちいち書きませんが絶対にそう思います。
これからも応援していますので是非ご活躍のほどを。http://www.designer-handbags-jewelry.com htyht