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「蒸し料理」のブームが続いている。外食では数年前に蒸し料理専門店が相次いで登場、その人気を受けて... 「蒸し料理」のブームが続いている。外食では数年前に蒸し料理専門店が相次いで登場、その人気を受けて蒸し料理を看板メニューにする飲食店が増加した。その一方で、シリコン製スチーマーやタジン鍋、土鍋用すのこなど、蒸し料理関連の調理器具が売れ行きを伸ばし、“蒸し料理専用調味料”も登場。家庭の食卓に上ることも増えてきた。 そんななか、食品メーカー各社が注力し始めているのが「蒸し料理の素」。フライパンに具材と一緒に入れればおかず一品が簡単にできる「総菜の素」の蒸し料理版といえる商品だ。 蒸し料理の最大の魅力は煮汁に栄養分やうまみが溶け出さないため、素材の味、香り、風味がギュッと凝縮された素材本来のおいしさが味わえること。しかも、油を使わないからカロリーが抑えられるうえに、蒸すことで野菜のかさが減り、野菜を大量に食べられるヘルシーメニューとしても人気だ。 煮物や焼き物ほどポピュラーな存在にならなかったのは