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人間 対 グラインダーマン MUSTANG the ONE 

2007-10-03 02:57:03 | Weblog


10年くらい前、誰でもピカソから始まったアーティスト、
グラインダーマンの大阪公演「MUSTANG the ONE」を見てきました。

NAMURA ART MEETING、本公演、closing partyと、
3回も見たんですが、全部思い切り内容が変わってて驚きました。
逆に「変えていいんだ」と目からうろこが落ちました。


▲まさに工場。船もある。

場所は名村造船所跡地というところで、
今回パフォーマンスする舞台も100mくらいある倉庫。
ネタばれは嫌なので詳しくは書きませんが、
客席などはなく、お客さんは移動しながら
巻き込まれる形でハプニングを目の当たりにします。


▲公演前の様子。だんだん変な雰囲気に。

演者は狂った踊りをしながら平気で当たって来るので、
常にすごい緊張感がありましたが、そんな異常な状態でも、
グラインダーマンのリーダー タグチヒトシ氏だけ
普通に笑いとってくるからそこでバランスがとれていました。

常々「変な不安があったら笑いにならない」と考えてましたが、
グラインダーマンはわかっていました。エンターテイメントの間合いです。

「やつらがこっちに来ないわけではない」という暗黙のルールが、
客席と舞台の境界線をなくし、演者と自分が肉体VS肉体の関係となったのを感じました。



しかしそんな素晴らしいグラインダーマンことタグチヒトシ氏ですが、
10年前と比べて、大分おでこのあたりが広くなっておられ、
やはりアートを研ぎ澄ますにはそれなりの年月が必要だと知らされました。
そして僕も「フサフサなうちに頑張ろう」と決意を新たにしたのでした。
これをヘアーリミットと呼ぼうと思います。


(あと、ヤノベケンジさんの回に目をキラキラさせて質問したのは私です。)

カステラA