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■「オリジナル」を覆す変化 文藝賞を受賞した長野まゆみのデビュー作で、20年もの間、読み継がれてき... ■「オリジナル」を覆す変化 文藝賞を受賞した長野まゆみのデビュー作で、20年もの間、読み継がれてきたロングセラー『少年アリス』の「改造版」である。 夜の学校に忘れ物をとりにいったアリスと蜜蜂(みつばち)は、誰もいないはずの教室で、不思議な授業が行われているのに気づく。しばらくのぞいていた2人は教師に見つかり、アリスは捕えられ、夜空に星や月をぬいつける授業に参加させられる。一方、逃げ出した蜜蜂は、犬の耳丸とともにアリスをさがしにもどる、という魅力あふれるストーリーだ。 宮沢賢治ともしばしば比較されるこの小説には、続編を待望する声が多く寄せられていたが、実現しなかった。しかし、20年の時を経て「続編」という発想自体を覆す斬新なアイデアが生まれた。それが「改造版」である。 旧版の特徴であった漢字の美しさに手を加えたとき、著者にも想像のつかなかった変化が起きたという。現在、著者は手書きではなくパ
2008/12/10 リンク