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物語の方向性にはいくつもあると思うが、プロット重視かドラマ性重視か、で、作品のタイプがだいぶ違っ... 物語の方向性にはいくつもあると思うが、プロット重視かドラマ性重視か、で、作品のタイプがだいぶ違ってくる。 俺がここでいうプロットとは出来事のことだ。事件の顛末。一方、ドラマ性とは人間の心理や関係性の変化のことだ。 1980年代にクサイとかダサイとかいってドラマ性を笑う風潮が出てきた。もちろん大衆レベルではドラマ性が軽視されるまでにはいたらなかった。クサさを笑いつつドラマ性が描かれ、あるいはクサさを回避する洗練化を通してドラマ性が描かれた。 しかし一方で、たしかにドラマ性を軽視する流れもあり、その流れのなかで、たとえば本格ミステリが復権し、ライトノベルが台頭してきた。市場傾向という文脈でいえば、小説全般の凋落とともに、マニアが書きマニアが買う、という「手堅い」市場性が評価されたともいえるだろう。これは小説にかぎらず、バブル後の長期不景気のなかでの大方の方向性にもいえることだ。オタク産業がどう
2011/06/27 リンク