杉浦　ひとみの瞳

「 大阪市：市長選での組合作成リストは捏造　市交通局が発表」という記事が３月２７日に毎日新聞に報道されました。

　過日、大阪市交通局職員でつくる「大阪交通労働組合」（大交）が昨年の市長選で平松邦夫前市長の推薦人紹介カードの配布リストを作成したと指摘される問題がありました。
　このリストについては、「大阪維新の会」所属の杉村幸太郎市議が先月、内部告発で入手したとして市議会などで「交通局と組合が組織ぐるみで市長選に関与していたことを裏付けるものだ」と追及しました。


ところが、市交通局は２６日、このリストは３０代の男性非常勤嘱託職員（非組合員）が選挙後に捏造（ねつぞう）したものだったと発表しました。

この件については徳岡宏一郎さんのブログにくわしく掲載されています。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/9463e5e619aeeb62482ea1df165b370b

このねつ造リストの存在も、組合活動などに対する問題として、２月の橋下大阪市長の問題のアンケート（政治活動の自由、組合活動の自由、内心の自由に関わるようなアンケート）につながったのではないかと思いますが、
きっかけをねつ造して市民の自由の制限を正当化していくという構図にみえてきます。

権力の危険な行使である可能性がある事件なのに、市民にわかりやすく伝えられないことは問題だと思います。