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「小沢一郎氏も無類の鳥好きですけど、どちらも孤独そうで、なぜか似たようなタイプに思える」(政治部... 「小沢一郎氏も無類の鳥好きですけど、どちらも孤独そうで、なぜか似たようなタイプに思える」(政治部記者) また渡辺氏は劇団女優の夫人と結婚して以来、生涯浮気は皆無。晩年は認知症を患った妻を介抱し、キスやハグを日常にしていた愛妻家の一面もあった。 東京大学哲学科卒のインテリで、戦後は共産党員として活動。読売新聞入社後は保守・右派の論調に転じたが、自身の戦争体験から終生「戦争、絶対反対」を唱えた論客であった。 カントやニーチェなどの哲学書、ドレイクの詩集を愛する読書家でもあり、自身の最期にはベートーベンをかけてほしいと願ったクラシック通。多方面で該博な知識は周囲を魅了した。 「もう一度生まれ変わるとしたら、新聞記者をやりたい。もう一度駆け出しから現場の記者をやりたい」 最晩年にこう語った渡辺氏が、世間の悪評とは裏腹に、筆者には愛すべき人のように思えたのだった。合掌。 ■中村竜太郎(なかむら・りゅ
2024/12/26 リンク