さらさら録

日々のさらさらの記録

実はむずむず脚症候群だった話

わたしの睡眠妨害三大要素は、中途覚醒・金縛り・むずむず脚症候群である。


むずむず脚症候群。
名前がとても有名なのと、「足を虫が這いずりまわるような違和感」という表現で有名なアレ。実は、これを数年来患っていたのに、さっぱり気がついてなかった。

というのも、わたしのむずむずは「伸びかけたムダ毛に髪の毛が絡んでへばりついているような違和感」だったのだ。肌が弱くてあまりムダ毛処理できないんだけど、そこに髪の毛が絡むことがたびたびあって。そんな感じの違和感で足をもぞもぞさせて入眠ができなかったり起きたりということに悩んでいた。
本人は頑なに伸びかけたムダ毛に毛が絡んでいると思い込んでいるので、手でふくらはぎを払ったりするけどやっぱり違和感は取れない。ムダ毛を処理しても、今度はムダ毛がない分ダイレクトに皮膚がシーツに当たって気持ち悪い*1。払っても払っても髪の毛が取れなくて、肌の内側に髪の毛が貼り付いてもぞもぞしているような感覚。
だけど、よく言われる「虫が這ったような」だとか「ちりちり」だとか「うずく」感覚ともまた違っていて悶々としていた。
かくして、脚に違和感を抱えたまま数年を過ごしていたのだ。

それが判明したのは、定期通院している精神科に行ったときだ。
「最近眠れてる?」と聞かれて、「もう数年になるんですけど、なんか脚に髪の毛が貼り付いてる気がしてもぞもぞするんです」と言ったら「それむずむず脚症候群だよ」と言われた。え?と思う間に「夕方から夜にかけて起こる?じっとしてると起きる?動くとよくなる?鉄分足りてる?*2」と聞かれ、「はい」と答えていたら「よく効く薬があるから」と寝る前に1錠薬を処方された。
それを飲み始めてから、ぴたーっと止まった。嘘みたいに。
そして、夕方になると仕事中でも脚が落ち着かなくて無駄に立って歩いたりするのも止まった。

むずむず脚症候群。
名前と「虫が這ったような」という表現がひとり歩きしてしまっているけど、睡眠に障害を来すほど脚に違和感があったら、疑ってみたほうがいいかもしれない。muzumuzu.com
ちょっとした違和感でも、よく眠れないということはそれだけ睡眠の質を下げることになるので、違和感で片付けずに受診してみるのもいいかもしれない。
快適な睡眠、とっても大事。

*1:腕にしろ脚にしろ、ムダ毛処理した当日って繊維がダイレクトに触れるので気持ち悪い。わたしだけだろうか

*2:鉄欠乏性貧血だと起こりやすいんだそうだ

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