キリン、クラフトビール10年の反省　ヤッホーのエース招き新組織

キリン、クラフトビール10年の反省　ヤッホーのエース招き新組織

「会場で『取れたて』の熱い口コミを、すぐに次の注文者が参考にできたら面白いよね」。 2024年11月中旬...概要を表示 「会場で『取れたて』の熱い口コミを、すぐに次の注文者が参考にできたら面白いよね」。 2024年11月中旬、キリン本社の会議室は異色のイベントの準備で盛り上がっていた。同年12月4日から5日間のみ、JR渋谷駅近くに開く「クチコミで味わうビアバー」だ。 「今日の1杯」はあえて銘柄伏せる メニューを伏せて、計9種類のクラフトビールを提供する。来場者は他の参加者が壁に貼ったクチコミを頼りに、自分好みの「今日の1杯」を決める。味わった後は自らもステッカーに感想を書き、次の来場者につなげていく仕組みだ。 キリンやヤッホー、銀河高原ビールなどがクラフトビール（300ミリリットル、1回500円）を提供する。飲んだ後に「種明かしキット」を通じ、参加者の記憶に残る体験にこだわる。 運営は、堀口英樹社長の肝煎りで24年10月に発足した「クラフトビール事業部」の面々だ。これまで営業や企画、マーケティングなどの各部