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いまSIerは、何を仕込んでいるのだろうか。火種か希望か。景気は底を打ったようだが、雇用情勢の悪化な... いまSIerは、何を仕込んでいるのだろうか。火種か希望か。景気は底を打ったようだが、雇用情勢の悪化などに引きずられて二番底の懸念がある。ユーザー企業のIT投資もそろそろ動き出す気配もあるが、まだまだ渋いのが実情だ。SIerにとっては厳しい時期が続くなか、経験則ではこんな時に将来の大きな火種を仕込む。今回はどうだろうか。 実は、SIerの業績にも二番底というのがあった。最初の底はちょうど今。開発案件が減り、売上が落ちる。個々の案件でのSE単価が下がり、SE稼働率も落ちるから利益も下落する。オーソドックスな業績不振である。一方、二番底は景気回復期に発生する。経営者が「予想もしなかった」と絶句する大失敗プロジェクトが表面化し、業績を大きく下方修正する。これがSIerの業績における二番底だ。 もし従来通りなら、SIerはこうした火だるまプロジェクトは今ごろに仕込む。既存顧客の開発中の案件が減り、不
2009/07/21 リンク