ひんやりとした冷気が身体を包む寒い日が関東地方でも続いている。年金記録問題と「肝炎訴訟」の和解拒否で支持率を下げた福田内閣は、年明け早々の株価下落に見舞われ、さらに中旬になって「世界同時株安」に襲われながら、有効な経済対策を打つことが出来ないでいる。小泉「構造改革」の嵐で格差社会は荒涼とした生活破壊をもたらしている。75歳以上の高齢者を囲い込んで年金から保険料を天引きしようという後期高齢者医療制度は、「早く死ねということか」「痛みにだけ耐えて棄てられるのか」という呪詛が渦巻いている高齢者の生活をより悪化させる。今日、タクシー会社の労働組合の旗開きに出かけた。ここで聞いた話はショックだった。「今年に入って職場の仲間が亡くなりました。あれ、仕事に顔を見せないなと思って、同僚がアパートに見に行ってみたらすでにこと切れてきたということです。医者の診断では『凍死』だったそうです……皆さん、健康には気をつけて下さい」栄養失調で身体が弱っていたのだろうか、タクシー運転者は朝から24時間乗務する苛酷な仕事であり、全産業別(男子)で最低の賃金となっている。 . . . 本文を読む
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