長男の裕太君（左）、二男の俊介君（手前）と談笑するサノフィ・アベンティス社員の加藤秀樹さん 仕事と生活の調和を目指す「ワークライフバランス」の取り組みが広がり、社員が休みを取りやすいよう、ユニークな休暇制度を導入する企業が増えている。子供の学校行事に参加するための特別休暇や、家族や恋人の誕生日などに休める記念日休暇、孫が生まれた際の「産休」など、私生活の充実に配慮する傾向がうかがえる。（経済部　大塚健次、写真も） 製薬会社のサノフィ・アベンティスは、看護や介護のための休暇や、ボランティア休暇に加えて、小学３年までの子供がいる社員には、入学式や授業参観日に有給で休める「ラ・メゾン休暇」を設けている。 営業係長の加藤秀樹さん（３８）は３月と４月にこの特別休暇を続けて取り、平日に行われた二男俊介君（７）の幼稚園の卒園式と、小学校の入学式に臨んだ。 加藤さんは妻と息子３人の５人家族。毎朝、千

最大20万円を支給　10時間未満の研修費に　大阪府 大阪府は、中小企業の人材育成を支援するため、従業員の研修に掛かる費用を補助する制度を立ち上げる。外部の教育訓練機関による研修を従業員に受講させた企業に対し、受講費用の２分の１、最大20万円を支給する。人手不足が顕著な運輸・建設業に関連する研修や、企業のニーズが高いデジタルスキルに関する研修の場合は、補助率を４分の３と手厚くし、支給額に上限を設けない。申請の受付は４月中に開始する予定。 補助対……[続きを読む] (外部ウェブサイトへ移動)